考古学

考古学

身長1メートルの人類は私たちに近い歩き方をしていた——それでも起源が決まらない理由

インドネシアのフローレス島で見つかった身長1メートルほどの人類、ホモ・フロレシエンシス。発見から20年以上たった今も、この人たちがどの系統から生まれたのかは決まっていません。南カリフォルニア大学の生物人類学者クリスティ・ルートン氏らのチーム...
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血が接着剤だった——2000年色あせない中国の岩絵の化学

中国南部、ベトナム国境に近い広西チワン族自治区に、左江(さこう)という川が流れています。その両岸に切り立つ石灰岩の断崖に、赤い人型がびっしりと描かれた場所があります。左江花山岩画。2016年にユネスコの世界遺産に登録された岩絵群です。描かれ...
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馬と犬と眠る1,100年前の男——ロシアで見つかった「木の部屋」の墓

1,100年ほど前のこと。いまのモスクワから北東へ220キロ、スーズダリという古い町の近くに、ひとりの男が葬られた。年齢は25歳から35歳のあいだ。墓は、ただ穴を掘って埋めたものではなかった。地下1メートルの深さに、板を組んだ3.1メートル...
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偽物の存在が本物を証明する——3,200年前のブランド土器の話

ウィーン大学の考古学者マルタ・ルチアーニ氏らの研究チームが、いまのサウジアラビア北西部で約3,200年前に作られていた土器を、ブランドの初期の実例だとする論文を発表しました。掲載は2026年8月19日のPLOS One誌です。ロゴも商標も広...
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30年信じられてきた「アイルランド最古の牛の骨」、正体はクマとイノシシだった

アイルランド南西部、ディングル半島の先端近くにフェリターズ・コーブという小さな入り江がある。1983年から1995年にかけてここで発掘調査が行われ、数点の骨のかけらが見つかった。放射性炭素年代測定にかけると、一部は紀元前4450〜4270年...
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持ち上げられない炎の把手——米クリーブランド美術館の火焔型土器が「謎」と紹介される理由

米オハイオ州のクリーブランド美術館が収蔵する縄文土器が、2026年8月17日、アメリカの科学ニュースサイトLive Scienceで紹介されました。高さ61センチ、直径約56センチ。「火焔型土器(かえんがたどき)」と呼ばれる様式の土器で、現...
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交通事故の症例に似ていた中世の人骨——正体は攻城兵器の石だった

骨折が160か所以上。そのほとんどが頭蓋骨と肋骨に集中している。骨を調べた研究者が最初に思い浮かべたのは、中世の戦い方ではなく、現代の交通事故でした。この人骨が掘り出されたのは1997年、スコットランドのスターリング城です。城の礼拝堂の下か...
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ギザのピラミッドより古いマルタの神殿は、南十字星を向いていた

地中海のマルタ島には、エジプトのギザのピラミッドより古い巨石建造物があります。約5,600年前から建てられはじめた「神殿」と呼ばれる石の構造物で、島全体では二十数か所が約1,500年にわたって建設され続けました。この神殿群の向きが、ある星座...
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180万年前、人類は洞窟の奥に火を持ち込んでいた——南アフリカの焼けた骨が示す最古級の証拠

南アフリカのウォンダーワーク洞窟で、人類の火の使用をめぐる記録が大きく塗り替えられそうです。洞窟の奥から見つかった焼けた骨を新しい手法で分析したところ、107万〜179万年前という、これまでの最古記録を大きくさかのぼる時代に、火が繰り返し洞...
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伝説のウーツ鋼の謎を解いたのは「炉の置き場所」だった

スリランカの内陸部、丘や尾根のてっぺんに、奇妙な炉の跡が何百も並んでいます。ふつうの製鉄炉とはまるで形が違い、動力もふいごも使った形跡がない。この炉が、モンスーンの風だけを頼りに、当時世界最高品質の鋼を生み出していた——エクセター大学の考古...
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脳だけが腐らずに残る理由は「腐敗が自分で自分を止めるから」だった

数千年前の墓を掘ると、骨だけになった遺体のなかに、脳だけが残っていることがあります。皮膚も内臓も筋肉も土に還っているのに、死んだあといちばん早く溶けてなくなるはずの脳が、縮んだ塊としてそこにある。長いあいだ説明のつかなかったこの現象に、オッ...
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沈没船の石に埋まっていた鉱物が、400年前の物流を語り出す

オランダ東インド会社の旗艦バタヴィア号は、1629年にオーストラリア西岸で座礁しました。その船倉に積まれていた石から、文書には一行も残っていない400年前の調達ルートが読み取れた——という研究が発表されています。手がかりになったのは、石その...
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4万年前の指先の鳥——マンモスの牙に彫られた2センチの像

マンモスの牙から彫り出された、親指の爪ほどの鳥の像が2体。長さはおよそ2センチ、重さは1.3グラムと0.7グラムです。1円玉1枚が1グラムなので、片方はそれより軽い。彫られたのは、いまからおよそ4万年前でした。目を引くのは、2体が別々の姿勢...
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オーストラリアの洞窟に残された、2万5千年続いた呪術の記録

オーストラリア南東部にある洞窟の床から、2万5千年ものあいだ続いた儀式の跡が見つかりました。先住民グナイクルナイの人々と考古学者が一緒に堆積物を調べたところ、特定の草がわざわざ洞窟に運び込まれ、繰り返し燃やされていたことが分かったのです。決...
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4000年前の巨大城郭都市・石峁——生贄にされたのは、ほぼ男性だった

中国にある約4000年前の巨大な城郭都市・石峁(シーマオ)。その東門のそばで見つかった、生贄とみられる人骨のおよそ9割が男性だった——古代DNAを調べたところ、これまでの見方をひっくり返す結果が出ました。生贄というと女性が多いと考えられてき...
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副葬品だと思われていた弓は、本物だった——約4000年前のエジプト王女たちの骨が語ること

副葬品の弓は、飾りではなく本物だったエジプトのピラミッド群から出た、約4000年前の王家の人たちの骨。その中に、弓や棍棒(こんぼう)、短剣といった武器と一緒に埋葬された女性たちがいた。長いあいだ、この武器は「身分や象徴を示す飾りだろう」と考...