ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡

科学・宇宙

銀河の外に「裸」で浮かぶブラックホール星——JWSTの「小さな赤い点」の謎に迫る発見

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が初期の宇宙を撮り始めてから、説明のつかないものが写り続けています。「小さな赤い点(little red dots)」と呼ばれる、ぽつぽつとした赤い天体です。MIT(マサチューセッツ工科大学)などの...
科学・宇宙

ウェッブ望遠鏡の謎「小さな赤い点」、育った後の姿かもしれない銀河が見つかる

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が観測を始めてから4年、天文学者をずっと悩ませてきた正体不明の天体群があります。「小さな赤い点(リトル・レッド・ドット)」と呼ばれる、初期宇宙に大量に散らばる謎の光です。その謎に、思いがけない方向から手掛かりが...
科学・宇宙

海王星の内側の月と環は、壊された氷の星の「中身」だった

海王星のすぐそばを回る小さな月と、そのまわりに広がる細い環。ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡でその成分を調べたところ、どれも「小さな天体として生まれたもの」ではなく、もっと大きな氷の天体の内部が砕けて散った破片らしい、という結果が出ました。カ...
科学・宇宙

1000万個の星が詰まった球状星団で、ようやく1つ目のブラックホールが見つかった

ケンタウルス座の方向、1万8000光年先にオメガ星団があります。約1000万個の星が球状に密集した、天の川銀河でいちばん大きな球状星団です。ここには理論のうえで1万個ほどのブラックホールが潜んでいるはずでした。ところが、何十年探しても1つも...
科学・宇宙

ジェイムズ・ウェッブでも見えない水、惑星の奥に沈んでいる可能性

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)で惑星の大気を丹念に調べても、その惑星がどれだけ水を持っているかは分からないかもしれない——シカゴ大学を中心とするチームが、計算モデルからそんな可能性を示しました。水が大気の下に沈み込んで層をなして...
科学・宇宙

ジェイムズ・ウェッブが捉えたブラックホールの「食事」——燃料はガスの糸で届いていた

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が、超大質量ブラックホールに「餌」が運ばれていく現場を、かつてない細かさで捉えました。舞台は、地球から約1億4500万光年先にある銀河NGC 4696の中心部。長く伸びたガスの糸が、直径800光年ほ...
科学・宇宙

南極の氷がとらえる謎のニュートリノ、発生源はウェッブが見つけた「小さな赤い点」かもしれない

宇宙にはいま、別々のところで宙ぶらりんになっている謎がふたつあります。ひとつは、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が初期の宇宙で大量に見つけた、正体不明の赤い天体「小さな赤い点」。もうひとつは、南極の氷の下で十年以上とらえ続けられている、どこか...
科学・宇宙

10年越しの「かくれんぼ」——直接撮影された系外惑星で最も暗い惑星が見つかった

10年以上ものあいだ、望遠鏡の画像のなかにちゃんと写っていたのに、誰にも気づかれずにいた惑星がある。ベータ・ピクトリスという星のまわりで新しく見つかった、3つ目の惑星「ベータ・ピクトリスd」だ。地上の望遠鏡で直接その姿をとらえた系外惑星(太...
科学・宇宙

「ダイソン球」の探し方に新しい手がかり——狙うべきは赤色矮星と白色矮星

もし宇宙のどこかに、恒星をまるごと囲って光を残らず集める「ダイソン球」を築いた文明がいたとして、私たちはそれをどこの、どんな星のまわりで探せばいいのか。この問いに具体的な狙い目を示した研究が、査読を経て学術誌『Universe』に載りました...
宇宙・天文

「球状星団」だと思われていたテルザン5、正体は“銀河の化石のかけら”だった

天の川銀河の中心に近い場所に、テルザン5という星の集まりがあります。長いあいだ、ありふれた「球状星団」の一つだと考えられてきました。ところがハッブルとジェイムズ・ウェッブの両宇宙望遠鏡で丁寧に調べ直したところ、正体はもっと珍しいものでした。...
宇宙・天文

暗黒物質を映す天然のレンズ ― 宇宙の正午で見つかった銀河団XLSSC 122

「宇宙の正午」に見つかった早すぎる銀河団ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が、本来ならまだできあがっていないはずの、重くて中心まで密に詰まった銀河団を見つけました。場所は約104億光年のかなた。光がそれだけの距離を旅してきたというこ...
宇宙・天文

「ピンクの惑星」GJ 504 b、ジェイムズ・ウェッブが見つけた“塩の雲”

57光年先に、薄い赤紫色でぼんやり光る天体があります。発見されたときから“ピンクの惑星”と呼ばれてきた GJ 504 b は、暗くて冷たすぎるせいで、地上の大型望遠鏡でも10年以上まともに「光の中身」を読めずにいました。それをジェイムズ・ウ...
宇宙・天文

6つの銀河が1つに——ジェイムズ・ウェッブが“宇宙最大級の銀河”が生まれる瞬間をとらえる

ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が、少なくとも6つの銀河がぶつかり合いながら1つの巨大な銀河へまとまっていく“現場”をとらえました。しかも、その中心では超巨大ブラックホールも同時に育ちつつあります。銀河と、その中心にあるブラックホ...
宇宙・天文

天の川の100分の1サイズの銀河が、生まれたての宇宙の霧を焼き払っていた

生まれたばかりの宇宙は、水素のもやに覆われて光がまっすぐ進めない、いわば「霧の中」のような状態でした。その霧をいったい何が晴らして、宇宙は今のように透き通ったのか——天文学が長年追いかけてきた大きな問いです。ハッブル宇宙望遠鏡が、その「霧が...
宇宙・天文

同じ星をまわる「超ふわふわ惑星」を2つ発見、密度は綿菓子以下

木星と同じくらいの大きさなのに、密度は綿菓子(わたあめ)より低い——そんな極端にスカスカな巨大惑星が、しかも2つ同時に見つかりました。これまでに見つかった惑星の中でも、最も軽い部類に入る世界です。オックスフォード大学が率いる国際チームが、同...
宇宙・天文

太陽系の外から来た彗星「3I/ATLAS」、ウェッブが探る“100億年前”の出身地

太陽系の外からやって来た彗星を、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡がとらえました。その成分を分析したところ、太陽系で生まれた彗星にはまず見られない「異質な比率」が出てきて、研究チームは驚いたといいます。手がかりをたどると、この彗星は100億年以...
宇宙・天文

JWSTが見つけた『小さな赤い点』の正体は、生まれたての超巨大ブラックホールだった

宇宙望遠鏡が撮った写真の中に、正体のわからない「小さな赤い点」がたくさん写っていました。十数億光年どころか、宇宙が生まれて数億年しか経っていないころの姿です。これがいったい何なのか、研究者たちはずっと頭を抱えてきました。その答えが出ました。...