ガンマ線バースト

宇宙・天文

中性子星の合体は0.4秒で終わるはずだった。X 線はそのあと10分近く光り続け、生まれたてのマグネターを指していた

中性子星どうしがぶつかると、ガンマ線の短い閃光が出ます。長くても2秒。金やプラチナのような重い元素はこういう衝突で作られる、というところまでは、2017年の重力波と光の同時観測以来、だいぶ固まってきました。ところが2025年7月4日に起きた...
科学・物理

届くはずのない光子が届いていた——史上最強のガンマ線バーストが物理学に残した1個の謎

2022年10月9日、観測史上もっとも明るいガンマ線バーストが地球に届きました。GRB 221009A と名づけられたこの爆発は、あまりの強さに地球の上層大気を電離させたほどで、研究者のあいだでは「史上最強(Brightest Of All...
科学・宇宙

救出は失敗、それでも観測は再開――NASAの衛星スウィフト、最後の数か月

2026年8月26日、NASAのガンマ線バースト観測衛星「ニール・ゲーレルス・スウィフト天文台」(以下スウィフト)が、搭載する3つの観測装置のうち2つ——X線望遠鏡(XRT)と紫外線・可視光望遠鏡(UVOT)——を再起動し、宇宙の観測に戻り...
科学・宇宙

落下までの数か月を使い切る――観測を再開したスウィフトと、それでも近づく救出機LINK

NASAの宇宙望遠鏡「ニール・ゲーレルス・スウィフト観測衛星」(以下スウィフト)が、2026年8月26日に観測を再開しました。半年ほど止めていた2つの望遠鏡の電源を入れ直し、最初に撮ったのはカシオペヤ座にある「ティコの超新星残骸」のX線画像...
科学・宇宙

NASAの望遠鏡が落ちてくる――民間救出ミッション失敗の舞台裏

NASAの宇宙望遠鏡「ニール・ゲーレルス・スウィフト観測衛星」(以下スウィフト)が、早ければ2026年10月にも地球の大気圏に落ちてくる見通しになりました。落下を防ぐために民間企業が救出用のロボット宇宙機を打ち上げていたのですが、機体のトラ...
科学・宇宙

星が爆発する「最初の閃光」を追い切った——なのに、あるはずのジェットが無かった

重い星が爆発するとき、いちばん最初に放たれる光があります。星の中心が潰れて生まれた衝撃波が、星の表面を内側から突き破る瞬間の閃光(せんこう)です。長さは数秒から数時間。短すぎて、狙って観測することはほぼ不可能とされてきました。2026年3月...
宇宙・天文

落下する宇宙望遠鏡をロボットで救え――NASAの前例なき「スウィフト救出」

22年近く宇宙で働いてきた望遠鏡が、大気の抵抗に引かれて少しずつ落ちてきています。そこでNASAが選んだのは、ロボットの整備機を送り込み、落ちかけた望遠鏡をつかんで軌道を押し上げる、という方法でした。人が乗らないロボットだけで、しかも「整備...