医療・健康

医療・健康

世界のがんの8件に1件は感染から始まっている――5つの病原体と、防げるはずのがんの話

2024年に世界で新しく見つかったがんのうち、およそ8件に1件は感染がきっかけで起きていた。そんな推計が、2026年9月28日付で医学誌The Lancet Oncologyに載りました。まとめたのはWHO(世界保健機関)の外部組織である国...
医療・健康

カルシウムもビタミンDも骨折を防いでいなかった——69試験・15万人の解析が示したこと

骨を丈夫にするならカルシウム、そしてカルシウムの吸収を助けるビタミンD。ドラッグストアのサプリ棚に必ず並んでいる組み合わせで、年齢を重ねた人が骨折予防のために飲んでいる例はとても多いと思います。医師から勧められて飲んでいる人もいるでしょう。...
医療・健康

体外受精の子と自然妊娠の子、75人のゲノムを比べてわかったことと、まだわからないこと

体外受精で生まれた子どもは、世界で1000万人をゆうに超えます。最初の数日を培養液の中で過ごしたことが、その子のDNAに何か痕跡を残すのか――中国の研究チームが、ゲノムの中の「動く遺伝子」に注目してこの問いを調べました。結果は「体外受精で生...
医療・健康

新型コロナで入院した人の約半数で、体に眠っていた別のウイルスが目を覚ましていた

新型コロナで入院した患者のおよそ半数で、もともと体の中に潜んでいた別のウイルスが活動を再開していた——そんな調査結果が、2026年8月5日付の科学誌『Nature』に掲載されました。米国の20病院・1,154人の患者を最長1年間追いかけた研...
医療・健康

神経につながっていない筋肉が動き続ける——マウスで確かめられた「運動の効果」の正体

皮膚の下に、自分の筋肉から作った小さな筋肉のかたまりを埋め込む。それが勝手に拍動しはじめ、数か月そのまま動き続ける。埋めたマウスは全身の筋肉が増え、握力が上がり、骨密度まで高くなった——中国科学院動物研究所(北京)のチームが、2026年8月...
医療・健康

差が出たのは安全上限を超えた人だけ——ビタミンDと認知機能の研究の読み方

「ビタミンDのサプリを多めに飲んでいる人は、認知テストの点が13%高かった」。2026年8月、こんな見出しの記事が海外の科学ニュースサイトを一斉に駆けめぐりました。出どころは、アメリカのエモリー大学の研究チームが医学誌Sleep Medic...
医療・健康

AIが設計した薬で血液が3歳ぶん若く見えた——それでも「若返り」と言えない理由

肺の病気を治すために作られた薬を飲んだ人の血液を、あとから「老化の物差し」にかけ直してみたら、6種類の物差しすべてが「若くなった」と答えました。しかも、その薬は標的の選定から分子の設計までAIが担ったものです。2026年9月にNature ...
医療・健康

麻酔薬ケタミンの効く理由に見落としがあった——原子レベルの画像が捉えたオピオイド受容体との結合

手術の麻酔薬として50年以上使われてきたケタミンが、脳のどこに効いているのか。その説明に、新しい項目が一つ書き足されました。ワシントン大学医学部(米セントルイス)の薬理学者タオ・チェ氏らのチームが、ケタミンが「オピオイド受容体」に直接くっつ...