Cell

生物

マウス1匹の「全細胞の家系図」を、DNA に日記を書かせて読んだ。1983年の線虫から43年、哺乳類で初めて

1個の受精卵が分裂をくり返して体ができあがる。その過程で「どの細胞がどの細胞から生まれたか」を1個も漏らさず記録した動物は、これまで1種類しかありませんでした。体長1mm の線虫 Caenorhabditis elegans です。1983...
科学・生き物

63℃で細胞分裂するアメーバ、核を持つ生き物の耐熱記録を60℃から塗り替える

アメリカ・カリフォルニア州のラッセン火山国立公園を流れる熱い小川から、63℃で細胞分裂をする新しいアメーバが見つかりました。名前は Incendiamoeba cascadensis(インセンディアメーバ・カスカデンシス)。「カスケード山脈...
生物

ハエのオスの神経系166,700個を全部つないだら、メスとの違いは5%の細胞に集まっていた

キイロショウジョウバエのオス1匹分の中枢神経系——脳と、その下に続く腹側神経索(ふくそくしんけいさく)——に含まれる神経細胞166,700個を、1個も飛ばさずに配線図にした、という報告が出ました。細胞どうしのつなぎ目(シナプス)も数百万個ぶ...
医学・健康

アルツハイマー病の脳から見つかった、血液がんと同じ変異

アルツハイマー病で亡くなった人の脳を調べたら、白血病やリンパ腫を起こすのと同じ遺伝子変異が出てきた——そんな報告が、2026年に医学誌『Cell』に掲載されました。ボストン小児病院とマウントサイナイ・アイカーン医科大学を中心とした研究チーム...
医学・健康

アルツハイマー病を脳に広げていたのは、記憶のためのタンパク質だった

アルツハイマー病は、脳の一か所でとどまってはくれません。「タウ」という有害なタンパク質が神経細胞を傷めながら、隣へ、また隣へと領域を広げていく。広がるにつれて記憶の障害は重くなり、やがて命に関わります。ではタウは、どうやって細胞から細胞へ移...
科学

数年“絶食”を耐える超巨大深海等脚類のからくり

エサを一日抜くだけでもつらいのに、数年間まったく食べずに平然と生きる生き物がいます。深海にすむ大型のダイオウグソクムシの仲間です。日本でも、鳥羽水族館の個体が5年以上エサを食べなかったことで大きな話題になりました。この「なぜ数年も絶食できる...