ひろゆら

AI・テクノロジー

安さで広がる中国製AI、米企業のトークン利用の3〜4割超を占める

米企業が使うAIのうち、中国製モデルが処理するトークンの割合が3〜4割台まで上がっている——。経済メディアのCNBCが7月7日に公開した調査報道で、そんな数字が示された。開発者向けにさまざまなAIモデルへの窓口を提供するプラットフォーム「O...
AI・テクノロジー

「実際に目にするネット文章」の多くがすでにAI生成という調査

私たちが毎日ネットで目にしている文章のうち、けっこうな割合がAIに書かれたものらしい——。AI文章の検出を手がける米Pangram(パングラム)が、そんなデータを公開した。テクノロジーメディアの404 Mediaが2026年7月9日に報じて...
数学

ドーナツ型の発見が150年の数学の常識をくつがえす

曲面のすみずみまで測れば、その形は一つに決まる——長いあいだ、多くの数学者がそう考えてきました。ところが、閉じたドーナツ型に限っては、それが成り立たない場合があるとわかりました。各点での測定データがまったく同じなのに、全体としては別物の形が...
自作アプリ

「てくてくAI Pro」登場!好きなAIモデルをダウンロードして使える、ローカルAIチャット

以前ご紹介した「てくてくAI」に、待望の上位版「てくてくAI Pro」が登場しました。いちばんの違いは——AIモデルを自分でダウンロードして増やせるようになったこと。標準搭載のモデルだけでなく、用途やパソコンのスペックに合わせて、好きなモデ...
医学・健康

クレアチンが樹状細胞にエネルギーを補給、がんと戦う免疫を底上げ

筋トレをする人にはおなじみのサプリ、クレアチン。その主役はずっと筋肉だと思われてきました。ところが最近のUCLAの研究で、クレアチンが免疫の“司令塔”にあたる細胞にエネルギーを補給し、がんと戦う力そのものを底上げしているらしい、という意外な...
テクノロジー

層を積まない3Dプリント「VAM」。液体樹脂に光を当てて立体を一気に生む

いまの3Dプリンターの多くは、薄い層を下から一枚ずつ積み上げて立体を作る。この「積層」というやり方には昔からの弱点があって、宙に張り出した部分を支えきれなかったり、層と層の境目からはがれたりする。これに対して、液体の樹脂に光を当てて“かたま...
科学・宇宙

太陽の最期を、地球は生き延びるかもしれない

遠い未来、太陽が大きくふくらんで地球をのみ込む——そんな“地球最期の日”のイメージは、長いあいだ語られてきた。ところが新しいモデル研究は、太陽が最期に大きくふくらんでも、地球はのみ込まれずに済むかもしれない、と示している。ベルギーのルーヴェ...
科学・宇宙

宇宙ごみを「網」で捕まえて再利用——中国が示したネットメンブレン構想

地球のまわりを回る宇宙ごみ(デブリ)を、網で捕まえて大気圏に落とす——。使い古された衛星やロケットの残骸をどう片づけるかという問題に対して、「網」というアイデアはくり返し提案されてきた。中国の研究チームが、その網をこれまでで最も細かく練り上...
科学・宇宙

JWSTが暴く「隠れた銀河合体」——巨大銀河が早々に星づくりをやめた理由

初期宇宙にある巨大な銀河のなかには、思っていたよりずっと早く星づくりをやめてしまったものがある。長いあいだ理由がわからなかったこの謎に、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が一つの答えを出した。おだやかに見える銀河の姿の奥に、過去の激...
科学・宇宙

観測史上もっとも古いクエーサーを更新――ユークリッドが見つけた宇宙の夜明けの31天体

欧州宇宙機関(ESA)の宇宙望遠鏡ユークリッドが、宇宙が生まれてまだ8億年ほどしか経っていなかったころの古代クエーサーを、いっぺんに31個も見つけました。しかもそのうちの2個は、これまで人類が観測したどのクエーサーよりも古い、新記録の天体で...
科学・宇宙

アンドロメダの隣に、見えている星わずか46個の極小銀河が見つかった

アンドロメダ銀河の周りに、これまで見つかった中でも指折りに暗い矮小銀河が見つかった。どれくらい暗いかというと、今回の観測で星として数えられたのは、わずか46個。ふつうの銀河が数百億から数千億の星を抱えることを思えば、桁がまるで違う。名前は「...
科学・宇宙

5000年前のフランス巨石墓が語る「入れ替わった人々」——DNAが示す人口崩壊と大移動

フランスの巨石墓に葬られた132人のDNAを調べたら、ある時期を境に、埋葬された人たちのあいだの血のつながりがぷつりと途切れていた——。同じ墓を使っていたのに、前の時代の人々と後の時代の人々は、まるで別の集団だった。壊滅的な出来事のあとで、...
化学・生命の起源

32億年前の酵素を”復元”――地球最初期の生命と、その痕跡の読み方を確かめる

32億年前に使われていた酵素を"復元"して、現代の微生物の中で働かせた——そんな研究が発表されました。しかもそれによって、岩石の中に残る「大昔の生命の痕跡」を読み解く手がかりが、ちゃんと信頼できるものだと確かめられました。地球にまだ単純な微...
医学・健康

テイクアウトの塩分、表示より多かった——半数が「メニューと実際のズレ」

持ち帰りで買った料理の塩分が、メニューに書いてある値よりも多いことがある——それも、半数近くで。イギリスの大学がテイクアウト料理を実際に測ってみたら、そんな結果が出ました。中には一皿で一日分の塩分をこえるものも。しかも意外なことに、いかにも...
医学・健康

注射なしの飲み薬で6〜8kg減——オルフォルグリプロンと経口セマグルチドの直接比較

注射に頼らず、飲み薬だけで。しかもこれまで出ていた飲み薬より、体重も血糖もよく下がった——。イーライリリーが開発中の新しい肥満・糖尿病の飲み薬「オルフォルグリプロン」が、大規模な臨床試験で、いま市場にある経口タイプの薬(経口セマグルチド)を...
テクノロジー

注文できる防災シェルター「LifePods」、防弾・耐水をうたう新型カプセル

災害への備えといえば、これまでは地面に埋めるシェルターや、自分でこつこつ組み上げる防災設備が中心でした。フランスのスタートアップ、Momentum Technologiesが公開した「LifePods(ライフポッド)」は、その発想を少し変え...
AI・テクノロジー

トマト一株のために、4つのAIが会議する自動農園

トマトを一株育てるだけなら、鉢と土と水やりで足ります。ところがドイツのGerd Nicolayさんが作ったのは、照明も水やりも見守りもすべて自動化し、しかもインターネット越しに今この瞬間、世界中の誰でも様子をのぞけて口まで出せる室内トマト農...
AI・テクノロジー

Amazon、人力タスクの草分け「Mechanical Turk」を実質終了へ——AIが吸い込む「人の細切れ仕事」

Amazonが、細切れの作業を世界中の人に少額で発注できるクラウドソーシングサービス「Amazon Mechanical Turk(MTurk)」の新規受付を、2026年7月30日で止める。サービスのトップページには、その日から新規顧客の受...
医学・健康

大気CO2の上昇、人の血液にも表れていた

大気の二酸化炭素(CO2)が増えている、という話はよく聞きます。気候変動の原因として語られることがほとんどですが、その影響は空の話にとどまらないかもしれません。オーストラリアの研究チームが、過去20年あまりのアメリカ人の血液データを調べたと...
宇宙・天文

宇宙は“どの向きも同じ”ではない? 宇宙論の大前提を揺らす「双極子異常」

「宇宙は、大きく見ればどの方向も同じ」——これは現代宇宙論がよりどころにしている、いちばん根っこの前提だ。ところが、はるか遠くにあるクエーサーや電波銀河の分布を数えてみると、その前提とうまく噛み合わない「かたより」が見つかっている。宇宙双極...
宇宙・天文

中国の天問2号、地球の“準衛星”カモオアレワに到達――10億kmの旅の末に

中国の探査機・天問2号(てんもん2ごう)が、地球の“準衛星(じゅんえいせい)”と呼ばれる小さな小惑星にたどり着きました。約10億km、400日をかけた旅の末に、目標天体の20kmほど手前まで近づいたのです。準衛星と呼ばれるタイプの天体に探査...
科学・宇宙

手のひらサイズの結晶に「量子もつれ」——シュレーディンガーのアリ塚が示したもの

量子もつれというと、原子や光1個といった、目には見えない極微の世界の話だと思われがちです。ところがウィーン工科大学(TU Wien)のチームが、手のひらに乗る1センチほどの結晶の中に、その強い兆候を直接とらえました。「量子の不思議は小さな粒...
科学

ネアンデルタールの“恋物語”は、DNAが語っていない

「ネアンデルタール男性は、ホモ・サピエンスの女性を好んだ」——2026年のはじめ、そんな見出しがいくつもの媒体を駆けめぐった。スペインのEl Paísは「選んだ」と書き、National Geographicは先史の「ロミオ」を思い描き、英...
科学・生物

マルハナバチは、ミツバチの最大7倍も有害金属をためこむ

同じ庭で、同じ花を回っている。それでもマルハナバチは、すぐ隣にいるミツバチより最大7倍も多くの有害金属を体に取り込んでいた——ケンブリッジ大学が、そんな差を見つけました。しかも汚染がひどい工業地帯の話ではなく、土の金属汚染が少ないとされる田...
医学・健康

教科書は間違っていた? 髪は「押し出される」のではなく「引き上げられる」

髪は根元でつくられて、下から上へ押し出されて伸びていく——学校の理科でも、たいていの本でも、そう説明されてきた。毛の根っこにある工場で新しい細胞が次々に生まれ、古い細胞を上へ押し上げていく。ベルトコンベアのようなイメージだ。ところが、生きた...
医学・健康

腫瘍にすむ細菌をヒントに——がんのエネルギー工場を止めるペプチド

がんの腫瘍の中には、じつは細菌がすみ着いていることがあります。イリノイ大シカゴ校(UIC)の研究チームは、その細菌が持っていたタンパク質をヒントに、がん細胞のエネルギー工場を止めてしまう薬をつくりました。前立腺がんのマウスで、放射線とあわせ...
医学・健康

発症したばかりの1型糖尿病を、幹細胞でマウスで巻き戻す

発症したばかりの1型糖尿病を、マウスで逆転させた——そんな報告が出ました。米サウスカロライナ医科大学(MUSC)のチームが、手を加えた幹細胞を1回入れることで、血糖をコントロールするのではなく、糖尿病そのものの原因に働きかけて病気を巻き戻し...
医学・健康

コカイン“一度きり”で、脳細胞のゲノムに残る変化

コカインをたった一度使っただけで、脳の細胞のゲノムに二週間以上残る変化が刻まれる——マウスでそんな結果が出た、という報告が出ています。ふだん依存の研究では「くり返し使ううちに脳が変わっていく」という流れが語られますが、今回わかったのは、初回...
テクノロジー・エネルギー

約10ドルの分光計が「ラボ級」の精度——手のひらサイズで光の成分を読む

物質を光で調べる「分光計」は、化学の分析には欠かせない道具です。ただ、精度の高いものは机を占領するほど大きく、値段も張るのがふつうでした。その分光計を、数センチ角・約10ドル(日本円で1,500円ほど)というサイズと価格まで小さくしながら、...
テクノロジー

熱を「プログラム」して覚えさせる——電源を切っても設定が消えない新素材の設計

熱には、やっかいな「決まりごと」がある。ある向き・ある波長で熱をよく吸い込む面は、同じ向き・同じ波長で熱をよく吐き出してしまう。吸うのと吐くのがセットになっていて、片方だけを都合よく変えられない。この結びつきを断ち切って、熱を吸い込む向きと...