AI・テクノロジー

AI・テクノロジー

NASAのAIは太陽の「音」を聴いて、黒点が見える前にその出現を当てる

太陽の表面に黒いシミのように現れる「黒点(こくてん)」。この黒点が、まだ表面に姿を見せていない段階で、AIがその出現を先読みする——そんな研究成果をNASAが発表しました。手がかりにしたのは、太陽の中を絶えず伝わっている「音」です。開発した...
AI・テクノロジー

AIが「世界一調べ尽くされた暗号」に穴を見つけた——それでも銀行口座が無事な理由

AIが、世界でいちばん調べ尽くされた暗号に新しい攻撃法を見つけた——。2026年7月28日、AI企業のAnthropicが自社ブログでそんな報告を出しました。攻撃を見つけたのは、同社の未公開モデル「Claude Mythos Preview...
AI・テクノロジー

Patreon、AI学習クローラーを締め出し——「クレジット・対価・同意がないなら入るな」

クリエイター支援プラットフォームのPatreon(パトレオン)が、AIの学習用クローラーを自社サイトから締め出しました。CEOのJack Conte氏が2026年7月9日にInstagramで発表したもので、すでにPatreon上のすべての...
AI・テクノロジー

AIが書いた小説には「癖」がある——夢の場面が多いGPT、外見描写から入るGemini

AIが書いた小説は、文体を人間っぽく直しても見破られる。しかも、どのAIが書いたかまで当てられる——そんな研究結果が出ました。手がかりになるのは言葉づかいではなく、話の組み立て方そのものです。メリーランド大学カレッジパーク校とGoogle ...
AI・テクノロジー

言葉で頼むと研究をこなすAI「Biomni」、Scienceに掲載

「これ、なんで患者ごとに薬の効きがこんなに違うんだろう?」——そんなふうに、ふだんの言葉で問いを投げるだけでいい。あとはAIが自分で関連する論文を読み、仮説を立て、必要なデータと道具を選び、解析用のコードを書き、結果を解釈して、次にやるべき...
AI・テクノロジー

街にあふれる「ChatGPTチラシ」——生成AIの張り紙パンデミック

「これ、ぜんぶChatGPTで作ったやつだよね」——そう言われて街を見回すと、確かに似たような張り紙やチラシがあちこちに貼られている。暗い背景に派手な文字、なんだか見覚えのある構図。テクノロジー系メディアの404 Mediaが2026年7月...
AI・テクノロジー

声から気分を読み、服薬のタイミングまで記録するMetaの特許

Metaが、ユーザーの声を日常のさまざまな場面で拾い続け、その口調や笑い・ため息といった手がかりから「いまどんな気分か」をAIに推定させる仕組みの特許出願を公開した。表向きの目的は運動メニューの最適化とされているが、気分の変化を「薬を飲んだ...
AI・テクノロジー

過冷却水の奇妙さを、AIが横並びで採点する——大阪大の基礎研究

水は、私たちがいちばん身近に扱う液体なのに、じつは液体のなかではかなりの変わり者だ。ほとんどの物質は冷えて固まると縮むのに、水は氷になると逆にふくらむ。だから氷は水に浮く。この「あまのじゃく」ぶりは、水の分子がミクロのレベルでどう並んでいる...
AI・テクノロジー

安さで広がる中国製AI、米企業のトークン利用の3〜4割超を占める

米企業が使うAIのうち、中国製モデルが処理するトークンの割合が3〜4割台まで上がっている——。経済メディアのCNBCが7月7日に公開した調査報道で、そんな数字が示された。開発者向けにさまざまなAIモデルへの窓口を提供するプラットフォーム「O...
AI・テクノロジー

「実際に目にするネット文章」の多くがすでにAI生成という調査

私たちが毎日ネットで目にしている文章のうち、けっこうな割合がAIに書かれたものらしい——。AI文章の検出を手がける米Pangram(パングラム)が、そんなデータを公開した。テクノロジーメディアの404 Mediaが2026年7月9日に報じて...
AI・テクノロジー

トマト一株のために、4つのAIが会議する自動農園

トマトを一株育てるだけなら、鉢と土と水やりで足ります。ところがドイツのGerd Nicolayさんが作ったのは、照明も水やりも見守りもすべて自動化し、しかもインターネット越しに今この瞬間、世界中の誰でも様子をのぞけて口まで出せる室内トマト農...
AI・テクノロジー

Amazon、人力タスクの草分け「Mechanical Turk」を実質終了へ——AIが吸い込む「人の細切れ仕事」

Amazonが、細切れの作業を世界中の人に少額で発注できるクラウドソーシングサービス「Amazon Mechanical Turk(MTurk)」の新規受付を、2026年7月30日で止める。サービスのトップページには、その日から新規顧客の受...
AI・テクノロジー

推論AIをだます「CoT Forgery」――偽の思考を、AIは自分の結論と錯覚する

推論型のAIは、答えを出す前に「こう考えて、こう結論した」という思考の途中経過を書き出します。ChatGPTやClaudeで、返答の前に灰色の小さな文字で考えている様子が見えることがありますが、あれです。この「考えている風の筋道」を外から偽...
AI・テクノロジー

ChatGPTの「学習効果」論文、Nature系ジャーナルが撤回──AI教育のエビデンスを問い直す

ChatGPTを勉強に使うと、成績がぐんと上がり、学ぶ意欲も、深く考える力も伸びる——。2025年にそう結論づけた論文が、公開から約1年で撤回されました。掲載していたのは、あの科学誌『Nature』と同じ出版社が出す学術誌。AIの教育効果を...
AI・テクノロジー

AIが自分の後継を作る日は来るか——RSIの現在地と限界

AIが自分より賢いAIを設計し、その新しいAIがさらに賢いAIを作る。これを繰り返していけば、知能が坂道を転がるように加速していくのではないか——。この「知能爆発」というアイデアは、もともと半世紀以上前に語られた思考実験だった。当時は現実味...
AI・テクノロジー

「AIがAIを作る」はどこまで本当か ― 実物で見る現在地

「AIがAIを作る」と聞くと、まだ先の話のように感じるかもしれません。ところが、自分のコードを書き換えて、しかもその「書き換える能力」そのものを高めていくAIは、もう研究の場で動いています。実際に役立つアルゴリズムを見つけ出したり、研究を一...
AI・テクノロジー

AI利用を「高すぎる」と社内で絞りはじめた大企業たち

ここ数か月、社内で「AIをどんどん使え」と号令をかけてきた大企業が、今度は逆に「使いすぎるな」と言い始めている。米メディアの404 Mediaが7月2日に報じた記事によると、テック・エンタメ・金融など幅広い業種の企業が、従業員のAI利用に制...
AI・テクノロジー

テック7社、6月に2.3兆ドルが蒸発——問われ始めたAI投資の元は取れるのか

アップル、アマゾン、アルファベット、メタ、マイクロソフト、エヌビディア、テスラ——米国を代表する大型テック7社は「マグニフィセント・セブン(Magnificent 7)」と呼ばれる。この7社の時価総額が、2026年6月のわずか1か月で合計お...
AI・テクノロジー

Tidal、まるごとAIの曲には印税を払わない——「スロップ」時代の線引き

音楽配信サービスのTidal(タイダル)が、AIだけで作られた楽曲には印税を払わない、と決めた。2026年6月29日、利用者向けのメールと公式サイトで打ち出した方針だ。ネットのあちこちにあふれ始めた「AIスロップ」——生成AIで機械的に量産...
AI・テクノロジー

メタの新AIグラス「スターファイア」、ファッションの顔とタッグを組む

メタ(旧フェイスブック)が、自社ブランドのAIスマートグラスを打ち出しました。目を引くのは、その中でも上位モデルにあたる「スターファイア(Starfire)」が、化粧品ブランドで知られる著名インフルエンサーとの共同開発だという点です。カメラ...
AI・テクノロジー

AIに112人の公人を“なりすまし”させたら、本物より本物らしいと評価された

AIに政治家など112人の公人「になりきって」しゃべらせたら、その言葉が、本物の政治家が実際に語った言葉よりも「本物らしい・筋が通っている・質問に的確に答えている」と受け取られた——。そんな研究があります。しかも「なりすまし」のほうが、より...
AI・テクノロジー

作曲AIはどれを使う? サービス・アプリ・ローカルの選び方

作曲AIは、テキストで「こんな曲」と指示するだけで、歌もの一曲をまるごと作れるところまで来ました。選択肢も増えたので、この記事では「どれを使うか」を、ブラウザで使うクラウド型・スマホアプリ・自分のパソコンで動かすローカル型に分けて、表で見比...
AI・テクノロジー

AIで作った曲は誰のもの? ―― 商用利用と著作権の違い

AIで作った曲を配信に出したり、SNSで公開したりすることは、いまでは特別なことではなくなった。ただ、「配信してよい」ことと「その曲の著作権を持っている」ことは、法律上は別々に扱われる。この二つを同じものだと考えると、商用で使う場面でずれが...
AI・テクノロジー

AI作曲をめぐる一年 ―― 訴訟から提携、そして7月の審理へ

2024年の夏、世界最大級のレコード会社3社が、AIで曲を作るスタートアップ2社を著作権侵害でいっせいに訴えました。それから約1年。訴えた側の3社のうち2社は、訴えた相手と手を組み、いっしょに音楽サービスを立ち上げる側にまわっています。敵と...
AI・テクノロジー

中国・美団、国産チップだけで学習した1.6兆パラメータAI「LongCat-2.0」を無料公開

中国のフードデリバリー大手・美団(メイトゥアン)が2026年6月30日、輸入した高性能GPUを一切使わず、国産の半導体だけで学習させたという巨大なAIモデルを無料公開しました。名前は「LongCat-2.0(ロングキャット2.0)」。パラメ...
AI・テクノロジー

「存在しない花の種」がネット通販にあふれる——生成AIが生んだ“タネ詐欺”

虹色に輝くバラ。猫の顔の形に花びらが広がる植物。人の背丈を超える紫色のヒマワリ。どれも実在しない植物だが、その「種」がeBayやAmazon、Etsyといった大手ネット通販で、いくつも売られている。テクノロジー系メディアの404 Media...
AI・テクノロジー

AIの「ですます」をやめさせて節約する——原始人プロジェクトの中身

AIに「原始人みたいな片言」でしゃべらせて、利用料を減らそうとする動きが広がっています。ふだんは「なるほど、おっしゃる通りですね」と丁寧に前置きしてくれるAIに、あえて余計な言葉を削らせて、いわば「ウホ、直った」くらいの短さで返させる。冗談...
AI・テクノロジー

AIがあなただけの値段をつける——「個別価格づけ」が問う公正さ

同じ商品なのに、自分と隣の人とで値段が違う。しかもそれが「あなたなら、このくらいまでは払うだろう」とAIに見抜かれた結果だとしたら——。そんな値づけが現実味を帯びてきた、という研究が出ています。標準価格から個人価格へこれまで、店頭やネットの...
AI・テクノロジー

リポジトリを開いただけでコマンドが走る——AIコーディングツールに見つかった「設定ファイル」の穴

リポジトリを開いただけで、自分のパソコンで覚えのないコマンドが走る——。AIにコーディングを手伝わせるツールに、そんな穴が見つかりました。セキュリティ企業のWizが報告し、まずはAmazonの「Amazon Q」で実際に確認されています。す...
AI・テクノロジー

組織の93%が「AI起因のインフラ障害」を経験——調査が映す“導入後”の現場

AIにインフラ構築のコードを書かせる動きが広がるなか、調査対象になった組織の93%が「AIが原因のインフラ障害」を少なくとも一度は経験していた——そんな結果が、インフラ管理ツールを手がけるSpaceliftの年次レポートで報告されました。効...