動画でお金が入る経路は3つしかない。YouTube・TikTok と似たサービスの収益化の仕組み【2026年】

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動画を投稿できるサービスは YouTube と TikTok のほかにもたくさんあり、ほとんどに収益化の仕組みがあります。ただ、お金が入る経路はサービスによって違い、同じ再生回数でも受け取れる金額は大きく変わります。

先に結論を書きます。動画からお金が入る経路は、大きく分けて3つしかありません。再生された回数に応じて広告の収益を分けてもらう、視聴者から直接お金をもらう、動画の外で商品を売る、の3つです。どのサービスが向いているかは、この3つのうちどれが太いかで決まります。この記事では、2026年10月時点の条件を確かめながら、主なサービスを3つの経路に沿って見ていきます。

動画でお金が入る経路は3つしかない。YouTube・TikTok と似たサービスの収益化の仕組み【2026年】

お金が入る経路は3つ

1つ目は広告収益の分配です。動画の前や途中に流れる広告の売上を、サービスと投稿者で分けます。再生回数が増えるほど入る金額が増えますが、参加するには登録者数や再生時間の条件を満たす必要があります。

2つ目は視聴者からの支援です。ライブ配信中の投げ銭、月額のメンバーシップ、有料のチャンネルなどがこれに当たります。再生回数が少なくても、熱心に見てくれる人がいれば成り立ちます。

3つ目は動画の外での売上です。企業から依頼されて商品を紹介する案件、概要欄に貼るアフィリエイトのリンク、自分の本や講座の販売などです。サービスが払うお金ではないので、どのサービスでも使えます。

YouTube:3つの経路がすべてそろっている

YouTube は、3つの経路がいちばん整っているサービスです。広告収益を受け取るには YouTube パートナープログラムに参加します。条件は、チャンネル登録者が1,000人以上で、直近12か月の長い動画の総再生時間が4,000時間以上か、直近90日のショート動画の視聴回数が1,000万回以上のどちらかです。条件を満たしても自動では入れず、チャンネル全体の審査があります。

縦型の短い動画「ショート」でも広告収益は分配されます。ショートのフィードに流れた広告の売上を月ごとにまとめ、音楽の使用料を引いた残りを、各チャンネルの視聴回数の割合で分けます。投稿者に支払われるのは、その割り当て分の45%です。長い動画は、動画についた広告の売上の多くを投稿者が受け取れるので、同じ1回の再生でもショートより入る金額が大きくなります。

視聴者からの支援として、メンバーシップ(月額の会員)や、ライブ配信中の投げ銭「スーパーチャット」もあります。概要欄と固定コメントのリンクはクリックできるので、アフィリエイトとの相性もいいサービスです。

TikTok:再生は伸びやすいが、1回あたりの単価は低い

TikTok には、1分以上の動画の再生に応じて報酬が出る「Creator Rewards Program」があり、日本も対象国に入っています。参加条件は、18歳以上、フォロワー1万人以上、直近30日の再生回数10万回以上の個人アカウントであることとされています。報酬の対象になるのは、オリジナルで1分を超え、おすすめのフィードで一定の回数以上見られた動画です。

TikTok は、フォロワーが少なくてもおすすめに載れば一気に再生されることがあり、見てもらうまでが早いサービスです。その一方で、1,000回の再生あたりの報酬は数十円から百数十円程度という紹介が多く、再生回数のわりに金額は大きくなりません。ライブ配信の投げ銭(ギフト)や、商品を紹介して売れた分の手数料をもらう仕組みもあります。

投稿の説明文に書いた URL はクリックできないので、アフィリエイトを使うときはプロフィールのリンク1か所に、紹介した商品をまとめたページを置くやり方が普通です。

動画でお金が入る経路は3つしかない。YouTube・TikTok と似たサービスの収益化の仕組み【2026年】

Instagram・Facebook のリール:お金になるのは企業案件

Instagram と Facebook の短い縦型動画「リール」は、TikTok とよく似た使い方ができます。再生回数に応じたボーナスや、ファン向けのサブスクの機能もありますが、提供される国と時期が限られていて、日本で使えるかどうかは変わってきました。日本で投稿者の収入になっているのは、企業から依頼されて商品を紹介する案件が中心です。写真と動画を一緒に見せられるので、料理、旅行、美容、雑貨などの分野で案件が多く集まります。

ライブ配信なら Twitch・ツイキャス・SHOWROOM・17LIVE

ライブ配信が中心のサービスでは、視聴者からの支援がおもな収入です。

  • Twitch:ゲーム実況の配信が多いサービスです。アフィリエイトプログラムに入ると、月額のサブスク、投げ銭(Bits)、広告から収入が得られます。参加には、30日のあいだにフォロワー数・配信時間・配信日数・平均視聴者数の条件をそろえる必要があります。
  • ツイキャス:スマホから手軽に配信でき、視聴者がアイテムを送って配信者を応援できます。
  • SHOWROOM・17LIVE:歌や雑談の配信が中心で、視聴者が送るギフトが配信者の収入になります。

ライブ配信は再生回数より、決まった時間に見に来てくれる人の数で収入が決まります。配信を長く続けられるかどうかが分かれ目です。配信を始める手順は「【初心者向け】OBS Studioでライブ配信を始める方法。インストールから配信開始まで全手順」にまとめています。

ニコニコ:再生数の条件がない奨励金

ニコニコには「クリエイター奨励プログラム」があります。投稿した作品を登録しておくと、その作品の人気に応じて奨励金が入ります。YouTube のような登録者数の条件がないので、始めたばかりでも登録できます。受け取りは現金のほか、ニコニコのポイントや Amazon ギフトも選べ、2026年7月30日からは PayPay マネーライトでも受け取れるようになりました。有料チャンネルや、生放送の投げ銭の仕組みもあります。

なお、ニコニコは2026年10月21日夜から、ソフトウェアの脆弱性に備えた緊急メンテナンスで各サービスを止めました。奨励プログラムもその対象です。

直接はお金になりにくいサービス

  • Vimeo:広告の少ない動画サイトで、映像制作の仕事の作品集を置く用途によく使われます。投稿者が有料プランに払う側のサービスで、広告収益の分配はありません。
  • Dailymotion・Rumble:収益化の仕組みはありますが、日本の視聴者は多くありません。
  • bilibili・抖音(Douyin):中国の動画サービスです。中国国内向けの部分が大きく、日本から収益を受け取るのは簡単ではありません。

どのサービスでも使える、動画の外の収入

サービスごとの条件を並べると、YouTube 以外は再生回数だけで大きな金額にするのが難しいことが分かります。実際に、動画で収入を得ている人の多くは、企業案件、アフィリエイト、自分の商品の販売のように、動画の外の収入を組み合わせています。

アフィリエイトでよく使われるのが Amazon アソシエイトです。動画で紹介した本や道具の Amazon のリンクを概要欄に貼り、そこから買われると紹介料が入ります。使う前に、アソシエイトのアカウントに YouTube のチャンネルなどの URL を登録しておきます。登録していない場所にリンクを貼ると、規約違反になることがあります。チャンネル用のトラッキングIDを別に作っておくと、どこから売れたのかが分かります。

企業案件でもアフィリエイトでも、広告だと分かるように書く必要があります。2023年10月から、広告であることを隠した宣伝(ステルスマーケティング)は景品表示法で禁止されています。概要欄に「Amazon アソシエイトのリンクを含みます」と書き、動画の中でもひと言触れておけば、見た人に伝わります。

結局どこから始めるか

お金にすることを考えるなら、広告・支援・動画の外の収入の3つがそろっている YouTube を軸にするのが無理のない始め方です。長い動画とショートを同じチャンネルに出せるので、ショートで見つけてもらい、長い動画で再生時間を積み上げる、という使い分けもできます。登録者を増やすやり方は「YouTubeのチャンネル登録者を増やす方法を、効く順に並べてみた」にまとめています。

TikTok やリールは、短い動画で知ってもらう場所として使い、プロフィールから YouTube やブログに来てもらう形が向いています。ライブ配信が好きなら Twitch やツイキャス、ニコニコの文化に合う作品なら奨励プログラム、と内容に合わせて足していけば十分です。

どのサービスも、収益化の条件や報酬の仕組みはよく変わります。この記事の数字は2026年10月時点のものなので、始める前に各サービスの公式のヘルプで確かめてください。

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