ものづくり

テクノロジー

3Dプリントが層で割れる問題、レーザーで「乗せる直前に溶かす」改造でABSは94%まで縮んだ

3Dプリンターのヘッドに、レーザーを2基くくり付けた人がいる。切るためでも、彫るためでもない。これから樹脂を乗せる場所を、乗せる直前に温めて溶かすためだ。と名乗る製作者によるこの改造が、2026年8月16日付のHackadayで紹介された。...
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蒸気を一気に抜くと、皮が一枚で剥がれる——工場のジャガイモはこう剥かれていた

果物やジャガイモの皮は、刃物で削って剥く。ほとんどの人が疑ったこともない前提だと思いますが、工場ではそうしていないことがあります。刃物の代わりに使うのは、高温高圧の蒸気。この方式を個人の工房で再現してみせたのが、複雑な機械の自作で知られるY...
テクノロジー

太陽光だけで走る「診療所」——電気の来ない土地へ向かう救急車 Stella Juva

オランダのアイントホーフェン工科大学の学生チーム「Solar Team Eindhoven」が、太陽光だけで走る救急車「Stella Juva(ステラ・ユバ)」を発表しました。チームいわく、太陽光で走る救急車としては世界初。2026年7月2...
テクノロジー

圧力ではなく体積を送る——3Dプリンタで途切れないチューブを吹く実験

3Dプリンタは、溶けた樹脂を細く押し出して、層を積み重ねて物体を作る機械です。ところがドイツの機械いじり系YouTubeチャンネル「Roetz 4.0」のJanさんは、この機械を「途切れないチューブを延々と吹き続ける機械」に作り替えようとし...
テクノロジー

微積分なしでPID制御を体感——Googleスプレッドシートの上で動く実験台

エアコンの温度、モーターの回転数、3Dプリンタのヒーター。「目標の値に近づけて、そこで安定させる」という制御は身の回りに山ほどあって、その多くでPID制御という仕組みが働いている。ただ、このPID、勉強しようとすると説明に微分と積分が出てき...
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3Dプリント部品に「皮1枚ぶん」の隙間——炭素繊維の布を仕込んで強度3倍超

3Dプリントで作った部品は、層と層の境目からあっさり割れる。積み重ねて作る以上どうしても残る弱点で、炭素繊維(カーボンファイバー)で補強しようという試みは以前からあった。MagicLAGと名乗る個人の作り手が公開したやり方は、そこに素直な答...
テクノロジー

人形を置くと曲が鳴る、娘のための音楽プレイヤー

小さな人形を木箱の上にちょこんと置くと、その人形に割り当てられた曲が流れ出します。人形を取り替えれば、音楽も変わる。スペインの製作者がひとりで組み上げた、幼い娘さんのための音楽プレイヤーです。作った動機は、身もふたもないくらい具体的でした。...
テクノロジー

上下をひっくり返したら垂れなくなった ―― 一体成形で刷るやわらかいロボット

やわらかいロボットが、自分を作ったプリンターの上を歩いて離れていく。エディンバラ大学のチームがこれを実演し、論文にまとめた。ソフトロボットの分野では長らく「聖杯(holy grail=誰もが狙ってきた最終目標)」と呼ばれてきた場面だという。...
テクノロジー

3Dプリントのサイクロイド減速機、実測してみたら効率92%だった

モーターの速い回転を、遅く力強い回転に変える部品を減速機という。自作の世界では歯車を組み合わせた遊星減速機(ゆうせいげんそくき)が定番だが、ここに別方式を持ち込んで、しかも数字を測った人がいる。Advanced Hobby Lab が3Dプ...
テクノロジー

抵抗1本で、歩くロボットの脚に感覚を持たせる

歩くロボットに足の裏の感覚を持たせるのに、専用のセンサーは使わなかった。サーボモーターへ電気を送る線の途中に、抵抗を1本だけ直列に割り込ませる。それだけで、脚がどれくらいの力で踏ん張っているかが読めるようになった——。JD と名乗る製作者の...
テクノロジー

宇宙服もパラシュートも布なのに、工学部で裁縫を教えないのはなぜか

宇宙服は、縫ってつくられている。パラシュートも、ヨットの帆も、炭素繊維を樹脂で固めた部品も、もとをたどれば布か布状の素材を切って、重ねて、留める作業でできあがっている。導線を織り込んだ電子繊維(eテキスタイル)のように、布そのものが回路にな...
テクノロジー

手のひらに載る機械式テレビ——回る筒のすき間から5つの画面が浮かぶ

いま手元にあるテレビもスマホも、映像を出しているのは液晶や有機ELのパネルだ。細かい画素がびっしり並んでいて、動く部分はどこにもない。ところが、パネルを一枚も使わずに映像を出す装置がある。AncientJamesという名前で設計を公開してい...
テクノロジー

スーツケースに収まる3Dプリントのゴーカート――飛行機で運んで、現地で組み立てて走る

預け荷物と機内持ち込みに分けて飛行機に乗せ、着いた先で組み立てると走り出せる乗り物がある。スペインのメイカー、イヴァン・ミランダ(Ivan Miranda)さんが3Dプリンターで作った電動ゴーカートだ。全部合わせて約20キロ。エコノミークラ...
テクノロジー

静止画のはずのJPEGが動く――1枚の画像にアニメを仕込む遊び

JPEGといえば、ウェブでもスマホでも毎日目にする、いちばんありふれた画像形式です。もちろん静止画なので、動いたりはしません。ところが最近、この「動かないはずのJPEG」1枚の中に複数のコマを仕込んで、パラパラ漫画のように見せてしまうプロジ...
テクノロジー

用済みSSDが「ゲームカートリッジ」に生まれ変わるDIY

ゲームソフトを遊ぶのにディスクやカートリッジを差し込む機会は、ずいぶん減りました。ダウンロードで買って、そのまま遊ぶ。手軽ではあるのですが、棚に並んだパッケージを眺めて「今日はこれにしよう」と手に取る、あの感覚が恋しい人もいるはずです。そん...
テクノロジー

Kindleに頼らないオープンソース電子書籍リーダー「Open Book Touch」がクラファン登場

Kindleのような読書体験を、大手の囲い込みなしで――そんな発想で作られたオープンソースの電子書籍リーダー「Open Book Touch」が、クラウドファンディングサイトの Crowd Supply に登場しました。価格は149ドルから...
ものづくり・アート

レーザーでカビを「印刷」する——光を避ける性質とAIで描く生きたアート

カビに絵を描かせる、という工作の話です。寒天を流し込んだ皿の上に、カビの胞子をまく。カビは中心から円を広げるように育っていくので、その少し先の位置を、細いレーザーの光でぐるりとなぞってやる。カビは光の当たった場所を避けて伸びるため、その線の...
テクノロジー

ドローンが苦手な「地面すれすれ」を撮る ―― 型落ち機材で組んだチェイスカメラ・ローバー

映画やCMでよく見る、なめらかに動く移動ショット。いまはその多くを空撮ドローンが担っている。ただ、カメラを地面すれすれの高さに置きたいとなると、ドローンは急に苦手になる。GPSで測る高度は精度が荒く、低い位置では周りの障害物をよけるのも難し...
テクノロジー

声部ごとに専用チップを積む、現代版のアナログシンセ「polyUAnalog」

アナログシンセと聞いて、たくさんのモジュールとパッチケーブルが絡み合った、あの黒い箱を思い浮かべる人は多いと思います。ところがフランスの研究チームが公開した「polyUAnalog(ポリユーアナログ)」は、その見た目のイメージとはだいぶ違う...
テクノロジー

層を積まない3Dプリント「VAM」。液体樹脂に光を当てて立体を一気に生む

いまの3Dプリンターの多くは、薄い層を下から一枚ずつ積み上げて立体を作る。この「積層」というやり方には昔からの弱点があって、宙に張り出した部分を支えきれなかったり、層と層の境目からはがれたりする。これに対して、液体の樹脂に光を当てて“かたま...
テクノロジー

平らに刷って、折って立体に ―― 折り紙にヒントを得たハイブリッド3Dプリント

折り紙は、一枚の平らな紙を折るだけで立体を組み上げる。その発想を3Dプリントに持ち込んだ技術が、アメリカのオークリッジ国立研究所(ORNL)から出てきた。素材を薄く積み重ねていく従来のプリントに「折りたたみ」を掛け合わせることで、これまで作...
テクノロジー・エネルギー

1920年代の部品だけで「機械式テレビ」を再現——ニプコー円板でうつす100年前の映像

いまのテレビが映し出す映像は、薄いパネルの上にびっしり並んだ画素でできている。けれど、テレビが家庭に入ってきたいちばん最初の時代、映像を作っていたのは電子部品ではなく、穴のあいた円板がぐるぐる回る「機械式テレビ」だった。その100年前のしく...
テクノロジー・エネルギー

折り紙に学んだ3Dプリント、型を作らず立体を「折り上げる」

日本の折り紙から生まれたのは、紙を折って鶴や箱を作る遊びだけではありませんでした。平らな一枚から立体を立ち上げる、その発想がものづくりの現場でコストを大きく削るかもしれません。アメリカのオークリッジ国立研究所(ORNL)が、3Dプリントと折...