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広島の砂浜のガラス粒から、記録にない合金が見つかった

広島湾の砂浜には、小さなガラスの粒が大量に混じっています。1945年8月6日の朝、街ごと蒸発した建物や金属や土が、上空の火の玉のなかで溶け合い、冷えて丸くなって降ってきたものです。フィレンツェ大学を中心とする国際チームが、この粒を34個集め...
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世界中で聞こえる「謎のハム音」、正体は自分の耳の中の音だったかもしれない

夜、部屋の中でだけ聞こえる低い「ブーン」という音。外に出て音源を探しても、それらしい機械もエンジンも見当たらない。同じ部屋にいる家族には、まったく聞こえていない――。世界各地でこう訴える人がいて、その正体は半世紀ちかく謎のままでした。この「...
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「指でリズムをトントン」してから聞くと、騒がしい場所で話が聞き取りやすくなる

騒がしいカフェで、向かいの人の声がどうにも聞き取れない——そんな経験は誰にでもあります。フランスの研究チームによると、話を聞く前に指でトントンとリズムを刻んでおくと、そのあとの聞き取りが良くなることがあるそうです。しかも、どんな速さでもいい...
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1675年の「気圧計の中の光」の謎——水銀が生む静電気の正体

1675年のある晩、フランスの天文学者ジャン・ピカールが水銀気圧計を運んでいたとき、妙なことに気づきました。ガラス管の中、水銀の液面のすぐ上あたりが、暗がりでぼうっと光っていたのです。歩くたびに水銀が揺れて、そのたびに淡い光がちらつく。ピカ...
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6日で「跡形なく」消えるプラスチック——細菌を仕込んで内側から分解

使い終わったプラスチックが、合図ひとつで6日ほどで完全に分解し、しかもマイクロプラスチックを残さない——そんな素材が作られました。中に仕込まれた細菌が、スイッチを受けて目を覚まし、自分を包んでいるプラスチックを内側から食べ尽くす。「生きたプ...
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深海の水圧がマリンスノーを「絞る」——見落とされていた餌の供給源

海の表層から深海へ、雪のようにゆっくり降りそそぐ有機物の粒があります。「マリンスノー」と呼ばれる、死んだ藻類や微生物、その粘液が寄り集まった塊です。この粒が水深2〜6kmあたりを通り過ぎるとき、まわりの水圧によって中身の一部を外へ漏らしてい...
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洞窟の壁から古代人のDNAを回収する

洞窟の壁にそっと手を当てる。ただそれだけで、その人の細胞のかけらが石の表面に移り、何千年ものあいだそこに残っていた——そんなことが実際に起きていた、という研究が発表されました。骨も歯もひとつ残っていない洞窟でも、壁そのものを調べれば「かつて...
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「赤ちゃんガラガラヘビの方が危ない」は俗説だった——本当に危ないのは大人

「子ヘビのガラガラヘビは、大人よりかえって危ない」——ハイキングをする人のあいだで、長く語り継がれてきた話です。生まれたばかりのヘビは毒の量を加減できず、噛んだときに手持ちの毒を一気に注ぎ込んでしまう。だから小さいほど恐ろしい、というもので...
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カニバリズムは”割に合わない”——タブーを進化的な視点から読み解く

飢えてどうしようもないとき、目の前に食べられそうな「人間」がいたら、食べるのが得なのか。答えは、ほとんどの場合「損」でした。しかもその損は、気分や道徳の問題ではなく、集団まるごとを崩壊させかねない現実的なリスクだといいます。人食い(カニバリ...
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ネアンデルタールの“恋物語”は、DNAが語っていない

「ネアンデルタール男性は、ホモ・サピエンスの女性を好んだ」——2026年のはじめ、そんな見出しがいくつもの媒体を駆けめぐった。スペインのEl Paísは「選んだ」と書き、National Geographicは先史の「ロミオ」を思い描き、英...
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記録破りの海底掘削が明かす、2011年の津波がなぜ致命的だったか

2011年3月11日の巨大津波が、なぜあれほど大きくなったのか。その手がかりが、世界でいちばん深い海底掘削から見つかりました。地震を起こした断層のすぐそばに、薄くて滑りやすい粘土の層が隠れていて、それが断層を海溝の近くまで一気にすべらせ、津...
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数年“絶食”を耐える超巨大深海等脚類のからくり

エサを一日抜くだけでもつらいのに、数年間まったく食べずに平然と生きる生き物がいます。深海にすむ大型のダイオウグソクムシの仲間です。日本でも、鳥羽水族館の個体が5年以上エサを食べなかったことで大きな話題になりました。この「なぜ数年も絶食できる...
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バルト海の孤島に5000年前のオオカミ、家畜化の常識を揺らす

人が船で渡るしかない、バルト海の小さな岩の島。そこから、3000〜5000年前のオオカミの骨が2頭ぶん見つかりました。オオカミは自力で海を越えられないので、答えはひとつ——人が連れて行った、ということになります。しかもその骨をくわしく調べる...
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街灯が生む“死の螺旋”——数千匹のワラジムシが延々と輪を描くわけ

夜の街灯の下で、数千匹のワラジムシがぐるぐると円を描いて回り続ける——そんな奇妙な光景がイスラエルで確認されました。しかも、その引き金になっていたのは街灯そのもの。野外では見たことのない行動で、人工の光が地面の小さな生き物にまで思わぬ影響を...
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3Dプリントで作る自作ラマン分光計「CubeRaman」――光で分子を見分ける装置を手のひらサイズに

分子の種類を光で見分けるラマン分光は、化学分析の現場で長く使われてきた強力な手法だ。ただ、そのための装置はたいてい大がかりで、価格も研究室向けのそれになる。ところが、安いグリーンレーザーと3Dプリントの筐体を組み合わせて、驚くほどまともに動...
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コモドオオトカゲの食べ残しを漁っていた——小型人類ホモ・フロレシエンシス再考

身長わずか1メートルほど、脳は現代人の3分の1しかない——それなのに大型の獲物を狩り、火まで操っていた。フローレス島で見つかった小型の人類、ホモ・フロレシエンシス(通称"ホビット")は、発見以来そんな「小さな体で高度なことをやってのけた人類...
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新種のテントウムシ、研究室のすぐ外の松の木で見つかる

新種の生きものを見つけるというと、人がなかなか立ち入らない森や離島に分け入る話を思い浮かべます。ところが今回見つかった新種のテントウムシは、研究者の実験室のすぐ外——キャンパスに生えていた松の木にいました。しかも同じ研究で、もう1種の新種も...
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深海の「金色の球体」の正体は、巨大イソギンチャクの“土台”だった

2023年、アラスカ湾の海底——光のまったく届かない水深3,250メートルほどの暗闇で、岩に張りついた金色の球体が見つかりました。大きさはソフトボールくらい、なめらかなドーム型で、片側に小さな穴。映像を見ていた調査クルーは「ホラー映画の冒頭...