ダークマター

科学・宇宙

天の川銀河は大昔に「ひっくり返って」いた?巨大衝突が残した回転の痕跡

私たちが住む天の川銀河は、大昔に円盤ごと90度以上「ひっくり返った」ことがあるかもしれない——そんな研究発表が、2026年7月に英国で開かれた王立天文学会の年会(ナショナル・アストロノミー・ミーティング)で行われました。発表したのは英ダラム...
科学・宇宙

見えない宇宙を「電波の閃光」で照らす——高速電波バーストを光源にする新しい観測アイデア

宇宙には、どんなに高性能な望遠鏡を向けてもうまく見えないものがある。銀河と銀河のあいだに広がるうすいガスや塵、それに磁場だ。星のように自分から光らないので、まともに写らない。この「見えない部分」を、まったく別の方法で照らし出せるかもしれない...
科学・宇宙

アンドロメダの隣に、見えている星わずか46個の極小銀河が見つかった

アンドロメダ銀河の周りに、これまで見つかった中でも指折りに暗い矮小銀河が見つかった。どれくらい暗いかというと、今回の観測で星として数えられたのは、わずか46個。ふつうの銀河が数百億から数千億の星を抱えることを思えば、桁がまるで違う。名前は「...
宇宙・天文

宇宙は“どの向きも同じ”ではない? 宇宙論の大前提を揺らす「双極子異常」

「宇宙は、大きく見ればどの方向も同じ」——これは現代宇宙論がよりどころにしている、いちばん根っこの前提だ。ところが、はるか遠くにあるクエーサーや電波銀河の分布を数えてみると、その前提とうまく噛み合わない「かたより」が見つかっている。宇宙双極...
科学・宇宙

ブラックホール情報パラドックスに新提案——蒸発は最後で止まり「残骸」が残る

ブラックホールは、抱え込んだものを二度と外に出さない天体として知られています。そのブラックホールが、寿命の最後の最後で蒸発を止め、飲み込んだ情報をすべて抱えたまま「微小な残骸」を残す——そんな理論提案が発表されました。しかも、その背後にある...
宇宙・天文

弾丸銀河団はダークマターなしでも説明できる——ボン大学の新解析

ダークマターの「動かぬ証拠」とされてきた天体があります。弾丸銀河団(だんがんぎんがだん)です。2つの銀河団がまともにぶつかってできたこの天体は、目に見える物質だけでは説明のつかない重力のふるまいを見せる——だからそこには見えない物質、つまり...
宇宙・天文

ダークマターを“欠く”3例目の銀河、ケック望遠鏡が発見

宇宙にある銀河のほとんどは、目に見えない「ダークマター(暗黒物質)」にがっちり包まれている——というのが、これまでの常識でした。ところが、その常識に当てはまらない銀河が、また一つ見つかりました。ハワイ・マウナケア山頂のケック望遠鏡による観測...
宇宙・天文

宇宙の「網」は想定よりずっと大きかった――DESIが揺るがす宇宙論の大前提

宇宙には、銀河が網の目のようにつながった巨大な構造がある。「コズミックウェブ(宇宙の網)」と呼ばれるもので、ダークマター(目に見えない物質)とガス、そして銀河が、糸状のフィラメントと、その節にあたる銀河団、広大な空洞(ボイド)でできた立体的...
宇宙・天文

巨大ブラックホールは暗黒物質に包まれている?光の反響が示した手がかり

「見えないのに、確かにそこにある」とされる暗黒物質(ダークマター=光で見えない物質)を、光の“こだま”を使って間接的に捉えられるかもしれない——そんな研究が出ました。狙いをつけたのは、天の川銀河の中心にあるような巨大ブラックホールの周りです...
科学ニュース・論文

87年ぶりに「見えた」現象——暗黒物質探しの土台を固めた初観測

1939年に予言されながら、87年ものあいだ誰も直接は見たことがなかった現象が、ついに実験で確かめられました。「ミグダル効果」と呼ばれるごく小さな現象で、宇宙の正体に関わる暗黒物質(ダークマター)を探すための、確かな足場になると期待されてい...