古代エジプト

考古学・歴史

ピラミッド形の墓に眠る夫婦と、ギリシャ語で父を呼ぶ息子

エジプトの西の砂漠にあるダハラ・オアシスで、小さなピラミッドの形をした墓が見つかった。およそ1,700年前、ローマ帝国がエジプトを治めていた時代のものだ。夫婦のために造られた墓で、入口にはヒエログリフで死者を守る呪文が刻まれ、内部には19行...
歴史・考古

3,000年前のエジプトの砦に、戦車の馬が丁重に葬られていた

古代エジプトといえば、二頭立ての戦車を駆るファラオの姿が浮かびます。壁画にも石碑にも、馬は数えきれないほど描かれてきました。ところが、その馬の「骨」となると話は別で、ファラオ時代の馬の遺骸はごくわずかしか見つかっていません。2026年9月、...
歴史・考古

世界最古の平和条約に、逃げてきた人の扱いを定めた一文が見つかった

9月21日は国連の「国際平和デー」です。その日に合わせて、トルコの文化観光相メフメト・ヌリ・エルソイ氏がSNSで一つの発見を発表しました。ヒッタイトの都ハットゥシャの遺跡から出た粘土板のかけらが、カデシュの和約の写しの一部だと確かめられた、...
歴史・考古

5000年前のエジプトに「女王」ではなく「王」だった女性がいた

古代エジプトで女性が国を治めた例といえば、ハトシェプスト、ネフェルティティ、クレオパトラの名前がすぐに挙がる。ただ、いずれも紀元前1500年より後の人たちだ。それより1500年ほどさかのぼった第1王朝、つまりエジプトに王が生まれてまもない紀...
歴史・考古学

ツタンカーメンの墓の壁の奥に「幅2mの通路」があるという調査結果が公表された

ツタンカーメンの墓の埋葬室には、北側に壁画の描かれた壁があります。その壁の向こうに、瓦礫(がれき)で埋められた幅およそ2メートルの通路が延びている。エジプトとイギリスの調査チームが2026年9月17日、そう読み取れる物理探査の結果を公表しま...
歴史・考古

エジプトのポケット版『オデュッセイア』が、オランダの図書館で見つかるまで

オランダのユトレヒト大学図書館で、約1700年前の『オデュッセイア』の断片が見つかりました。トランプ1枚ほどの羊皮紙で、書かれていたのは第12歌――ヘリオスの牛を食べてしまった部下たちが、ゼウスの怒りで海に沈む場面です。見つかったのは202...
歴史・考古学

4,000年前の高官の肩書き「王の秘密を守る者」が、実は文書管理職だった理由

エジプトのサッカラで、「王令の秘密を守る者」という称号を持つ高官の墓が見つかった。エジプト観光・考古省が8月末に発表し、9月に入って海外の科学メディアが相次いで取り上げている。墓の主はセケンティウ・プタハという人物で、ピラミッドが盛んに建て...
考古学

副葬品だと思われていた弓は、本物だった——約4000年前のエジプト王女たちの骨が語ること

副葬品の弓は、飾りではなく本物だったエジプトのピラミッド群から出た、約4000年前の王家の人たちの骨。その中に、弓や棍棒(こんぼう)、短剣といった武器と一緒に埋葬された女性たちがいた。長いあいだ、この武器は「身分や象徴を示す飾りだろう」と考...
歴史・考古学

「死者に来世の声を」——エジプトの港町で金の舌が24点見つかった

亡くなった人の口のなかに、舌の形をした薄い金の板を納める。来世で神の前に立ったとき、ちゃんと言葉を話せるように——。そんな古代エジプトの埋葬のならわしを裏づける金の遺物が、地中海に面した港町の跡から24点まとめて見つかった。エジプト観光・考...
歴史・考古学

ミイラの体の中から、ホメロス『イリアス』が出てきた

ミイラの体の中から、ホメロスの叙事詩が出てきたエジプトで見つかった約1600年前のミイラを調べていたら、その腹部からパピルス(古代の紙)の断片が出てきた。書かれていたのは、ホメロスの叙事詩『イリアス』の一節だった——という発見が、バルセロナ...