保全生物学

生物

地中海の「幽霊」ホホジロザメ、160年の記録がつないでいたもの

2023年4月20日、スペイン東岸の沖で操業していた漁師の網に、全長2メートルほどのサメがかかった。持ち帰って組織のDNAを調べたところ、種はホホジロザメ(Carcharodon carcharias)。しかも、まだ成熟していない若い個体だ...
生物

ピューマが通うようになった保護区で、生きものの動き方が一斉に変わった

サンフランシスコから南へ70kmほどの丘陵地に、483ヘクタールほどの小さな自然保護区があります。ここに2015年ごろから、ピューマが顔を出すようになりました。住みついたのではなく、あくまで立ち寄るだけです。それでも、シカが保護区を使わなく...
生物

深さ613メートルの穴の底で、木は暗さに適応しすぎた

中国南西部の石灰岩地帯には、地面にぽっかりと口を開けた巨大な穴が点在しています。切り立った崖に囲まれた穴の底には、外の暑さや乾燥から守られた湿った森があり、地上から姿を消した珍しい植物がそこだけで生き延びていることがあります。長らく「自然の...
生物

オレンジ色の口もとをした新種のサル、コンゴの森で見つかる

コンゴの熱帯雨林の奥で、口のまわりだけがオレンジ色に染まった黒いサルが、新しい種として記載されました。学名は Colobus congoensis、現地の言葉では「リクウェリ(likweli)」と呼ばれています。アフリカで新種のサルが見つか...
生物・自然

ただ食べるだけじゃない——オランウータンの植物選びに見えた規則性

オランウータンが葉っぱをむしゃむしゃ食べているのを見ると、「近くにあった葉を適当に選んでいるだけ」に見えるかもしれません。でも、ボルネオ島の野生オランウータンを20年以上観察してきたデータを調べ直したところ、どうもそう単純な話ではなさそうだ...