機械学習

AI・テクノロジー

NASAのAIは太陽の「音」を聴いて、黒点が見える前にその出現を当てる

太陽の表面に黒いシミのように現れる「黒点(こくてん)」。この黒点が、まだ表面に姿を見せていない段階で、AIがその出現を先読みする——そんな研究成果をNASAが発表しました。手がかりにしたのは、太陽の中を絶えず伝わっている「音」です。開発した...
AI

AIにAIの研究をやらせたら、6点満点で2点と1点だった

AIに、AIの研究を丸ごとやらせてみたらどうなるか。プリンストン大学と英国AIセキュリティ研究所の研究チームが、これを採点できる形で確かめました。すでに書かれている未発表論文と同じ研究課題をAIエージェントに与え、6日間と数千ドルの計算資源...
生物

船が近づくとマッコウクジラは話し方を変える——声だけで船の存在を当てられた

カリブ海のドミニカ島沖で、マッコウクジラの声を4年ぶん録りためた研究チームが、その音を船の運航記録と突き合わせました。すると、近くに船がいた時間帯とそうでない時間帯とで、クジラの「話し方」がはっきり違っていたのです。論文は生態学と情報科学を...
AI

実例が足りないなら作ればいい——AIが81万個のクエーサーから拾い上げた7個

クエーサーの分光データを81万個ぶんふるいにかけ、「重力レンズとして働いている」有力な候補を7個まで絞り込んだ、という研究が発表された。ふるいを担当したのは畳み込みニューラルネットワーク——画像や波形のなかからパターンを拾うのが得意なタイプ...
生物

足元に11京キロメートル 地下の菌類ネットワークが初めて世界地図になった

土をスプーン1杯すくうと、その中に最大で10メートルぶんの菌糸(きんし)が入っている——足元に広がる菌類のネットワークを、世界地図の形で示した研究が『Science』に発表されました。この規模と細かさで描かれたのは初めてです。地球の表土(ひ...
科学・宇宙

銀河のはずれで星が引き裂かれた——中心にいないブラックホールを可視光でとらえる

星をまるごと引き裂けるほど重いブラックホールは、銀河の中心に座っている。これまでに見つかった百件あまりの「星が引き裂かれる閃光(せんこう)」は、ほぼ例外なくその前提どおりの場所で起きていました。ところが今回報告された一件は、銀河の中心から約...
テクノロジー

iPhoneが犬の動画をヌードと判定した——端末の中で起きていること

仰向けになって、短い足を宙に浮かせて、お腹を撫でられている犬。この動画をiMessageで送ったところ、受け取った側の画面にはぼかしがかかり、「センシティブな内容の可能性があります」と表示された。自分でタップして解除しないと、犬は見られない...
テクノロジー

地下室のガスメーターをニューラルネットで自動読み取り——面倒な検針を機械に肩代わりさせる

ガスの検針は、月に一度どこかの誰かが自宅まで来てメーターの数字を書き写していく——たいていはそういう仕組みです。ところが海外のあるエンジニア(Cianさん)の家では、それがなかなかうまくいきませんでした。ガス会社がいまだに遠隔で読める新しい...
AI

AIが260万本のがん論文を精査、25万本超に「論文工場」の疑い——ただし“不正の断定”ではない

ある研究チームが、1999年から2024年までに出た約260万本のがん研究論文をAIで一気に精査したところ、25万本を超える論文に「怪しい書き方の特徴」が見つかった、と報告しました。あやしさの中身は、内容を売り買いする業者——いわゆる「論文...
AI・テクノロジー

過冷却水の奇妙さを、AIが横並びで採点する——大阪大の基礎研究

水は、私たちがいちばん身近に扱う液体なのに、じつは液体のなかではかなりの変わり者だ。ほとんどの物質は冷えて固まると縮むのに、水は氷になると逆にふくらむ。だから氷は水に浮く。この「あまのじゃく」ぶりは、水の分子がミクロのレベルでどう並んでいる...
AI・テクノロジー

Amazon、人力タスクの草分け「Mechanical Turk」を実質終了へ——AIが吸い込む「人の細切れ仕事」

Amazonが、細切れの作業を世界中の人に少額で発注できるクラウドソーシングサービス「Amazon Mechanical Turk(MTurk)」の新規受付を、2026年7月30日で止める。サービスのトップページには、その日から新規顧客の受...
科学・宇宙

AIで中性子星合体の「重元素づくり」を高速シミュレーション

金やプラチナといった、宇宙でいちばん重いほうの元素。その多くは、中性子星どうしが衝突する瞬間に作られたと考えられています。ただ、その激しい現場をコンピューターで再現しようとすると、計算があまりに重くて手に負えないという壁がありました。ドイツ...
科学・宇宙

AIが超伝導体の探し方を変えた——「カゴメ格子」の新物質を2つ発見

電気を抵抗ゼロで流せる「超伝導体」を、機械学習で一気に探し出す——そんな手法が実際に成果を出しました。ほぼ無限にある材料の組み合わせの中から、AIが有望な候補だけをふるい分け、これまで知られていなかった超伝導体を2つ見つけたという報告です。...
AI・テクノロジー

「AIがAIを作る」はどこまで本当か ― 実物で見る現在地

「AIがAIを作る」と聞くと、まだ先の話のように感じるかもしれません。ところが、自分のコードを書き換えて、しかもその「書き換える能力」そのものを高めていくAIは、もう研究の場で動いています。実際に役立つアルゴリズムを見つけ出したり、研究を一...
宇宙・天文

AIが超新星の「まわりの環境」まで読み解く——宇宙の膨張の測り方が変わるかもしれない

Ia型超新星(白色矮星=星の燃えかすが起こす大爆発)は、宇宙の距離をはかる“ものさし”として長く使われてきました。どれもほぼ同じ明るさで光るので、見かけの暗さから「どれだけ遠いか」を逆算できるからです。ところが実際には、爆発した星の素性や、...
動物行動・生物学

キンカチョウの“ことば”を11種類デコード——動物と話せる未来へ一歩

キンカチョウ(ゼブラフィンチ)という小さな飼い鳥の鳴き声を、中核となる11種類にまで整理し、その一つひとつの意味まで読み解いた研究者が、2026年の「コラー・ドリトル賞」を受賞しました。動物と人が“双方向”でやり取りする——こちらが動物の声...
AIニュース

「存在しない論文」を引用するAI——トップ学会をすり抜けた100件

「実在しない論文を引用している」——そんな指摘が、世界でもっとも格が高いとされるAIの学会に通った論文から、いくつも見つかりました。引用先として書かれている著者も、論文のタイトルも、リンク先も、たどっていくとどこにも存在しない。しかも見つか...