地球科学

地球科学

【地球年表01】先カンブリア時代 冥王代 – 岩石が1つも残っていない時代

冥王代(めいおうだい)は、地球の歴史のいちばん最初の区分です。約45億6700万年前から約40億3100万年前まで、およそ5億4000万年間。地球が生まれてから最初の5億年余りが、まるごとここに入ります。名前の由来はギリシャ神話の冥界の神ハ...
地球科学

世界のダムを埋めるのは水ではなく泥——2060年に貯水池の半分が機能不全になるという予測

ダムというと、心配ごとの筆頭は「水が足りなくなること」だと思われがちです。ところが今年6月、科学誌Nature Sustainabilityに載った研究が示したのは、まったく逆方向の問題でした。世界の貯水池は、水が減って困る前に、泥で埋まっ...
地球科学

ドナウ川の水が引き、1944年の船団とマンモスの骨が現れた

ヨーロッパで2番目に長いドナウ川が、この夏の熱波と干ばつで各地の観測記録を塗り替える低さまで下がりました。川底が露出した結果、1944年に沈められた船団、第二次大戦の砲弾、そして氷河期のマンモスの骨が、それぞれ別の国で姿を現しています。ただ...
気候・環境

南極内陸で-84.1℃——地球で14年ぶりの寒さと、同じ冬に出た正反対の記録

2026年7月18日の朝、南極大陸の内陸にあるコンコルディア基地で、気温計が-84.1℃を示しました。現地時間の6時25分と6時34分、2回にわたって。地上の気象観測点で測られた気温としては、地球のどこを見ても2012年以来14年ぶりの低さ...
地球科学

山火事が自分で入道雲をつくり、雷で次の火を点ける——フランスで初確認された「火災積乱雲」

山火事が、自分の頭の上に入道雲をつくることがあります。その雲が雷を落とし、落ちた先の森でまた火が起きる。火が自分で次の火種をまいていく、という循環です。これがこの夏、フランスで初めて確認されました。北米やオーストラリアの大規模火災ではかねて...
科学・宇宙

Googleマップで見つけた「丸いくぼみ」、正体は3億9000万年前の巨大クレーターだった

Googleマップを眺めていて「なんだか変な地形だな」と思ったことはないでしょうか。カナダのアマチュア天文家がまさにその「あれ?」を放置せずに専門家へ報告したところ、約3億9000万年前にできた直径約25kmの隕石クレーターだと確認されまし...
地球科学

地球には「天然のサーモスタット」があった——海面とリンが握っていた気候調節の仕組み

地球は1億年以上ものあいだ、生き物が暮らせる気温の範囲から大きく外れずにきた。まるで気温を一定に保つ「サーモスタット(自動温度調節装置)」が働いているかのように——という見方は、地球科学では前から知られていた。ただ、その装置がどう動いている...
科学・宇宙

北欧の巨大レーダーが、オーロラを「立体で」とらえ始める

北欧の北極圏に、1万本規模のアンテナを敷き詰めた巨大なレーダーが立ち上がりつつあります。ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの3か所に分かれて置かれ、上空の大気とオーロラのふるまいを立体的にとらえることを目指す装置——名前を「EISCAT...
地球科学

ドラゴンの名を持つ海底溶岩「バレリオン」——火山のでき方の常識に収まらない

大西洋の海の底で、これまで知られているどの火山のでき方にも当てはまらない溶岩が見つかりました。しかも、山でもコブでもなく、驚くほど平らに広がった一枚のシートのような形で。研究チームはこの溶岩原に、ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』に出てくる...
科学・宇宙

エトナ火山は「四つ目のタイプ」かもしれない——定石に収まらない火山の起源

ヨーロッパでいちばん活発な火山、シチリア島のエトナ山。年に何度も噴火し、世界でもっとも観測機器が張りついている火山のひとつです。ところが「この火山はどうやってできたのか」という、いちばん基本的なところが、じつはまだ決着していません。教科書に...
宇宙・天文

恐竜を絶滅させた隕石が、地下に作った“生命のゆりかご”——想定の4倍、800万年続いていた

恐竜を絶滅させた巨大隕石は、地表をめちゃくちゃにしただけではなかったようです。同じ衝突が地面の下に、生命を育めるかもしれない温かい環境を作り、それが想定の4倍も長く続いていた——そんな研究がまとまりました。隕石といえば「絶滅」のイメージが強...