氷期

地球科学

グレートソルトレイクが淡水だったのは、24万年のうち2回だけだった

ユタ州のグレートソルトレイクは、場所によって海水の10倍近い塩分をもつ湖です。魚は住めず、塩に強い微生物とブラインシュリンプ(アルテミア)の世界で、「アメリカの死海」と呼ばれることもあります。ところが湖を囲む山の斜面には、水平な段々が刻まれ...
気候・環境科学

大西洋の海流は熱の「弁」だった——閉じれば地球は暖まる

大西洋の大きな海流が弱まると、ヨーロッパの冬が厳しくなる。この話は、気候の記事を追いかけていると何度も目にします。暖かい海水を北へ運ぶ流れが細れば、届く熱も減る。筋は通っていますし、間違ってもいません。ただ、2026年8月にNature G...
古生物学

氷期のロサンゼルスは冷たく湿っていた ― 小さなカエルの骨が示したもの

1929年にロサンゼルスのラ・ブレア・タールピットから掘り出された小さな骨のかけらが、97年たって新種として記載されました。氷期のスキアシガエル、Spea labreae(スペア・ラブレアエ)。種小名はラ・ブレアにちなんでいます。論文は20...
地球科学

【地球年表15-1】新生代 第四紀 – マンモスはなぜ最後の氷期で消えたのか

約258万年前から現在までを、第四紀と呼びます。新生代の3番目、地質年代のいちばん最後に置かれた紀で、この記事を読んでいるいまこの瞬間も、第四紀のただ中です。寒い氷期と温暖な間氷期を何十回もくり返してきた「氷の時代」ですが、主役は氷ではあり...
古生物学

サーベルタイガーの背骨に残された「稀な腫瘍」の痕跡 ― タールに沈んだ理由とのつながり

絶滅したサーベルタイガー(スミロドン・ファタリス)の背骨を、犬や猫の脊椎手術を専門とする獣医外科医が3,722個も調べた——そんな研究が、獣医学の専門誌 Frontiers in Veterinary Science に2026年7月27日...