DNA

生物

同じ電気を帯びて反発するはずの DNA が、溝と溝をかみ合わせて並んでいた。20年前の「ジッパー」説を顕微鏡が裏づけた

細胞の核の中には、全部つなぐと約2mになる DNA が、直径わずか数マイクロメートルの空間に押し込まれています。ここには、昔からの小さな謎がありました。DNA はどの分子も同じ負の電気を帯びていて、互いに反発するはずなのに、どうしてそこまで...
歴史・考古学

有名な「写真51」の前に「写真49」があった。ロザリンド・フランクリンは、見せる価値のあるものをすでに見ていた

DNA が二重らせんだと分かった、1953年の物語には有名な1枚の写真があります。1952年5月にロザリンド・フランクリンと大学院生のレイモンド・ゴスリングがロンドンのキングス・カレッジで撮った、X線回折像「写真51」です。この写真を見たジ...
動物行動・生物学

冷凍庫に24年眠っていたDNAが、地味なナマコの寿命を「10年」から「100年超」に書き換えた

オーストラリアのグレートバリアリーフの海底に、黒くてごろんとした、見た目はあまりぱっとしないナマコがいます。英語ではブラック・ティートフィッシュ、学名は Holothuria whitmaei。乾燥させた干しナマコは香港で1kgあたり400...
生物学

核酸を見ずにDNAを作る酵素——鋳型はタンパク質自身だった

DNAを作るには、元になる鋳型(いがた)が要る——というのが、生物学の出発点にある考え方です。DNAを写してDNAを作り、DNAを写してRNAを作る。ウイルスの一部が使う「逆転写」でも、RNAという鋳型は必ず使います。何を写すかは違っても、...
人類進化

筋肉質はネアンデルタール人のおかげ——ただし身長3ミリ、筋肉270グラム

ネアンデルタール人から受け継いだ遺伝子が、いまを生きる人の筋肉量に関わっている——そんな研究が、2026年8月5日付の科学誌Current Biologyに発表された。マックス・プランク進化人類学研究所のフィリップ・カニス氏とカロリンスカ研...
科学

ネアンデルタールの“恋物語”は、DNAが語っていない

「ネアンデルタール男性は、ホモ・サピエンスの女性を好んだ」——2026年のはじめ、そんな見出しがいくつもの媒体を駆けめぐった。スペインのEl Paísは「選んだ」と書き、National Geographicは先史の「ロミオ」を思い描き、英...
AI・テクノロジー

DNAの98%の謎にAIが迫る——Google DeepMind「AlphaGenome」とは

DNAのうち、タンパク質の設計図になっている部分は、全体のわずか2%ほどしかありません。残りの98%は長いあいだ「ジャンク(がらくた)」と呼ばれ、何をしているのかよくわからない領域でした。Google DeepMindが公開したAI「Alp...