Nature Physics

物理学

反物質の重力を測るため、寿命2.2マイクロ秒の原子でビームを作った研究

反物質は、ふつうの物質と同じように下へ落ちるのか。この問いを確かめるための新しい道具が、スイスのポール・シェラー研究所(PSI)でできあがりました。「ミュオニウム」という、2.2マイクロ秒(100万分の2.2秒)で壊れてしまう原子を、向きと...
科学・宇宙

ダイヤモンドを融かして分かった、20年ずれていたのは理論ではなく実験だった

ダイヤモンドは地球上で最も硬い天然の鉱物として知られているが、条件しだいで液体にもなる。米ローレンス・リバモア国立研究所(LLNL)のチームが、ごく小さなダイヤモンドの試料に強力なレーザーを撃ち込み、地球の中心の3倍を超える圧力と、太陽の表...
科学・宇宙

熱は「集められる」——光線のように走る熱、室温で初めて観測

熱いコーヒーをテーブルに置くと、熱はまわりへまんべんなく逃げていく。どちらか一方だけに流れたりはしない——それが日常の実感で、物理の教科書でも熱は「高いところから低いところへ、あらゆる方向に広がるもの」として扱われてきた。ところが、カリフォ...
科学・宇宙

手のひらサイズの結晶に「量子もつれ」——シュレーディンガーのアリ塚が示したもの

量子もつれというと、原子や光1個といった、目には見えない極微の世界の話だと思われがちです。ところがウィーン工科大学(TU Wien)のチームが、手のひらに乗る1センチほどの結晶の中に、その強い兆候を直接とらえました。「量子の不思議は小さな粒...