ひろゆら

生物・動物

ズワイガニが100億匹消えた海で、雑種が13.4倍に増えた。ベーリング海の熱波から7年後に現れた「枠の外のカニ」

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。2025年の夏、ベーリング海の底を引く調査のトロール網に、それまでめったに入らなかったカニが次々と上がりました。ズワイガニとオオズワイガニのあいだに生まれた雑種です。数は過去...
テクノロジー

個人のカジュアルゲームはどこで、いくらで売れるのか。Steam・Microsoft Store・Google Play の手数料と実績【2026年】

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。ルールが簡単で、数分あれば1回遊べるゲームを「カジュアルゲーム」と呼びます。パズル、落ち物、ブロック崩し、カードを並べるだけのソリティアなどがそうです。1人でも作りきれる規模...
古生物学

【石炭紀の生物】メガラクネ – 25年間「史上最大のクモ」とされた化石は、ウミサソリだった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。名前メガラクネ。学名はメガラクネ・セルヴィネイ(Megarachne servinei)。属名はギリシャ語で「大きなクモ」の意味分類節足動物 鋏角類 ウミサソリ類(広翼類)。...
宇宙・天文

月は縮んでいる。1万本を超える若い断層を数えたら、半径は4億〜8億年で42〜46メートル減っていた

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。月は、いまも少しずつ縮んでいます。約45億年前に生まれたときの熱を内部にまだ抱えていて、それが冷めていくぶんだけ全体が小さくなるからです。縮んだ岩の殻は、表面に「崖」の形で跡...
テクノロジー

カメラ1台と小さな計算機だけで、人間の世界王者より速く飛んだ。デルフト工科大の自律レース用ドローン MonoRace

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。ドローンレースは、手のひらほどの機体に付けたカメラの映像をゴーグルで見ながら、時速100キロメートル前後で小さなゲートをくぐり抜けていく競技です。人間のパイロットは、ぶれて歪...
生物

全長6メートルの「幽霊クラゲ」に、稚魚の群れが乗っていた。50年前の推測に、アルゼンチン沖の深海で初めて映像がついた

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。深海には、傘の直径が1メートルを超え、4本の口腕(こうわん)が10メートル以上も伸びる巨大なクラゲがいます。学名を Stygiomedusa gigantea といい、英語で...
物理

宇宙が「偽の真空」に留まっていられるのは、周りの場が見張っているから。環境との触れ合いが量子トンネルを抑える「宇宙のロックダウン」

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。宇宙は、いつか「別の宇宙」に変わってしまうかもしれない。素粒子物理には、そんな心配が本気で議論されている一角があります。きっかけは、電子などの粒子に質量を与えているヒッグス場...
物理

超伝導が消えたあとも、電子のペアは「縞」になって残っていた。二テルル化ウランの表面で見えたペア密度波の名残

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。超伝導体の中では、電子が2個ずつ組になって、抵抗を受けずに流れます。この組は「クーパー対」と呼ばれ、ふつうは物質の中に一様に広がっています。ところが2007年に理論で予言され...
未分類

ベテランの科学者は「ひっくり返す」仕事が減るが、ひっくり返したものは残る。1,100万本の論文で測った「持続する破壊」

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。科学者は年を取ると、常識をひっくり返すような仕事をしなくなる。そう聞くと、思い当たる例がいくつも浮かぶかもしれません。実際、論文の引用のつながりから「どれだけ先行研究を覆した...
材料科学

日光で生ごみのにおいを分解するごみ箱のふた。リチウムを混ぜた二酸化マンガンが酢酸を壊し、40日以上効き続けた

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。夏の屋外に置いたごみ箱は、すぐに酸っぱいにおいを出し始めます。においの主な元は、食べ物が腐るときに出る酢酸などの揮発性脂肪酸です。ふたの裏に活性炭のフィルターを付けてにおいを...
医学・健康

アルツハイマー病の最大の遺伝的リスク APOE4 は、脳の「絶縁材」を作る細胞に脂肪の粒をためさせていた。原因は Wnt シグナルの弱まり

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。アルツハイマー病の研究は長いあいだ、脳にたまる2つのタンパク質、アミロイドβとタウを追いかけてきました。マサチューセッツ工科大学(MIT)の Li-Huei Tsai さんの...
宇宙・天文

オリオン大星雲の「バー」を初めて立体で計算したら、影が化学を変えていた。1次元の層では出なかった弧と筋

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。星は、冷たいガスと塵の巨大な雲の中で生まれます。生まれたての重い星が光り始めると、その強い紫外線が周りの雲に当たり、ガスを温め、分子を壊し、雲の表面でたくさんの化学反応を引き...
宇宙・天文

銀河を測る望遠鏡が、彗星を拾った。ユークリッドが初めて自分で見つけた C/2026 S1 (Euclid) は、太陽系の「真上」を通る長周期彗星

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。欧州宇宙機関(ESA)の宇宙望遠鏡ユークリッドは、何十億個もの銀河の形と動きを測って、宇宙の膨張を加速させている「暗黒エネルギー」の正体に迫るための望遠鏡です。狙うのは、遠く...
古生物学

【白亜紀の生物】フタバスズキリュウ – 高校生が見つけた首長竜に、学名が付くまで38年かかった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。名前フタバスズキリュウ(双葉鈴木竜)。学名はフタバサウルス・スズキイ(Futabasaurus suzukii)。化石が出た地層「双葉層群」と、発見者の鈴木直(ただし)さんの...
地球科学

地球の核から水が漏れている。マグマの海が固まっても「軽い水素」の偏りはできないと計算で示し、火山の溶岩に混ざる水素の出どころを核に絞った

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。地球の中心にある核は、鉄とニッケルを主体にした金属の球で、いちばん外側の層は今も融けています。その核が、地球が生まれたときに閉じ込めた水素を、少しずつマントルへ漏らしているら...
生物

深海の「スパゲッティワーム」に吸盤があった。インド洋の海山で見つかった新属の2種と、先に日本の南大東島沖で見つかっていた3種目

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。海底の砂泥に管を立てて暮らし、管の口から細い触手を何本も伸ばして餌を集める「スパゲッティワーム」という海の虫がいます。英語の通称で、日本語ではフサゴカイ科と呼ばれるゴカイの仲...
生物

無重力でも、ヒトのゲノムは崩れなかった。重力を打ち消す装置で24時間、核はふくらんだが DNA は傷まず、傷めたのは「液の流れ」のほうだった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。宇宙に長く滞在した宇宙飛行士の体には、筋肉や骨が減る、視力が落ちる、心臓や血管の働きが変わるといった影響が出ます。遺伝子の働き方も変わることが、NASA の双子研究などで分か...
環境

黒死病で人が減ると、植物の種類も減った。ヨーロッパ109か所の花粉記録が示す、耕作が止まった土地で起きたこと

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。人が減れば、自然は豊かになる。そう考えたくなる場面は多いのですが、14世紀のヨーロッパではそうなりませんでした。黒死病で人口が3分の1減ったあと、植物の種類はむしろ減っていた...
材料科学

部屋の明かりで自分を消毒する綿布。2つの色素を重ねて染めた布を病院の12部屋に48時間置いたら、普通の綿より微生物が75%少なかった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。病院の布を、部屋の照明だけで消毒し続ける。そんな綿布を、スペインのバレンシア工科大学(UPV)のチームが作り、実際の病室で試しました。2つの色素を重ねて染めた綿布は、白色光を...
テクノロジー

印刷して作り、26ナノ秒で切り替わり、6分で溶けて消える人工シナプス。金属を使わない有機分子の「骨組み」でできた脳型素子

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。人の脳は、数百兆ともいわれるシナプス(神経細胞どうしのつなぎ目)で計算と記憶を同じ場所でこなし、使う電力は電球1個ぶんの20ワットほどです。この働きを電子部品で真似た「人工シ...
環境

深海採鉱の試験中、海底の微生物の働きが入れ替わった。南シナ海の水深1,300m で、窒素を供給する遺伝子が減り、酸素のいらない代謝の遺伝子が増えた

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。深海の海底には、コバルトやニッケルなどの金属を含む岩や団塊が広がっていて、それを掘り上げる深海採鉱の計画が各国で進んでいます。本格的な商業採鉱はまだ始まっていませんが、試験的...
物理

量子ビットだけでは足りない。マイクロ波共振器を「ボソンの入れ物」として組み合わせるハイブリッド量子計算機なら、誤り訂正なしでも手が届くという理論

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。量子コンピューターの部品といえば量子ビットです。ところが、物質の中で起きている現象を量子コンピューターで再現しようとすると、量子ビットだけでは手に負えない相手が出てきます。光...
人体・脳

息を速く途切れなく続けると、脳の血流が45%落ちる。経験者30人に MRI の中で「循環呼吸」をしてもらったら、血流の低下だけでは体験の強さを説明できなかった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。速く深い呼吸を途切れなく続けると、知覚が変わり、自分と周囲の境目が薄れるような体験が起きることがあります。ブレスワークと呼ばれる呼吸の実践の中でも「高換気ブレスワーク」と呼ば...
テクノロジー・エネルギー

塩の水和物をゲルに閉じ込めて、建物に熱をためる「サロゲル」。パラフィンの2倍以上の熱を同じ体積に蓄え、模型の家を涼しくも暖かくもした

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。氷を入れた飲み物が冷たいままなのは、氷が融けるあいだ、温度を上げずに熱を吸い続けるからです。固体と液体のあいだを行き来するときに熱をためたり出したりする物質は「相変化材料」と...
古生物学

【ジュラ紀の生物】アロサウルス – けがだらけの有名な標本「ビッグ・アル」は、別の種だった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。名前アロサウルス(Allosaurus)。ギリシャ語で「異なるトカゲ」の意味。背骨の骨がほかの爬虫類と違って軽くできていたことから。代表種フラギリス(fragilis)はラテ...
古生物学

【デボン紀の生物】肺魚 – 干上がった泥の中で眠る繭は、生きた細胞でできていた

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。名前肺魚(はいぎょ、lungfish)。肺で空気を吸うことから。グループの学名ディプノイ(Dipnoi)は、ギリシャ語で「二つの呼吸」の意味。えらと肺の両方で呼吸することにち...
歴史・考古学

兵馬俑を作ったのは成人男性だけではなかった。粘土に残る79個の指紋が示す、女性と子どもの手

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。中国・西安の郊外に眠る秦始皇帝の陵墓には、等身大の兵士の像が8,000体ほど埋められています。1974年に井戸を掘っていた農民が土の中から焼き物の破片を見つけ、そこから50年...
気候・環境

コンゴ盆地の100年の気温は、電気の無い町の棚に積まれた手書きの観測簿にあった。9,885枚を読んで分かった0.5℃の上昇

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。アフリカ中央部のコンゴ盆地には、アマゾンに次いで世界で2番目に大きな熱帯雨林と、やはり世界2位の流量を持つコンゴ川があります。ところが、ここがどれだけ暖かくなってきたのかを示...
物理

ワームホール同士がぶつかると、ブラックホールの地平面が「縮む」。初めての3次元シミュレーションが描いた、合体の奇妙な結末

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。重力波の検出は、2015年の最初の1件から10年あまりで数百件に積み上がりました。そのほとんどは、2つのブラックホールが互いのまわりを回りながら近づき、合体するときの波です。...
生物

暑い日のセコイアの葉は、気温より10℃も熱い。水があっても光合成が落ちる、世界一高い木の弱点

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。カリフォルニア州の海岸沿いに育つコースト・レッドウッド(セコイア、学名 Sequoia sempervirens)は、高さ100メートルを超える世界でいちばん背の高い木です。...