ひろゆら

医学・健康

筋肉のサプリが心にも効く?クレアチンとうつ症状の最新レビュー

筋トレをする人にはおなじみのサプリ「クレアチン」。筋肉づくりのために飲まれるあの白い粉が、じつは脳のはたらきにも関わっているかもしれない——そんな研究の見直しが発表されました。カナダ・オタワ大学のチームが、うつ症状に対するクレアチンの効果を...
医学・健康

哺乳類にも「骨格を組み直す」治し方が眠っていた——マウス実験が示した再生の手順

トカゲやサンショウウオは、失った足や尻尾をまるごと生やし直せます。でも哺乳類にはそれができず、切り落とした指はもう戻らない——これが長いあいだの常識でした。「なぜ再生できる動物とできない動物がいるのか」は、アリストテレスの時代から問われてき...
テクノロジー・エネルギー

生命の始まりに迫る小さなRNA――45個の部品でできた「QT45」が自分自身をコピーした

量子力学の土台を築いた物理学者マックス・プランク。その名を冠した研究所が世界中にあるほどの人物ですが、彼が1940年代に発表した論文2本が、いつのまにか「撤回」された状態になっていたことが分かりました。撤回の理由として記されていたのは「著作...
テクノロジー

飛行機は“車輪で速さを測らない”のに、どうやって速度を知るのか

車を運転しているとき、スピードメーターは車輪の回転から速さを割り出している。タイヤが何回まわったかを数えれば進んだ距離がわかり、時間で割れば速度が出る。ごく素直な仕組みだ。ところが飛行機は地面から浮いている。車輪は空を飛んでいるあいだ何の役...
AI・テクノロジー

中国・美団、国産チップだけで学習した1.6兆パラメータAI「LongCat-2.0」を無料公開

中国のフードデリバリー大手・美団(メイトゥアン)が2026年6月30日、輸入した高性能GPUを一切使わず、国産の半導体だけで学習させたという巨大なAIモデルを無料公開しました。名前は「LongCat-2.0(ロングキャット2.0)」。パラメ...
AI・テクノロジー

「存在しない花の種」がネット通販にあふれる——生成AIが生んだ“タネ詐欺”

虹色に輝くバラ。猫の顔の形に花びらが広がる植物。人の背丈を超える紫色のヒマワリ。どれも実在しない植物だが、その「種」がeBayやAmazon、Etsyといった大手ネット通販で、いくつも売られている。テクノロジー系メディアの404 Media...
テクノロジー・エネルギー

データセンター急増の街で電気代25%増、職員に「ブラインドを閉めてPCを切って」

アメリカ・バージニア州のヘンリコ郡が、7月から電気料金が約25%上がる見込みだとして、郡の職員に「使わないパソコンは切ってほしい」「窓のブラインドを下ろして日差しの熱を抑えてほしい」と節電を呼びかけました。オフィスの一人ひとりに、日々の細か...
AI・テクノロジー

AIの「ですます」をやめさせて節約する——原始人プロジェクトの中身

AIに「原始人みたいな片言」でしゃべらせて、利用料を減らそうとする動きが広がっています。ふだんは「なるほど、おっしゃる通りですね」と丁寧に前置きしてくれるAIに、あえて余計な言葉を削らせて、いわば「ウホ、直った」くらいの短さで返させる。冗談...
AI・テクノロジー

AIがあなただけの値段をつける——「個別価格づけ」が問う公正さ

同じ商品なのに、自分と隣の人とで値段が違う。しかもそれが「あなたなら、このくらいまでは払うだろう」とAIに見抜かれた結果だとしたら——。そんな値づけが現実味を帯びてきた、という研究が出ています。標準価格から個人価格へこれまで、店頭やネットの...
テクノロジー・エネルギー

1920年代の部品だけで「機械式テレビ」を再現——ニプコー円板でうつす100年前の映像

いまのテレビが映し出す映像は、薄いパネルの上にびっしり並んだ画素でできている。けれど、テレビが家庭に入ってきたいちばん最初の時代、映像を作っていたのは電子部品ではなく、穴のあいた円板がぐるぐる回る「機械式テレビ」だった。その100年前のしく...
宇宙・天文

天の川の中心、嵐の中の“凪の島”で星が生まれようとしている——ALMAが見たゆりかご

天の川銀河の中心は、星が生まれそうにない場所だと長く考えられてきました。ガスが音速を超える速さで荒れ狂っていて、星の材料が一カ所に落ち着いて集まる暇もないからです。ところが、その渦のただ中にぽつんと“凪(なぎ)”ができていて、そこでガスが静...
宇宙・天文

ブラックホールは星を食べたあと“げっぷ”する——数年遅れて届く電波の輝き

星をまるごと飲み込んだブラックホールが、数か月から、ときには数年も経ってから「げっぷ」をする——そんな後始末の悪さが、電波の観測ではっきりつかまえられました。光が消えて静かになったように見えても、ブラックホールの食事はまだ終わっていなかった...
宇宙・天文

火星の地下に“地球そっくりの巨大マグマ系”があった——プレートが動かなくても

火星の地下に、地球そっくりの巨大なマグマの仕組みがかつて存在したらしい——オックスフォード大学を中心とする研究チームが、そんな証拠を見つけました。地球ではこうした複雑な地下構造はプレートの動きが生むと考えられてきましたが、火星にはそのプレー...
宇宙・天文

暗黒物質を映す天然のレンズ ― 宇宙の正午で見つかった銀河団XLSSC 122

「宇宙の正午」に見つかった早すぎる銀河団ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が、本来ならまだできあがっていないはずの、重くて中心まで密に詰まった銀河団を見つけました。場所は約104億光年のかなた。光がそれだけの距離を旅してきたというこ...
宇宙・天文

はやぶさ2、7月5日に小惑星トリフネへ超至近フライバイ——中心から1キロ、秒速5キロのすれ違い

リュウグウの砂を地球へ届けた日本の探査機はやぶさ2が、7月5日、また別の小惑星のすぐそばを猛スピードでかすめていきます。狙う相手は「トリフネ」。中心からわずか1キロほどの距離まで近づく、このクラスの探査機としては過去最接近級のフライバイ(接...
医学・健康

薬でも下がらなかった悪玉コレステロールが「ほぼ半分」に——新旧の薬を組み合わせる臨床試験

コレステロールを下げる薬を飲んでいるのに、悪玉と呼ばれるLDLコレステロールがなかなか目標まで下がらない。そういう人は珍しくありません。そんな「薬が効きにくいタイプ」の人を対象にした臨床試験で、既存の薬と、まだ承認されていない新しい錠剤を組...
科学

深海の「金色の球体」の正体は、巨大イソギンチャクの“土台”だった

2023年、アラスカ湾の海底——光のまったく届かない水深3,250メートルほどの暗闇で、岩に張りついた金色の球体が見つかりました。大きさはソフトボールくらい、なめらかなドーム型で、片側に小さな穴。映像を見ていた調査クルーは「ホラー映画の冒頭...
テクノロジー・エネルギー

帆だけで大西洋を渡る貨物船——フランスの風力スタートアップが挑む海運の脱炭素

大西洋を、帆だけで渡る貨物船が動き出そうとしています。フランスの新興企業ヴェラ・トランスポート(Vela Transport)が、風の力で進む専用の帆船にパレット積みの荷物を載せ、ヨーロッパと米国のあいだを運ぶ計画です。エンジンを主役から下...
テクノロジー

クアルコム、データセンターを「次の成長市場」に——スマホチップの巨人が宗旨替え

スマートフォン向けのチップで知られるクアルコムが、これからの成長の柱をデータセンターに置く、とはっきり打ち出した。2026年6月24日に開いた投資家向け説明会(インベスターデー)で、AIの普及で膨らみ続けるデータセンター市場を「次の成長市場...
AI・テクノロジー

リポジトリを開いただけでコマンドが走る——AIコーディングツールに見つかった「設定ファイル」の穴

リポジトリを開いただけで、自分のパソコンで覚えのないコマンドが走る——。AIにコーディングを手伝わせるツールに、そんな穴が見つかりました。セキュリティ企業のWizが報告し、まずはAmazonの「Amazon Q」で実際に確認されています。す...