医学・健康

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70代の運動比較で筋肉を守れたのはHIITだけ——ただし差は小さかった

オーストラリアのサンシャインコースト大学(UniSC)とクイーンズランド大学の研究チームが、平均72歳の健康な男女123人を対象に、運動の「強度」だけを変えて6か月間の変化を比べた試験の結果を報告しました。週3回・1回45分の運動を続けたと...
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症状ではなく「原因」に効く——武田のナルコレプシー治療薬、米国で承認

2026年8月5日、武田薬品工業は、ナルコレプシーの治療薬「オーゼイフル」(一般名:オベポレキストン)が米国のFDA(食品医薬品局)に承認されたと発表しました。ナルコレプシーの薬はこれまでもありました。それでもこの承認が大きなニュースとして...
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魚油のオメガ3は脳に届いていた。それでも認知機能は変わらなかった

オメガ3のサプリは、脳にちゃんと届いていました。それでも、記憶や思考のテスト成績はまったく変わりませんでした——。南カリフォルニア大学(USC)ケック医学校の研究チームが、365人を2年間追いかけた臨床試験の結果を2026年6月、医学誌eB...
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「アルゴリズムは自分を分かってくれている」——SNSが健康情報の入り口になった世界で起きていること

「アルゴリズムは客観的で、自分のことを分かってくれている」——SNSで健康情報を追いかけていると、いつの間にかそんな感覚になっていないでしょうか。この感覚の正体を、医師免許を持つ調査報道記者が一冊の本にまとめました。デボラ・コーエン氏の『B...
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アルツハイマー病を脳に広げていたのは、記憶のためのタンパク質だった

アルツハイマー病は、脳の一か所でとどまってはくれません。「タウ」という有害なタンパク質が神経細胞を傷めながら、隣へ、また隣へと領域を広げていく。広がるにつれて記憶の障害は重くなり、やがて命に関わります。ではタウは、どうやって細胞から細胞へ移...
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長寿家系のゲノムに見つかった「炎症を弱める」希少変異

長生きは、ある程度「家系で受け継がれる」ことが知られています。オランダのライデン大学医療センターの研究チームが、そうした長寿家系212組のゲノムを丸ごと調べたところ、長く健康でいられることに関わっていそうな希少な遺伝子変異が12個浮かび上が...
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新型コロナで目を覚ます、体の奥のウイルスたち 入院患者1,154人の追跡調査

新型コロナで入院した患者1,154人を1年間追いかけたところ、入院から40日以内に、およそ半数で「体に眠っていた別のウイルス」が動き出していた。テキサス大学オースティン校のエスター・メラメド氏らのチームによる報告で、2026年8月5日にNa...
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加齢で減る脂質がミトコンドリア老化の引き金だった──補うと戻った線虫の実験

年をとると疲れやすくなる、というのは誰もが知っている変化ですが、細胞のレベルで「なぜそうなるのか」は、実はまだ説明しきれていません。その答えの一つになりそうな研究が、ドイツのライプニッツ老化研究所(フリッツ・リップマン研究所)のチームから発...
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子宮にも常在菌がいた——減った乳酸菌が出す糖で、老いたマウスの着床率が上がった

おなかの中に菌がいる、という話はすっかり知られるようになりました。腸内細菌です。ところが菌がいるのは腸だけではなく、子宮の中にもいます。中国・北京大学第三医院のチームが、不妊治療を受けている女性149人の子宮内膜を調べ、そこにいる乳酸菌の量...
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子どもの抗生物質耐性が19年で上昇——削られはじめた「最後の切り札」

細菌に抗生物質が効かなくなる「薬剤耐性」について、子どもだけを取り出した大規模な調査結果が出ました。オーストラリアのシドニー大学とマードック小児研究所を中心とする国際チームが、82か国で集められた10万6581件の細菌検体を2004年から2...
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目の奥に2mm角のチップ、視野の真ん中を失った人が本を読めるまで

目の奥に2mm角のチップを差し込むと、視野の真ん中が見えなくなった人が、また文字を読めるようになる。そんな装置が、欧州30か国で正式に販売できるようになりました。「PRIMA(プリマ)」という網膜インプラントで、開発元の米Science C...
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体の中に住む寄生虫を、薬を作る工場に改造した

人の腸に住み着く寄生虫の遺伝子を書き換えて、体の中で薬を作り続ける「工場」にする。ワシントン大学医学部のチームが、その最初の一歩をハムスターで成立させました。作らせたのは、フグ毒を中和する抗体です。ただし、これはフグ中毒の治療薬ができたとい...
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その子ひとりのために設計された薬——15歳で初めて自分の足で歩いた

患者ひとりの遺伝子変異だけに合わせて設計した薬を、実際にその人に投与する。そんな臨床研究の結果が、2026年7月21日付のNature Medicineに載りました。対象はSCN2Aという遺伝子の変異で重いてんかんと発達の遅れを抱える、二人...
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自分が発明した技術で、自分が標本になる——プラスティネーションを作った男の最後の選択

遺体を樹脂に置き換えて、腐らない標本にする。プラスティネーションと呼ばれるその技術を発明したドイツの解剖学者、グンター・フォン・ハーゲンスが、2026年7月24日に81歳で亡くなりました。そして本人の希望により、その遺体自身がプラスティネー...
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鳥インフルエンザが牛の肺を素通りした理由

アメリカの乳牛でH5N1鳥インフルエンザが広がったとき、現場でまず問題になったのは、症状が「鳥インフルエンザらしくなかった」ことでした。ほかの哺乳類なら肺をやられるはずのウイルスが、牛では肺をほとんど素通りして、乳房を激しく傷めていたのです...
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家のそばの車の音と、パーキンソン病のリスク。デンマーク310万人・18年の記録

デンマークに住む310万人の記録を18年分たどった調査で、家のまわりの道路騒音が大きい人ほど、パーキンソン病と診断される割合がわずかに高い、という関係が見つかりました。差はごく小さく、この研究だけで「騒音が原因だ」と言える種類のものでもあり...
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感染する前に抗生物質を出す、植物由来のばんそうこう

傷を負ってから数時間のうちに、入り込んだ細菌は「バイオフィルム」と呼ばれるぬるぬるした膜を作りはじめます。この膜ができてしまうと、抗生物質も消毒薬も、体の免疫までも通りにくくなり、感染はぐっと手ごわくなります。だから治療は、膜ができる前の数...
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老化でたまる「コゲ」を切り離す酵素、高齢者の組織で55〜70%を除去

パンがきつね色に焼ける、あの化学反応が、人の体の中でも起きています。ただし温度は体温、かかる時間は何十年。そうやってタンパク質にこびりついた「コゲ」を酵素で切り離せることが、ヒトの組織で確かめられました。米サンフランシスコのRevel Ph...
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90歳を超えても元気な人に共通していたのは、新しいことへの好奇心だった

90歳を超えても元気な人が多い地域と、そのすぐ近くにある別の農村。住んでいる高齢者を比べたところ、はっきり差が出たのは食べているものでも運動量でもありませんでした。新しいことへの好奇心と、余暇に何時間使っているか。差はそこにありました。イタ...
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てんかんの発作が脳に広がる様子を、毎秒4立体で撮る顕微鏡

てんかんの発作は、数秒のうちに脳を走り抜けていく。その広がり方を、平べったい断面ではなく立体のまま、途切れさせずに撮ることに成功したという研究が出た。米ジョージア大学のチームが作った顕微鏡で、実験魚の稚魚の脳に起きた発作を毎秒4回の立体撮影...
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猫が好きな草から採った油が、定番の虫よけDEETと同じ数字を出した

猫がごろごろと転がって喜ぶ、あの草。そこから採れた油を6%混ぜただけのローションが、市販の虫よけ(DEET 15%配合)とまったく同じ数字を出しました。英カーディフ大学とウガンダの研究者らが、ウガンダ東部の農村で行った野外試験の結果です。論...
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サマータイムの切り替えと、目の病気リスクの意外な関係

時計を1時間ずらすだけで、目の血管の病気の診断が増えたり減ったりしていた——。米ノースウェスタン大の研究チームが、1264万人分の医療記録をたどって、サマータイムの春と秋の切り替えの前後で目の病気の新規診断がどう動くかを調べた。すると、春に...
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狙いにくい「タウ」を減らして進行を遅らせた、アルツハイマーの実験薬

アルツハイマー病の薬というと、この数年で承認されたものはどれも「アミロイドβ」というタンパク質を狙うものでした。もうひとつの犯人とされながら、これまで薬で減らすのがとても難しかった「タウ」を標的にした実験薬が、早期のアルツハイマー病で認知機...
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利き手が器用なのは生まれつきではなかった——技量は練習で育つという研究

右利きの人は右手で字を書くのがうまく、左利きの人は左手でうまく書ける。この「利き手のほうが器用」という感覚は、生まれつき備わっているものだと思われがちです。ところが最近発表された研究は、その器用さのほうは生まれつきではなく、使い込んだ結果と...
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まひした手に「感覚」と「動き」が戻った——脳と脊髄をつなぐ二重の神経バイパス

事故で首から下がまひした男性が、脳に埋め込んだ装置と皮膚に貼るパッチを組み合わせた仕組みで、手の動きと触った感覚を取り戻した——。そんな報告が、医学誌『Nature Medicine』の2026年7月16日号の表紙を飾りました。しかも驚くの...
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よく使う人工甘味料と脳の老化——1万人超を8年追った研究が示した関連

カロリーゼロの甘味料をよく口にする人ほど、記憶や思考のテストの成績が数年分ぶん速く下がっていた——ブラジルで1万人以上を8年ほど追いかけた研究で、そんな関連が見えてきました。とくに60歳より若い人や、糖尿病のある人でその傾向がはっきり出てい...
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8割ががんになる「レモンフロスト」レオパ、その腫瘍にヒトのがんと同じ変化

ペットとして人気のヒョウモントカゲモドキ(通称レオパ)の中に、飼育下でとても高い確率でがんになる品種がいます。その腫瘍を詳しく調べたら、ヒトのがんと同じ遺伝子の変化がいくつも見つかった——という研究が出ました。この身近な爬虫類が、がんの成り...
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歯周病の菌が、心臓の弁を硬くしているかもしれない——石灰化した弁で見つかったもの

心臓の弁を取り替える手術で摘出された弁を調べたところ、そこに歯周病の原因菌がいた——しかも、硬く石灰化した弁のほうに、はっきり多くいた。アメリカ心臓協会の学会で報告された研究の話です。口の中の菌が、心臓の弁を硬くしているのかもしれない。まだ...
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練習は脳の配線を組み替える——前頭前野をバイパスして本当のマルチタスクへ

車の運転を習いはじめたころは、ハンドルもミラーも足元も、全部に気を配るだけで精いっぱいだったはずです。ところが何年か乗ると、同じ運転をしながら会話をしたり、ラジオを聞いたり、頭の中で別の考えごとをしたりできるようになる。慣れとは何が起きるこ...
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MRIが苦手だった「眼」を撮る、人工微細構造のアンテナ

MRIは、体を切らずに中をのぞける装置として、いまの医療に欠かせない。それでも、どうしてもきれいに写せない場所が残っている。眼球とそのまわりの眼窩(がんか=眼が収まっている骨のくぼみ)、そして脳の奥のほうだ。ドイツのマックス・デルブリュック...