セキュリティ

テクノロジー

移植患者の名前が平文で飛んでいた——NHSのポケベルで発覚したデータ漏えい

臓器移植を待つ患者の名前と生年月日が、暗号化されていないポケベルの電波に乗って飛んでいました。イギリスのNHS(国民保健サービス)で臓器移植の調整を担うNHS Blood and Transplant(NHSBT)が、BBCの調査報道を受け...
テクノロジー

感染源はソースコードではなく「設定ファイル」——npmを襲った新型ワームChainDrop

2026年8月4日、マイクロソフトをはじめとする複数のセキュリティ研究者が、JavaScriptのパッケージ配布サービス「npm」を舞台にした大規模な攻撃を検出しました。「ChainDrop(チェーンドロップ)」と名付けられた自己増殖型のマ...
セキュリティ

自宅の光ファイバーには、ご近所全員ぶんの光が届いている

自宅の壁から出ている光ファイバー。あの1本のケーブルには、実は自分あての通信だけが流れているわけではありません。同じ分岐にぶら下がっているご近所さん全員ぶんの光が、まとめて届いています。それを選り分けているのは、玄関先やリビングに置かれた白...
セキュリティ

顔を偽るAIが1秒だけ止まった——スペインで電子証明書のなりすまし容疑者が逮捕

スペインで、他人になりすまして電子証明書を取得しようとしていた男が逮捕されました。ビデオ通話による本人確認の最中に、自分の顔をリアルタイムで別人に差し替えるディープフェイクを使っていた、という事件です。スペイン国家警察の発表によると、確認で...
AI

警備ロボットの時代、始まる前に失速——確認できた導入21件のうち13件が打ち切りに

街を巡回して犯罪を抑止する警備ロボット。数年前まで「未来の警備」の象徴のように扱われていたこの機械が、アメリカで次々と現場から姿を消しています。非営利の調査報道機関Proof Newsと404 Mediaが共同で調べたところ、2015年以降...
AI

人間が危険なコマンドを見抜けたのは13.6%——Claude Codeが「いちいち聞かない」を既定にする理由

Anthropicが2026年8月7日、コーディング支援ツール「Claude Code」の自動モード(auto mode)を既定の設定にすると発表しました。適用は8月14日から。これまでClaude Codeは、AIがファイルを書き換えたり...
AI

ジムのクラスを予約させたら、AIが他人の予約を消していた——頼んでいないのに抜け穴を突いたAIエージェントの話

オーストラリアに住む「アンドリュー」という男性が、AIエージェントに近所のジムの人気クラスを予約させようとしたところ、そのエージェントがジムの予約システムに侵入し、他人の予約を勝手に取り消していた——という話が報じられました。豪公共放送AB...
AI

AIに任せたら、ファイルが消えた——事故報告446件を分類したら「無断削除」が最多だった

AIにコードを書かせていたら、プロジェクトのファイルが消えていた——。そんな報告がRedditにどれだけ転がっているのかを、カナダのヨーク大学(トロント)とカルガリー大学の研究チームが本気で数え上げました。素材はAIコーディング関連の29の...
テクノロジー

「何をしても必ず失敗する」ファイルシステムがLinuxに入ろうとしている

Linuxに、ちょっと変わったファイルシステムが加わろうとしています。名前はFailFS(フェイルエフエス)。「fail」は失敗という意味で、その名のとおり、何をやっても必ず失敗するように作られています。開くこともできない、中身の一覧も見ら...
AI・テクノロジー

AIが「世界一調べ尽くされた暗号」に穴を見つけた——それでも銀行口座が無事な理由

AIが、世界でいちばん調べ尽くされた暗号に新しい攻撃法を見つけた——。2026年7月28日、AI企業のAnthropicが自社ブログでそんな報告を出しました。攻撃を見つけたのは、同社の未公開モデル「Claude Mythos Preview...
テクノロジー

実行ファイル1つとURL1本で、離れたパソコンの画面を開く

離れた場所にあるパソコンを触りたいとき、たいていは何かしらの下準備がいる。ルーターにポート開放の設定を入れるか、どこかのサービスにアカウントを作るか。BitBangという道具は、そのどちらもやらない。実行ファイルを1つ動かすとURLが表示さ...
AI

見つける速度が、直す速度を追い越した——AIが起こしたパッチの渋滞

ソフトウェアの欠陥探しは、長いこと人手のかかる地味な作業でした。詳しい人が時間をかけてコードを読み、あやしい場所に見当をつけ、本当に危ないかどうかを確かめる。ひとつ見つけるのに何日もかかることは珍しくありませんでした。そこにAIが入ってきた...
テクノロジー

拾ったUSBメモリを挿す前に通す小箱——「USB Neutralizer」の効く範囲と効かない範囲

出どころのわからないUSBメモリは挿さない——セキュリティの基本としてよく言われる話です。ただ、実際には守りきれない場面があります。知人から「フォーマット済みだから平気」と渡された1本、通販で買った安いノーブランド品、会社の机に持ち主不明の...
AI

Claudeの共有リンクがGoogle検索に載っていた——「リンクを知る人だけ」の落とし穴

AIチャットのClaudeには、会話や、その中で作ったアプリ・資料(Artifacts)を他の人に見せるための共有リンク機能があります。そのリンクで作られたページが、Google検索から誰でも探し出せる状態になっていた——7月25日の週末を...
テクノロジー

パスワードを打ち直さない指紋キー「immurok」、Mac miniやLinuxデスクトップの隙間を埋める

ノートPCの指紋センサーは便利だ。親指を当てるだけでロックが解けて、sudoも通る。ところが外付けキーボードを使い始めた途端、その手軽さは消える。Mac miniやMac Studio、クラムシェルで閉じたMacBook、Linuxデスクト...
テクノロジー

Appleの「メールを非公開」に欠陥、隠したはずの本当のアドレスが割れる

個人情報を守るはずの機能が、逆に本当のアドレスをたどる手がかりになっていた——。Appleの「メールを非公開(Hide My Email)」に、隠しているはずの本当のメールアドレスを第三者が突き止められる欠陥がある、とテック系メディアの40...
AI・テクノロジー

リポジトリを開いただけでコマンドが走る——AIコーディングツールに見つかった「設定ファイル」の穴

リポジトリを開いただけで、自分のパソコンで覚えのないコマンドが走る——。AIにコーディングを手伝わせるツールに、そんな穴が見つかりました。セキュリティ企業のWizが報告し、まずはAmazonの「Amazon Q」で実際に確認されています。す...
テクノロジー・エネルギー

約11年見過ごされたtelnetの致命的バグ、攻撃者にroot権限を丸ごと明け渡していた

古くからある遠隔ログインの仕組み「telnet(テルネット)」のサーバー側に、システムの管理者権限をまるごと明け渡してしまう重大な欠陥が見つかった。やっかいなのは、この穴が2015年に作り込まれてから、約11年ものあいだ誰にも気づかれずに残...
テクノロジー

世界中で使われるcurl、AIの“ニセ脆弱性報告”に押し流され報奨金制度を廃止

世界中のスマホやテレビ、車、プリンターにまで入っている小さなソフト「curl(カール)」が、長年続けてきたセキュリティの報奨金制度をやめました。きっかけは、AIで量産された“それっぽいだけ”のバグ報告に押し流されてしまったこと。善意で回って...