マントル

地球科学

地球の北極は何度も「速く」ずれていた。その跡は海岸線の出入りに四つ葉の形で残っていた

地球の北極は、動いています。方位磁針が指す磁極の話ではありません。地球が自転する軸そのものに対して、地殻やマントルを含む固い地球全体がずれていく現象で、「真の極移動」と呼ばれます。いまの速さは年に10cmほど。プレートが互いにずれる平均の速...
科学・地球

黒いダイヤモンドの中身は、生き物が残した炭素だったかもしれない

ダイヤモンドといえば透明な一粒の結晶を思い浮かべますが、真っ黒で、中が穴だらけで、しかも産地がブラジルと中部アフリカにほぼ限られる変わり種があります。「カーボナード」と呼ばれるこの石は、どこでどうやってできたのかが長いあいだ決着していません...
科学・地球

1日の長さは、地球の中心の綱引きで決まっていた

1日は24時間だと思って暮らしていますが、地球の自転はきっちり一定ではありません。数十年の単位で見ると、1日の長さは数ミリ秒のあいだを行ったり来たりしています。1ミリ秒は1000分の1秒なので、腕時計では絶対に気づけない量です。それでも地球...
科学・地球

核のすぐ上に、水を抱えたまま壊れない鉱物があった

地球の水は海だけではない、という話は以前からあります。マントルの岩石には、結晶のすき間に水素として水が抱え込まれていて、その総量は海の何杯分にもなるかもしれない、という見積もりです。ただ、この話には長いあいだ穴がありました。地下660kmか...
地球科学

地球の奥に、まだ誰も見ていない場所が6つある——200万本の地震波形を機械に読ませた結果

地球の内部に、これまで誰も記録していなかった場所が6つある。中国科学院のチームが、1990年から2024年までに世界で記録された200万本を超える地震の波形を機械に読ませて、そういう地図を描き上げました。舞台は地表から約2,900キロ下、岩...
科学・宇宙

火星の南半球は地下まで熱かった——探査機の「軌道のふらつき」16年分が描いた温度地図

火星の地下から、意外な報告が届きました。2026年8月26日付でNature誌に掲載された論文によると、火星のマントル——地殻と核のあいだに広がる分厚い岩石の層——は、南半球のほうが北半球より200〜400℃も熱いというのです。200〜40...
地球科学

ドラゴンの名を持つ海底溶岩「バレリオン」——火山のでき方の常識に収まらない

大西洋の海の底で、これまで知られているどの火山のでき方にも当てはまらない溶岩が見つかりました。しかも、山でもコブでもなく、驚くほど平らに広がった一枚のシートのような形で。研究チームはこの溶岩原に、ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』に出てくる...