白亜紀

科学・宇宙

地球46億年の年表——三畳紀もジュラ紀も、これで全部つながる

恐竜の話を読んでいると、三畳紀、ジュラ紀、白亜紀という言葉が当たり前のように出てきます。ただ、この「紀」が地球の歴史全体のどのあたりを指すのか、前後に何があったのかとなると、意外と全体像はつかみにくいものです。この記事では、地球が生まれた約...
古生物学

鳥の骨しか出ない化石産地から、ただ一体の恐竜が出た

中国北西部、甘粛省の乾いた大地に、白亜紀前期の湖の底がそのまま残っている場所があります。昌馬(しょうま)盆地。ここからは、これまでに100体を超える鳥の化石が掘り出されてきました。羽毛や皮膚、かぎ爪の鞘まで残った、保存状態のいいものばかりで...
古生物学

ティラノサウルスが大人になるまで40年 骨の“年輪”の読み方が変わった

ティラノサウルス・レックス(T.レックス)が大人の体になるまでにかかった年数が、25年から35〜40年へと引き延ばされました。オクラホマ州立大学健康科学センターのホリー・ウッドワード教授らが、2026年1月にオープンアクセス誌『PeerJ』...
古生物学

翼竜を食べた魚竜が、さらに食べられていた——化石に残った三段の食物連鎖

およそ1億年前のオーストラリアで、空を飛ぶ爬虫類を海の爬虫類が食べ、その海の爬虫類をさらに大きな海の爬虫類がかじった——そんな三段の「食べる・食べられる」が、たった一体の化石に丸ごと残っていた。クイーンズランド州の内陸で掘り出された魚竜(ぎ...
古生物学

恐竜を絶滅させたのは「その後の冬」ではなく、衝突から1〜2時間の灼熱だったかもしれない

恐竜が絶滅した理由としてよく語られるのは、「舞い上がった塵が日光をさえぎり、何年も冬が続いた」という筋書きです。今回まとまったパデュー大学の計算は、その手前にもうひとつの段階を差し込みました。衝突からわずか1〜2時間のうちに、地上で身を隠せ...
古生物学

脚を失ったヘビの出発点は一つではなかった——8000万年前の化石が示す初期の多様性

ブラジル・サンパウロ州の採石場で2020年に掘り出された小さなヘビの化石が、新種として Nature に記載されました。名前は Tametara mirim(タメタラ・ミリム)。7500万〜8500万年前、恐竜がまだ地上を歩いていた時代のヘ...
古生物学

恐竜を滅ぼした小惑星は、太陽系でも珍しい「変わり者」の石だった

恐竜を滅ぼしたのは巨大な小惑星だった——ここまではよく知られています。では、その小惑星が「どんな石だったのか」までは、意外とはっきりしていませんでした。今回、地層に残ったわずかな痕跡から、その正体が太陽系でもかなり珍しいタイプの石だった可能...
古生物学

ウルグアイで新種の巨大恐竜、尾の骨2個から見つかった「メセタサウルス・プロテクトル」

1980年代にウルグアイ川のほとりで見つかり、そのまま博物館の収蔵庫で眠っていた2個の尾の骨。それが40年ほどの時を経て、新種の巨大恐竜として学名を与えられた。記載したのはウルグアイの研究チームで、名前は Mesetasaurus prot...
古生物学

「顔にT.レックスの歯が刺さったまま」——エドモントサウルスの頭骨が語る最期

モンタナ州で見つかったカモノハシ竜の頭骨に、折れたティラノサウルスの歯が一本、鼻先にめり込んだまま残っていた。噛んだ側と噛まれた側が同時にわかる化石はめったに見つからない。この一本の歯が、T.レックスがどんなふうに獲物に噛みついたのかを、直...
古生物学

翼竜の化石を守ったのは、それを分解した微生物だった

翼竜の骨を1億年以上も守っていたのは、皮肉なことに、その死骸を分解した微生物だった——そんな研究が発表されました。しかも化石にとっては天敵とされてきた酸素が、この保存にひと役買っていたらしい。壊すはずのものが、守るほうに回っていた、という話...
恐竜サイエンス

恐竜の巣を実物大で再現、オヴィラプトルは太陽と“共同で”卵を温めていた

羽毛におおわれ、鳥にそっくりな姿をしていたのに空は飛べなかった恐竜、オヴィラプトル。この恐竜が数千万年前にどうやって卵を温めていたのか、じつはずっとよく分かっていませんでした。台湾の研究チームは、その謎に正面から挑むために巣を実物大でつくり...
科学・自然

翼竜の化石から「食べていたもの」が分子で読み取れた

ブラジルで見つかった翼竜(よくりゅう)の化石から、これまで誰も取り出せなかったものが見つかりました。骨そのものの微細な構造に加えて、その翼竜が生きていたときの体に由来する分子——いわば「化学的な痕跡」です。しかもその分子は、何を食べていたか...