VLT

科学・宇宙

死んだはずの白色矮星が、もう一度燃えはじめた

1996年2月、アマチュア天文家・櫻井幸夫さんが、いて座の方向に見慣れない星を見つけました。最初は新星(星の表面で起きる爆発)かと思われましたが、調べていくうちに、まったく別の、ずっと珍しいものだとわかります。それは、いちど燃え尽きて白色矮...
科学・宇宙

生まれて100万年未満、観測史上いちばん若い惑星が見つかった

へびつかい座の方向、約450光年先にある若い星のまわりで、生まれて100万年もたっていない惑星が確認されました。名前は Elias 2-24 b(エライアス 2-24 b)。これまでに見つかった惑星のなかで最も若く、しかもまだ完成していませ...
科学・宇宙

月面衝突の続報——5〜10分だけ見えたリチウムの輝きと、ダヌリのニアミス

2026年8月5日、スペースXのファルコン9ロケットの使用済み上段が月に衝突しました。あの日から10日ほどが経ち、世界各地の望遠鏡や探査機が捉えた観測結果が出そろい始めています。まず分かったのは、衝突の直後、月面の上空にナトリウムとリチウム...
科学・宇宙

1857年に見つかった小惑星、170年目に「三つのこぶ」の姿を現す

火星と木星のあいだに広がる小惑星帯に、通し番号44番の「ニサ(Nysa)」という天体がある。見つかったのは1857年5月、パリで私設の観測所を構えていたヘルマン・ゴルトシュミットの手による。小惑星としてはかなりの古株だ。そのニサを、地上でも...
科学・宇宙

100年探された「ベテルギウスの相棒」、これまででいちばん鮮明に写る

オリオン座の肩で赤く光るベテルギウスに、寄り添うもう一つの星が写りました。100年ほど前から「いるはずだ」と言われ続けながら、母星が明るすぎて誰も捉えられずにいた相手です。ヨーロッパ南天天文台(ESO)がチリに持つ超大型望遠鏡VLTによる観...
科学・宇宙

打ち上げ計画の合計は170万機——ESOが計算した、地上の天文台が失うもの

いま地球のまわりを回っている人工衛星は、1万4000機あまり。ところが各国・各社が当局に出している打ち上げ計画を全部足すと、170万機を超えます。この計画がそのまま実現したら、地上の望遠鏡はどうなるのか。ヨーロッパ南天天文台(ESO)の天文...
科学・宇宙

太陽系の外で見つかった「月」らしき天体——惑星ではなく褐色矮星を回っていた

太陽系の外に「月」を探す試みは、長いあいだ空振りが続いてきました。系外惑星はすでに6000個以上が見つかっているのに、その惑星を回る衛星のほうは、確実だと言えるものが一つもありません。そこへ、約70光年先の星の周辺で、これまででいちばん有力...
科学・宇宙

小惑星のふりをした彗星——軌道のずれが暴いた「1998 SH2」の正体

30年近く「小惑星」として記録されてきた天体が、じつはこっそりガスを噴く彗星だった——そんな研究が、NASAジェット推進研究所(JPL)のチームから発表されました。決め手になったのは、見た目ではなく「動き」。予測した軌道から不自然にずれてい...
科学・宇宙

10年越しの「かくれんぼ」——直接撮影された系外惑星で最も暗い惑星が見つかった

10年以上ものあいだ、望遠鏡の画像のなかにちゃんと写っていたのに、誰にも気づかれずにいた惑星がある。ベータ・ピクトリスという星のまわりで新しく見つかった、3つ目の惑星「ベータ・ピクトリスd」だ。地上の望遠鏡で直接その姿をとらえた系外惑星(太...
宇宙・天文

星間彗星3I/ATLAS、太陽より古い星の「外れ」で生まれていた

太陽系の外から迷い込んできた彗星「3I/ATLAS(スリーアイ・アトラス)」を、地上の大きな望遠鏡で細かく分析した結果が出ました。その化学組成をたどると、この彗星は太陽よりずっと年老いた星の、しかもその外れのあたりで生まれたらしい——という...