アルツハイマー病

人体・脳

形の決まらないタンパク質が、なぜ毎回同じ形に積み重なるのか。タウの「最初の留め具」は300番付近にあり、引き金は水の膜だった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。タウは、神経細胞の中で細胞の骨組みを支えているタンパク質です。ところがアルツハイマー病や前頭側頭型認知症など「タウオパチー」と総称される病気では、タウが誤った形に折りたたまれ...
医学・健康

脳からタウとアミロイドβを運び出す「直径2マイクロメートルの管」の網が見つかった。リンパ節の管と同じ細胞が作っていた

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。アルツハイマー病では、アミロイドβやタウというタンパク質が脳にたまります。たまる理由を考えるとき、作られすぎているのか、それとも出ていく道が詰まっているのかは、分けて考えなけ...
医学・健康

年をとって細かいことを忘れるのは、脳が「教える側」に切り替わっているからだという仮説

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。歳をとると、車をどこに停めたか、約束は何時だったかといった細かいことを思い出しにくくなります。こうした「いつ・どこで・何が」の記憶(エピソード記憶)を担うのは、脳の海馬という...
医学・健康

傷を治すタンパク質が、脳の血管の「関所」を漏らしていた

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。脳の血管には、ほかの臓器の血管にはない「関所」があります。血液脳関門(けつえきのうかんもん)と呼ばれる仕組みで、血管の内側の細胞どうしがすき間なく密着し、血液の中の余計なもの...
医学・健康

死後の脳から取り出したタウが、マウス自身のタウを同じ形に折り直させた

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。認知症の研究では、長いあいだ「プリオンのようだ」という言い方が使われてきました。あくまで「ような」であって、本当にプリオンと同じことが起きているのかは、はっきり確かめられてい...
科学・医療

関節サプリのグルコサミン、認知症の人では進行と死亡リスクが25%高かった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。膝や腰のためにグルコサミンを飲んでいる人は多い。ドラッグストアでも通販でも、関節サプリの棚の主役はだいたいこれです。そのグルコサミンについて、2026年6月に少し気になる報告...
科学・医療

65歳から、前頭前野でふたたび始まる作り直し

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。亡くなったあとに脳を研究に提供した約1,500人から、額のうしろにある「前頭前野」の細胞核を630万個以上取り出して、1つずつ遺伝子の働きぶりを読み取る。そんな力技の研究が、...
医学・健康

認知症の有病率が2%未満のアマゾンの2集団でも、発症率は欧米と大きく変わらなかった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。ボリビアのアマゾン低地に、認知症の人の割合が世界でもとくに低いとされる集団が2つあります。チマネとモセテンです。この2つの集団の成人730人を約5年後にもう一度訪ねた追跡調査...
医学・健康

マウスで効いた薬が、なぜヒトでは効かないのか

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。アメリカ・サウスカロライナ大学の研究チームが、アルツハイマー病のモデルマウスにナノ粒子を2回注射したところ、巣作りができるようになり、水迷路の成績も上がったと報告しました。脳...
医学・健康

首のリンパ節が縮むと脳も老ける?——96本の研究が示したことと、まだ言えないこと

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。首には、リンパ節が300個ほど集まっています。全身にあるリンパ節がだいたい800個なので、4割近くが首まわりに固まっている計算です。この首のリンパ節が、年をとるにつれて縮んで...
科学・健康

戦時中の砂糖不足が脳に残したもの——MRIに写っていた70年後の差

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。1953年9月、イギリスで長く続いていた砂糖の配給が終わりました。それから70年以上たった2026年、この「配給が終わった日」の前後に生まれた人たちの健康記録を調べた研究が、...
健康・医学

人工関節の摩耗粉は脳まで届いていた——それでも認知機能は変わらなかった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。ひざや股関節に入れた人工関節は、長く使ううちに少しずつ削れていきます。その削れかすである金属の微粒子が、体の中をどこまで移動するのか——アメリカのラッシュ大学を中心とする研究...
医学・健康

死んだ神経細胞のかわりを、脳のなかで作らせる——マウスで報告されたナノ粒子治療

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。アメリカ・サウスカロライナ大学の研究チームが、アルツハイマー病のモデルマウスにナノ粒子を注射したところ、巣作りや迷路の成績が持ち直したと報告しました。狙いは、失われた神経細胞...
医学・健康

深い眠りの脳波はアルツハイマー病の進行に何をしていたのか——オレキシンをめぐる3年間の追跡

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。2026年8月、医学誌Neurologyに、アルツハイマー病と睡眠の関係を3年間かけて追いかけた研究が掲載されました。カナダのコンコルディア大学が主導し、スペインのリェイダ大...
医学・健康

臓器はそれぞれの速さで老いていく──血液から老け具合を推定するAIモデル

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。誕生日を数えれば、生きてきた年数は分かります。ただ、その年月を心臓や脳や腎臓が同じように過ごしてきたかどうかは、誕生日からは分かりません。同じ70歳でも、肝臓が若々しい人もい...
医学・健康

アルツハイマー病の脳から見つかった、血液がんと同じ変異

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。アルツハイマー病で亡くなった人の脳を調べたら、白血病やリンパ腫を起こすのと同じ遺伝子変異が出てきた——そんな報告が、2026年に医学誌『Cell』に掲載されました。ボストン小...
医学・健康

魚油のオメガ3は脳に届いていた。それでも認知機能は変わらなかった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。オメガ3のサプリは、脳にちゃんと届いていました。それでも、記憶や思考のテスト成績はまったく変わりませんでした——。南カリフォルニア大学(USC)ケック医学校の研究チームが、3...
医学・健康

アルツハイマー病を脳に広げていたのは、記憶のためのタンパク質だった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。アルツハイマー病は、脳の一か所でとどまってはくれません。「タウ」という有害なタンパク質が神経細胞を傷めながら、隣へ、また隣へと領域を広げていく。広がるにつれて記憶の障害は重く...
医学・健康

狙いにくい「タウ」を減らして進行を遅らせた、アルツハイマーの実験薬

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。アルツハイマー病の薬というと、この数年で承認されたものはどれも「アミロイドβ」というタンパク質を狙うものでした。もうひとつの犯人とされながら、これまで薬で減らすのがとても難し...
医学・健康

星形の脳細胞が出す分子で、加齢とアルツハイマーの認知低下がやわらぐ

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。脳の中で神経細胞(ニューロン)を陰から支えている「アストロサイト」という星の形をした細胞があります。この細胞が出す「hevin(ヘビン)」という分子を増やしてやると、加齢で衰...
医学・健康

アルツハイマーに「抵抗する」脳がある——未成熟な神経細胞が鍵か

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。脳の中にアルツハイマー病の変化がしっかり出ているのに、記憶もはっきりしていて、生前は認知症の症状がほとんど出なかった——そんな人が、実は少なくないことが知られています。アルツ...