クジラ

科学・生物

ザトウクジラの死産が初めて記録された朝、母親は子のそばを離れなかった

2025年7月17日の朝、オーストラリア東海岸のゴールドコースト沖で、1頭のザトウクジラが子を産みました。子は生きていませんでした。母親はそのあと、海底に沈んだ子のところへ何度も潜っていき、頭と胸びれで体に触れ、目と目が合う位置でじっと動か...
地球科学

【地球年表13-2】新生代 古第三紀 – 急激な温暖化と、海へ戻ったクジラ

古第三紀は、6600万年前から約2303万年前まで続いた、新生代の最初の紀です。古いほうから暁新世(ぎょうしんせい)・始新世(ししんせい)・漸新世(ぜんしんせい)という3つの世に分かれます。この記事で追うのは、その真ん中あたりで起きた2つの...
動物

イッカクの牙がまっすぐ伸びる理由——外と内で、らせんの向きが逆だった

中世のヨーロッパで、ユニコーンの角として売られていたものがあります。ねじれた模様の入った、長くまっすぐな白い棒。毒を消す力があると信じられ、王侯貴族の宝物庫に収められました。その正体は、北極の海に住むクジラのなかま、イッカクの牙です。この牙...
科学・生物

ミナミセミクジラの母が体を裏返す理由——75時間のドローン映像が示したもの

体長14メートルの母クジラが、腹を空に向けて水面にぷかぷか浮いている。胸びれは大きく突き上げられ、呼吸をする穴は水の下。ふつうに見れば弱っているか、傷ついているとしか思えない姿勢だ。ところがこの格好は、母親が子どもに乳を飲ませない状態をつく...
科学・生物

仲間で連携してマンボウを砕くシャチ、カリフォルニア湾で初記録

すでに息絶えたマンボウを1頭がくわえて押さえ、もう1頭が全速力で体当たりする。ドンという音とともに、マンボウの体はこなごなに砕けて水中に散っていく——。メキシコのカリフォルニア湾で、シャチがこんな行動をとる様子が2件記録された。狩りの決め手...
生きもの

深海のコマッコウの胃から、科学に未知の細菌が3種見つかった

めったに人前に姿を見せない深海のクジラ、コマッコウ。その胃の中から、これまで科学に知られていなかった3種類の細菌が見つかった。米フロリダ・アトランティック大学(FAU)ハーバーブランチ海洋研究所などのチームが、20年以上ぶんの座礁記録をたど...