医学・健康

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体の中でCAR-T細胞を作る——注射一本で試した16人の結果

注射を一本打つだけで、患者の体の中にCAR-T細胞ができた——そんな臨床試験の結果が、9月3日付の The New England Journal of Medicine に載りました。対象は、既存の治療では抑えきれなくなった神経の自己免疫...
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肺を移植したら、ピーナッツアレルギーも一緒についてきた——そして1年で消えた

肺の移植手術を受けた女性が、それまでなかったピーナッツアレルギーを発症しました。原因を調べていくと、肺を提供したドナーがピーナッツアレルギーを持っていたことが分かります。アレルギーが、臓器と一緒に引っ越してきたのです。カナダのトロントの医療...
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死んだ神経細胞のかわりを、脳のなかで作らせる——マウスで報告されたナノ粒子治療

アメリカ・サウスカロライナ大学の研究チームが、アルツハイマー病のモデルマウスにナノ粒子を注射したところ、巣作りや迷路の成績が持ち直したと報告しました。狙いは、失われた神経細胞を外から補うことではありません。脳のなかにもともといる別の細胞に、...
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「元NFL選手の93%にCTE」はどう読むか——論文自身が書いた推定幅18.5〜98.7%の意味

亡くなった元NFL(アメリカのプロフットボールリーグ)選手の脳を調べたら、93%超にCTE(慢性外傷性脳症)の兆候があった——。2026年8月25日に医学誌 The BMJ に掲載された論文の数字が、SNSで大きく広まりました。寄贈された3...
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痛みを感じない義足に「痛みの働き」だけを組み込んだセンサー

義足のソケット(脚をはめ込む受け口の部分)の内側に敷いて、圧力のかかり方を見張る「人工皮膚」のようなセンサーが発表されました。作ったのは中国・浙江工業大学のウー・ホアピン(Huaping Wu)氏らのチームで、論文は査読つきの学術誌 Cyb...
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粉になった血漿、常温で12か月——アメリカが初めて承認した「戻ってきた技術」

血漿(けっしょう)を粉にして、常温の棚に1年置いておける——そういう血液製剤が、アメリカで初めて承認されました。米国食品医薬品局(FDA)が2026年7月29日にライセンスを与えたのは、EZPLAZ(イージープラズ)という凍結乾燥血漿です。...
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深い眠りの脳波はアルツハイマー病の進行に何をしていたのか——オレキシンをめぐる3年間の追跡

2026年8月、医学誌Neurologyに、アルツハイマー病と睡眠の関係を3年間かけて追いかけた研究が掲載されました。カナダのコンコルディア大学が主導し、スペインのリェイダ大学がデータを集めた国際研究です。調べたのは、深い眠りのときに脳が出...
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減量後に痩せにくくなるのはなぜか——遺伝子の読み分け方に残る「肥満の記憶」

ダイエットで体重を落としたあと、以前より痩せにくくなる。この現象について、昭和医科大学などの研究チームが、脂肪組織のなかにいる免疫細胞にその原因の一端があることを報告しました。論文は医学誌「Science Translational Med...
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渦巻きの描き方でパーキンソン病を98.95%見分けたAI——ただし、調べたのは66人だった

紙に渦巻きを描いてもらう。それだけで、その人がパーキンソン病かどうかをAIが見分ける——そんな研究が、インドの計算機科学のチームから出た。掲載誌は Discover Computing、公開は2026年8月22日である。報告された精度は、う...
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油をよく食べるようになったマウス——視床下部のOPA1が担っていた役割

油っこいものを前にすると、量の加減がきかなくなる。この現象を、脳のなかのたった1個のタンパク質から説明しようとした研究があります。大阪公立大学の松村成暢教授らの研究グループが、マウスを使って調べた結果です。調べたのは、食欲のブレーキ役を担う...
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60年使われてきた糖尿病薬、効いていたのは肝臓ではなく腸だった

2型糖尿病の治療でまず選ばれることの多いメトホルミンという薬について、主な効き方を突き止めたとする論文が、今年5月に『Nature Metabolism』に掲載されました。米ノースウェスタン大学のZachary L. Seboさんらのチーム...
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元NFL選手の少なくとも4人に1人がCTE——ただし上限は97.7%

アメリカンフットボールの元選手の脳に、繰り返しの衝撃による病変が見つかる——という話は、ここ20年ほど何度も報じられてきました。ただ、そのたびに答えが出なかった問いがあります。「では、元選手の何割がその病気なのか」。2026年8月25日、医...
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モルヒネと同じ鍵穴にケタミンがはまっていた——凍らせて撮った六つの構造

ケタミンという薬があります。もともとは手術で使う麻酔薬で、痛み止めとしても、うつ病の治療薬としても使われている、少し変わった立ち位置の薬です。この薬がどうやって効いているのかについて、半世紀ちかく決着していなかった議論がありました。それに構...
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解毒剤のなかった貝毒に、ウシガエルのタンパク質が効いた

「貝にあたった」で済まない中毒があります。麻痺性貝毒(まひせいかいどく)です。食べておよそ30分で唇や舌がしびれ始め、重ければ全身が動かなくなり、呼吸が止まって死に至ることもある。日本でも毎年、ホタテやアサリの出荷が止められる原因になってい...
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世界初、ヒトの眼へのミトコンドリア移植——瞳孔は反応した、しかし視力は戻らなかった

自分の脚の筋肉から取り出したミトコンドリアを、目に注射する——そんな世界初の処置が、アメリカで行われました。マウントサイナイのアイカーン医科大学のDavid Putrino氏らのチームが、2026年8月に症例報告を公開しています。処置を受け...
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心不全の「世界共通の定義」が改訂――しきい値は恣意的だった、と作った本人たちが認めた

心不全の診断で長年ものさしになってきた「駆出率(くしゅつりつ)」という数字があります。心臓が1回の収縮で、中に溜まった血液の何パーセントを送り出せているかという割合です。この数字が何パーセント以下なら心不全、という線引きが世界中で使われてき...
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ロンドンの排ガス規制で子どもの肺の成長が改善——「規制が効いた」世界初の証拠

ロンドンで排ガス規制が始まったあと、市内の子どもたちの肺の成長が速くなっていた——そんな研究結果が、医学誌The Lancet Public Healthに2026年8月19日付で発表されました。クイーン・メアリー大学ロンドンを中心に、イン...
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心臓は詰まった血管の迂回路を自分で作る——その作り手は動脈ではなかった

心筋梗塞(しんきんこうそく)は、心臓の筋肉に血を送っている冠動脈が詰まって起きます。血が止まった先の心筋は、酸素も栄養も届かなくなって死んでいく。ただ、体のほうも黙って見ているわけではなく、詰まった場所を避けて血を回すための「迂回路」を自分...
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生まれた月の違いだけで、70年後のがんリスクが変わっていた——戦後イギリスの砂糖配給が残した記録

1953年9月、イギリスで戦後ずっと続いていた砂糖の配給制が終わりました。それから70年以上たった2026年、この「配給が終わった日」をめぐって、思いがけない研究結果が報告されています。配給の前後に生まれた6万4,761人の健康記録を比べた...
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臓器はそれぞれの速さで老いていく──血液から老け具合を推定するAIモデル

誕生日を数えれば、生きてきた年数は分かります。ただ、その年月を心臓や脳や腎臓が同じように過ごしてきたかどうかは、誕生日からは分かりません。同じ70歳でも、肝臓が若々しい人もいれば、実年齢より老け込んでいる人もいる——そういう「臓器ごとの歳の...
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1回の注射で変形性関節症が「治った」——数週間で関節が再生した動物実験

1回の注射で、すり減った関節が数週間かけて健康な状態に戻っていった——そんな動物実験の結果を、米コロラド州の研究チームが報告しました。対象は変形性関節症。痛みをやわらげるのではなく、傷んだ関節そのものを再生させる、という方向の実験的治療です...
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ドナー角膜1枚から400枚以上——レーザーで「印刷」する角膜移植、臨床試験へ

2025年10月29日、イスラエル・ハイファのランバム医療センターで、ひとつの手術が行われました。患者に移植されたのは、亡くなった方から提供された角膜——ではなく、実験室で培養した人の細胞から「印刷」して作った角膜の組織です。企業の発表によ...
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アルツハイマー病の脳から見つかった、血液がんと同じ変異

アルツハイマー病で亡くなった人の脳を調べたら、白血病やリンパ腫を起こすのと同じ遺伝子変異が出てきた——そんな報告が、2026年に医学誌『Cell』に掲載されました。ボストン小児病院とマウントサイナイ・アイカーン医科大学を中心とした研究チーム...
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砂糖を完全に断ったマウスで、血糖コントロールがかえって悪化した

砂糖を完全にやめたら、かえって血糖のコントロールが悪くなった——そんな実験結果が報告されました。クウェートのダスマン糖尿病研究所のチームが、2026年6月にシカゴで開かれた米国内分泌学会の年次総会「ENDO 2026」で発表したものです。先...
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娘の結婚式で心臓が壊れかけた——「幸せハート症候群」という珍しい病気

娘の結婚式に出席した数日後、65歳の女性が胸の痛みと息苦しさで病院に運ばれた——。カタールの医療チームがまとめた症例報告が、医学誌Oxford Medical Case Reportsに掲載されました。検査の数値は心筋梗塞そのもの。ところが...
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110歳を超えた人の血液には、がんを殺す免疫細胞が4倍いた——大阪大学が調べた超長寿者の免疫

110歳を超えて生きる人の血液には、がん細胞を殺せる珍しい免疫細胞が、ふつうの高齢者の4倍以上ふくまれていた——そんな研究結果を、大阪大学蛋白質研究所の橋本浩介准教授らのチームが発表しました。日本の超長寿者から直接採血して調べたもので、論文...
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果糖の「満腹信号」はなぜ弱いのか——脳は糖の種類を聞き分けていた

果糖とブドウ糖。どちらも身近な糖で、カロリーはまったく同じです。ところが、脳はこの2つをまるで別物として扱っていた——そんな研究結果を、米フィラデルフィアのモネル化学感覚センターのチームが報告しました。マウスの脳で空腹を駆り立てる神経細胞の...
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70代の運動比較で筋肉を守れたのはHIITだけ——ただし差は小さかった

オーストラリアのサンシャインコースト大学(UniSC)とクイーンズランド大学の研究チームが、平均72歳の健康な男女123人を対象に、運動の「強度」だけを変えて6か月間の変化を比べた試験の結果を報告しました。週3回・1回45分の運動を続けたと...
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症状ではなく「原因」に効く——武田のナルコレプシー治療薬、米国で承認

2026年8月5日、武田薬品工業は、ナルコレプシーの治療薬「オーゼイフル」(一般名:オベポレキストン)が米国のFDA(食品医薬品局)に承認されたと発表しました。ナルコレプシーの薬はこれまでもありました。それでもこの承認が大きなニュースとして...
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魚油のオメガ3は脳に届いていた。それでも認知機能は変わらなかった

オメガ3のサプリは、脳にちゃんと届いていました。それでも、記憶や思考のテスト成績はまったく変わりませんでした——。南カリフォルニア大学(USC)ケック医学校の研究チームが、365人を2年間追いかけた臨床試験の結果を2026年6月、医学誌eB...