宇宙・天文

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白色矮星は「食べた量」を磁場に隠していた

太陽のような星が燃え尽きたあとには、地球ほどの大きさに縮んだ芯だけが残る。白色矮星(はくしょくわいせい)と呼ばれるその残骸の表面には、かつてまわりを回っていた惑星や小惑星のかけらが降り積もっている。表面に見える金属の「汚れ」を測れば、その星...
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系外惑星の「朝」と「夕」が、まるで違う顔をしていた

同じ惑星なのに、夜明けの側と夕暮れの側で空模様がまるで違う——そんな観測結果が出ました。舞台は地球から約880光年先にある灼熱のガス惑星、WASP-121 b。ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が、この惑星の「朝の縁」と「夕方の縁」...
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地球のすぐ近くに隠れていた白色矮星を4つ発見——うち1つは25光年

星が一生を終えたあとに残す「燃え尽きた芯」を、白色矮星(はくしょくわいせい)と呼びます。その白色矮星が、地球のすぐ近くに4つ、これまで見つからないまま隠れていた——そんな発見が報告されました。しかも、そのうちの1つは太陽からたった25光年ほ...
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オリオン星雲を包む「見えない殻」の意外な正体──想像より10倍軽かった

夜空でいちばん有名な天体のひとつ、オリオン星雲。冬の夜に肉眼でもぼんやり見えて、望遠鏡があれば誰もが一度はのぞく定番の星雲です。何百年も前から観測され、あらゆる最新機器で調べつくされてきた——はずでした。ところが、その星雲を包む大事な部分が...
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星間彗星3I/ATLAS、太陽より古い星の「外れ」で生まれていた

太陽系の外から迷い込んできた彗星「3I/ATLAS(スリーアイ・アトラス)」を、地上の大きな望遠鏡で細かく分析した結果が出ました。その化学組成をたどると、この彗星は太陽よりずっと年老いた星の、しかもその外れのあたりで生まれたらしい——という...
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宇宙は“どの向きも同じ”ではない? 宇宙論の大前提を揺らす「双極子異常」

「宇宙は、大きく見ればどの方向も同じ」——これは現代宇宙論がよりどころにしている、いちばん根っこの前提だ。ところが、はるか遠くにあるクエーサーや電波銀河の分布を数えてみると、その前提とうまく噛み合わない「かたより」が見つかっている。宇宙双極...
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中国の天問2号、地球の“準衛星”カモオアレワに到達――10億kmの旅の末に

中国の探査機・天問2号(てんもん2ごう)が、地球の“準衛星(じゅんえいせい)”と呼ばれる小さな小惑星にたどり着きました。約10億km、400日をかけた旅の末に、目標天体の20kmほど手前まで近づいたのです。準衛星と呼ばれるタイプの天体に探査...
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25光年先のスーパーアース、再解析で「住める領域」に入った

地球から25光年先に、赤色矮星(小さくて暗い、低温の星)をまわる岩石の惑星があります。GJ 3378bと呼ばれるこの星は、2024年に見つかったときには「重すぎて生命には向かなそう」という扱いでした。ところが最新の再解析で質量と公転周期が見...
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8年かけて星を回る褐色矮星——質量まで測れた「最長周期」のトランジット天体

星の前を横切る(トランジットする)天体は、これまでにたくさん見つかっています。ただそのほとんどは、星のすぐ近くを数日から数十日で回る「せっかちな」天体です。ところが今回見つかったのは、8年近くかけて星を一周する、とても遠くて重い天体でした。...
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火星隕石から初のガーネット、太古の地質を語る宝石

火星から飛んできた1個の隕石のなかに、これまで火星の石では見つかったことのない鉱物が潜んでいた——そんな報告が出ました。見つかったのはガーネット(ざくろ石)。地球では1月の誕生石として知られる、あの深い赤色の宝石です。地球ではありふれた石で...
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死んだ星のそばで生き延びた惑星を、JWSTが読み解く

地球から80光年ほど離れたところに、死んだ星のすぐそばを回る木星級の巨大惑星がある。星の光の半分以上をさえぎりながら、たった34時間で一周してしまう。本来なら、その星が最期に大きくふくらんだときに焼き尽くされていたはずの場所だ。なのに、この...
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アインシュタインの理論がみちびいた発見——TESSがとらえた4万光年先の超木星

系外惑星を探す衛星TESSが、これまで一度も使っていなかった方法で木星のような惑星をとらえました。使ったのは、アインシュタインの一般相対性理論から出てくる「重力マイクロレンズ」という現象です。TESSは本来こういう惑星を見つけるようには作ら...
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弾丸銀河団はダークマターなしでも説明できる——ボン大学の新解析

ダークマターの「動かぬ証拠」とされてきた天体があります。弾丸銀河団(だんがんぎんがだん)です。2つの銀河団がまともにぶつかってできたこの天体は、目に見える物質だけでは説明のつかない重力のふるまいを見せる——だからそこには見えない物質、つまり...
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数十億年前の巨大衝突が、月の深部の岩石を表層へ運んだ可能性

月の内部がどんな岩石でできているのかを知りたければ、これまでは深く掘るしかない、と考えられてきました。ところが「大昔の巨大な衝突が、そのマントルの岩石をすでに表面近くまで運び上げているかもしれない」という研究が出てきました。しかも運ばれた先...
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火星の岩石から複雑な有機分子——キュリオシティが7種を初検出

NASAの火星探査車キュリオシティが、火星の岩石から有機分子を21種類も見つけ出しました。しかもそのうち7種類は、これまで火星で一度も検出されたことのないものでした。有機分子というのは炭素を骨組みにした化合物のことで、地球で生命が生まれたと...
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重力波の検出が累計390件に——ブラックホールの「隠れた集団」が見えてきた

ブラックホール同士がぶつかると、その衝撃で時空そのものがわずかに揺れる。この「時空のさざ波」=重力波が、また一度に161件も見つかった。これまでの検出と合わせると、人類が捉えた重力波は累計390件になる。数を大きく増やしただけではない。過去...
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無重力で筋肉が細る「本当の始まり」を分子レベルで追う——NASA支援研究

私たちの筋肉は、生まれてからずっと重力と「会話」しながら強さを保っている。体の重みを感じ取り、それに合わせて張りを調整し、「まだ必要とされている」という信号を受け取り続ける。その会話がぷつりと途切れたらどうなるか——それが、宇宙で暮らす宇宙...
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巨大銀河が星を作らない謎、犯人はブラックホールの「風」か

宇宙でいちばん重い部類の銀河には、なぜか星が足りない。本来なら盛んに星を生み出せるだけの材料を持っていておかしくないのに、理論の予想より星の量(星の質量)が少ないのです。「大きいのにサボっている」ように見えるこの食い違いの犯人として、中心に...
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小惑星の衝突が、地下に“生命のゆりかご”を作っていたかもしれない

恐竜を絶滅させた小惑星の衝突は、地球にとって最悪の災厄の代名詞のように語られてきました。ところが、その「破壊」こそが生命の始まりを後押ししたかもしれない——という研究がアメリカのサウスウエスト研究所(SwRI)から出ています。衝突が地表を作...
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宇宙で最大の「硫黄入り分子」を発見——星が生まれる前の雲の中で

天の川銀河の中心近くにある冷たいガスの雲から、硫黄をふくむ「環(わ)っか」の形をした分子が見つかりました。原子13個でできていて、これまで宇宙空間で確認された硫黄入りの分子としては最大です。しかも、まだ星が一つも生まれていない雲の中でのこと...
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ダークマターを“欠く”3例目の銀河、ケック望遠鏡が発見

宇宙にある銀河のほとんどは、目に見えない「ダークマター(暗黒物質)」にがっちり包まれている——というのが、これまでの常識でした。ところが、その常識に当てはまらない銀河が、また一つ見つかりました。ハワイ・マウナケア山頂のケック望遠鏡による観測...
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AIが超新星の「まわりの環境」まで読み解く——宇宙の膨張の測り方が変わるかもしれない

Ia型超新星(白色矮星=星の燃えかすが起こす大爆発)は、宇宙の距離をはかる“ものさし”として長く使われてきました。どれもほぼ同じ明るさで光るので、見かけの暗さから「どれだけ遠いか」を逆算できるからです。ところが実際には、爆発した星の素性や、...
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「球状星団」だと思われていたテルザン5、正体は“銀河の化石のかけら”だった

天の川銀河の中心に近い場所に、テルザン5という星の集まりがあります。長いあいだ、ありふれた「球状星団」の一つだと考えられてきました。ところがハッブルとジェイムズ・ウェッブの両宇宙望遠鏡で丁寧に調べ直したところ、正体はもっと珍しいものでした。...
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地球はあと約19億年“緑”を保てる——最後の植物が消える日の試算

いつか遠い未来に、地球から最後の一枚の葉が枯れて散る日が来ます。植物がすべて姿を消す、その「期限」がいつなのかを試算した研究が公開されました。非営利の研究組織ブルー・マーブル・スペースのジェイコブ・ハック=ミスラ氏とエリック・ウルフ氏は、地...
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天の川の中心、嵐の中の“凪の島”で星が生まれようとしている——ALMAが見たゆりかご

天の川銀河の中心は、星が生まれそうにない場所だと長く考えられてきました。ガスが音速を超える速さで荒れ狂っていて、星の材料が一カ所に落ち着いて集まる暇もないからです。ところが、その渦のただ中にぽつんと“凪(なぎ)”ができていて、そこでガスが静...
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ブラックホールは星を食べたあと“げっぷ”する——数年遅れて届く電波の輝き

星をまるごと飲み込んだブラックホールが、数か月から、ときには数年も経ってから「げっぷ」をする——そんな後始末の悪さが、電波の観測ではっきりつかまえられました。光が消えて静かになったように見えても、ブラックホールの食事はまだ終わっていなかった...
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火星の地下に“地球そっくりの巨大マグマ系”があった——プレートが動かなくても

火星の地下に、地球そっくりの巨大なマグマの仕組みがかつて存在したらしい——オックスフォード大学を中心とする研究チームが、そんな証拠を見つけました。地球ではこうした複雑な地下構造はプレートの動きが生むと考えられてきましたが、火星にはそのプレー...
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暗黒物質を映す天然のレンズ ― 宇宙の正午で見つかった銀河団XLSSC 122

「宇宙の正午」に見つかった早すぎる銀河団ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が、本来ならまだできあがっていないはずの、重くて中心まで密に詰まった銀河団を見つけました。場所は約104億光年のかなた。光がそれだけの距離を旅してきたというこ...
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はやぶさ2、7月5日に小惑星トリフネへ超至近フライバイ——中心から1キロ、秒速5キロのすれ違い

リュウグウの砂を地球へ届けた日本の探査機はやぶさ2が、7月5日、また別の小惑星のすぐそばを猛スピードでかすめていきます。狙う相手は「トリフネ」。中心からわずか1キロほどの距離まで近づく、このクラスの探査機としては過去最接近級のフライバイ(接...
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宇宙の「網」は想定よりずっと大きかった――DESIが揺るがす宇宙論の大前提

宇宙には、銀河が網の目のようにつながった巨大な構造がある。「コズミックウェブ(宇宙の網)」と呼ばれるもので、ダークマター(目に見えない物質)とガス、そして銀河が、糸状のフィラメントと、その節にあたる銀河団、広大な空洞(ボイド)でできた立体的...