系外惑星

科学・宇宙

超大質量ブラックホールの周りで惑星が生まれるかもしれない、数千万個規模で

ブラックホールといえば、近づいたものを何でも飲み込む天体、というイメージが強いと思います。ところが、そのブラックホールの周りで惑星が生まれるかもしれない——そんな理論計算の結果が発表されました。ニューメキシコ州立大学のWladimir Ly...
科学・宇宙

金星の雲は地面の60倍速く回る——系外惑星の「1日の長さ」に潜む測定の落とし穴

遠くの惑星の「1日の長さ」を測ったつもりが、実は測っていたのは地面の回転ではなく、その上を吹く風だった——。そんな落とし穴を指摘する論文を、カリフォルニア大学リバーサイド校の惑星天体物理学者スティーブン・ケイン氏が発表しました。論文は天文学...
科学・宇宙

宇宙人を探すため、コンピュータの中で「もっともらしい微生物」を育てた研究

宇宙のどこかにいるかもしれない生命を探すために、まずコンピュータの中で微生物を育ててみた——そんな研究が発表されました。イギリス・エクセター大学の天体物理学者アーウェン・ニコルソン氏とネイサン・メイン氏が、単純化した微生物の細胞モデルを作り...
科学・宇宙

系外惑星の生命探しを邪魔するのは、その星系に漂う塵だった

系外惑星に生命の兆候を探すとき、いちばんの敵は望遠鏡の性能不足だと思われがちだ。ところが、もっと手前に厄介なものが待っている。惑星のまわりに薄く広がる、細かい塵である。NASAゴダード宇宙飛行センターの研究チームは、この塵が惑星の大気を読み...
科学・宇宙

水星に「パートタイムの放射線帯」があった——50年越しの論争に一つの答え

地球のまわりには、高エネルギーの粒子が磁場に捕まって輪のように溜まっている領域があります。放射線帯、あるいは発見者の名にちなんでヴァン・アレン帯と呼ばれるものです。磁場を持つ惑星なら木星にも土星にもこれがある——ところが水星だけは例外だ、と...
宇宙・天文

白色矮星は「食べた量」を磁場に隠していた

太陽のような星が燃え尽きたあとには、地球ほどの大きさに縮んだ芯だけが残る。白色矮星(はくしょくわいせい)と呼ばれるその残骸の表面には、かつてまわりを回っていた惑星や小惑星のかけらが降り積もっている。表面に見える金属の「汚れ」を測れば、その星...
科学・宇宙

ジェイムズ・ウェッブでも見えない水、惑星の奥に沈んでいる可能性

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)で惑星の大気を丹念に調べても、その惑星がどれだけ水を持っているかは分からないかもしれない——シカゴ大学を中心とするチームが、計算モデルからそんな可能性を示しました。水が大気の下に沈み込んで層をなして...
科学・宇宙

太陽系の外で見つかった「月」らしき天体——惑星ではなく褐色矮星を回っていた

太陽系の外に「月」を探す試みは、長いあいだ空振りが続いてきました。系外惑星はすでに6000個以上が見つかっているのに、その惑星を回る衛星のほうは、確実だと言えるものが一つもありません。そこへ、約70光年先の星の周辺で、これまででいちばん有力...
科学・宇宙

軽い惑星ほど速く回っていた——ケック望遠鏡が数十個の巨大惑星の自転を一気に測定

太陽系の外にある巨大惑星と褐色矮星、あわせて数十個の「自転の速さ」を一気に測った研究が発表されました。すると、軽い惑星のほうが、ずっと重い褐色矮星よりも速く回っている、という傾向が浮かび上がってきました。自転の速さから、その天体がどうやって...
科学・宇宙

太陽系にいちばん近い単独の星、その惑星4つが「生命に絶望的」な理由

太陽系にいちばん近い「単独の」恒星、バーナード星。そのまわりを回る4つの惑星が、生命にとってかなり絶望的な環境らしい——そんな研究結果が発表されました。しかも面白いのは、惑星そのものを覗き込んだのではなく、恒星の成分から惑星の中身を推理した...
宇宙・天文

系外惑星の「朝」と「夕」が、まるで違う顔をしていた

同じ惑星なのに、夜明けの側と夕暮れの側で空模様がまるで違う——そんな観測結果が出ました。舞台は地球から約880光年先にある灼熱のガス惑星、WASP-121 b。ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が、この惑星の「朝の縁」と「夕方の縁」...
科学・宇宙

約49光年先の岩石惑星に「大気」の兆候——ハビタブルゾーンでは初めて

太陽系の外にある岩石の惑星で、大気があるらしい——そんな兆候が初めて捉えられました。舞台は地球から約49光年先にある LHS 1140 b(エルエイチエス1140b)。この惑星は、星からの距離がちょうどよく、条件しだいで液体の水が保てる「ハ...
科学・宇宙

10年越しの「かくれんぼ」——直接撮影された系外惑星で最も暗い惑星が見つかった

10年以上ものあいだ、望遠鏡の画像のなかにちゃんと写っていたのに、誰にも気づかれずにいた惑星がある。ベータ・ピクトリスという星のまわりで新しく見つかった、3つ目の惑星「ベータ・ピクトリスd」だ。地上の望遠鏡で直接その姿をとらえた系外惑星(太...
科学・宇宙

「宇宙人だ」と言う前に——SETIが15年ぶりに発表ルールを改定

地球外の知的生命らしき信号を見つけたとき、科学者は何をして、いつ世界に発表するのか。その手順を定めた国際的な取り決めが、15年ぶりに書き換えられました。改定を主導した国際宇宙航行アカデミー(IAA)のSETI委員会が示した中心の考え方は、ひ...
科学・宇宙

「エイリアン巨大構造物」で騒がれたタビー星に、巨大惑星の証拠が見つかった

「エイリアンの巨大構造物があるかもしれない星」として、10年以上も語られてきた星があります。はくちょう座の方向、約1500光年先にある「タビー星」(KIC 8462852)。この星のまわりに、木星の10倍近い重さの巨大な天体が回っているらし...
宇宙・天文

25光年先のスーパーアース、再解析で「住める領域」に入った

地球から25光年先に、赤色矮星(小さくて暗い、低温の星)をまわる岩石の惑星があります。GJ 3378bと呼ばれるこの星は、2024年に見つかったときには「重すぎて生命には向かなそう」という扱いでした。ところが最新の再解析で質量と公転周期が見...
宇宙・天文

8年かけて星を回る褐色矮星——質量まで測れた「最長周期」のトランジット天体

星の前を横切る(トランジットする)天体は、これまでにたくさん見つかっています。ただそのほとんどは、星のすぐ近くを数日から数十日で回る「せっかちな」天体です。ところが今回見つかったのは、8年近くかけて星を一周する、とても遠くて重い天体でした。...
宇宙・天文

死んだ星のそばで生き延びた惑星を、JWSTが読み解く

地球から80光年ほど離れたところに、死んだ星のすぐそばを回る木星級の巨大惑星がある。星の光の半分以上をさえぎりながら、たった34時間で一周してしまう。本来なら、その星が最期に大きくふくらんだときに焼き尽くされていたはずの場所だ。なのに、この...
宇宙・天文

アインシュタインの理論がみちびいた発見——TESSがとらえた4万光年先の超木星

系外惑星を探す衛星TESSが、これまで一度も使っていなかった方法で木星のような惑星をとらえました。使ったのは、アインシュタインの一般相対性理論から出てくる「重力マイクロレンズ」という現象です。TESSは本来こういう惑星を見つけるようには作ら...
宇宙・天文

地球はあと約19億年“緑”を保てる——最後の植物が消える日の試算

いつか遠い未来に、地球から最後の一枚の葉が枯れて散る日が来ます。植物がすべて姿を消す、その「期限」がいつなのかを試算した研究が公開されました。非営利の研究組織ブルー・マーブル・スペースのジェイコブ・ハック=ミスラ氏とエリック・ウルフ氏は、地...
宇宙・天文

「ピンクの惑星」GJ 504 b、ジェイムズ・ウェッブが見つけた“塩の雲”

57光年先に、薄い赤紫色でぼんやり光る天体があります。発見されたときから“ピンクの惑星”と呼ばれてきた GJ 504 b は、暗くて冷たすぎるせいで、地上の大型望遠鏡でも10年以上まともに「光の中身」を読めずにいました。それをジェイムズ・ウ...
宇宙・天文

同じ星をまわる「超ふわふわ惑星」を2つ発見、密度は綿菓子以下

木星と同じくらいの大きさなのに、密度は綿菓子(わたあめ)より低い——そんな極端にスカスカな巨大惑星が、しかも2つ同時に見つかりました。これまでに見つかった惑星の中でも、最も軽い部類に入る世界です。オックスフォード大学が率いる国際チームが、同...
宇宙・天文

ユークリッド、天の川銀河の中心を史上最大・最詳細に撮影――6000万個超の星

欧州宇宙機関(ESA)の宇宙望遠鏡「ユークリッド」が、天の川銀河のいちばん混み合った中心部を撮影し、可視光ではこれまでで最大・最も詳細な一枚を作り上げました。写り込んだ星の数は6000万個超。撮影にかかった時間は、わずか26時間ほどです。天...
宇宙・天文

生命を探すなら「まずここ」――6,000個から選ばれた45の惑星

広い宇宙のどこかに、私たち以外の生き物はいるのか——。天文学でもっとも大きな問いのひとつですが、その「探し方」が最近一歩進みました。これまでに見つかった6,000個あまりの系外惑星(けいがいわくせい=太陽系の外にある惑星)の中から、生命を探...
宇宙・天文

星のまたたきが教えてくれた、1万光年先の惑星衝突

約1万1千光年も離れた宇宙の片隅で、2つの惑星がぶつかった——その“現場”らしき痕跡を、地球からの観測でとらえた、という話です。しかもその衝突は、はるか昔に私たちの「月」が生まれたときの出来事とよく似ているかもしれない、というおまけつき。今...
宇宙・天文

10.7光年先に、住めるかもしれない惑星——ただし話はそう単純じゃない

「地球に似た惑星が見つかった」というニュースは、正直もう何度も聞いた気がします。でも今回のは、ちょっと事情が違います。なにせ場所が近い。10.7光年先、宇宙の感覚で言えば“ほぼお隣さん”のところに、水をたたえられるかもしれない惑星が確認され...