睡眠

医学・健康

不眠を放っておいた人だけ「老化のペース」が上がっていた──CBT-Iの2年追跡

「よく眠る人は長生きする」という言い方は、健康の話題ではよく見かけます。ただ、この言い回しはたいてい、眠りの良い人と悪い人を大人数で比べて、あとから寿命や病気の差を数えたものです。眠りを良くしたら本当に何かが変わるのか、という順番の話にはな...
科学・医療

ナルコレプシーの正体を教えたのは、興奮すると崩れ落ちるイヌだった

2026年9月9日、米国のラスカー財団は、2026年アルバート・ラスカー基礎医学研究賞を、筑波大学の柳沢正史(やなぎさわ まさし)教授と、スタンフォード大学のエマニュエル・ミニョー教授に贈ると発表しました。受賞理由は、脳の中で目覚めを保って...
医学・健康

深い眠りの脳波はアルツハイマー病の進行に何をしていたのか——オレキシンをめぐる3年間の追跡

2026年8月、医学誌Neurologyに、アルツハイマー病と睡眠の関係を3年間かけて追いかけた研究が掲載されました。カナダのコンコルディア大学が主導し、スペインのリェイダ大学がデータを集めた国際研究です。調べたのは、深い眠りのときに脳が出...
医学・健康

症状ではなく「原因」に効く——武田のナルコレプシー治療薬、米国で承認

2026年8月5日、武田薬品工業は、ナルコレプシーの治療薬「オーゼイフル」(一般名:オベポレキストン)が米国のFDA(食品医薬品局)に承認されたと発表しました。ナルコレプシーの薬はこれまでもありました。それでもこの承認が大きなニュースとして...
医学・健康

家のそばの車の音と、パーキンソン病のリスク。デンマーク310万人・18年の記録

デンマークに住む310万人の記録を18年分たどった調査で、家のまわりの道路騒音が大きい人ほど、パーキンソン病と診断される割合がわずかに高い、という関係が見つかりました。差はごく小さく、この研究だけで「騒音が原因だ」と言える種類のものでもあり...
医学・健康

サマータイムの切り替えと、目の病気リスクの意外な関係

時計を1時間ずらすだけで、目の血管の病気の診断が増えたり減ったりしていた——。米ノースウェスタン大の研究チームが、1264万人分の医療記録をたどって、サマータイムの春と秋の切り替えの前後で目の病気の新規診断がどう動くかを調べた。すると、春に...
医学・健康

睡眠サプリのメラトニン、慢性痛をやわらげる可能性――市販の鎮痛薬に近い効き幅

睡眠の補助として使われるメラトニンに、痛みをやわらげる働きがあるかもしれない——そんな報告です。慢性的な筋肉や関節の痛みを抱える人で、メラトニンを飲んだグループの痛みが下がっていた。しかもその下がり幅は、オピオイドや市販の鎮痛薬と同じくらい...
医学・健康

毎晩1時間半の寝不足を6週間——体重とウエストに表れた変化

毎晩の就寝を1時間半ほど遅らせる生活を6週間続けたら、体重が平均で約0.5キロ(1ポンドほど)増え、ウエスト回りもわずかに広がった——。コロンビア大学の研究チームが、そんな結果を報告しました。しかも同じ人に「ふつうに眠る6週間」と「睡眠を削...
医学・健康

運動でリスク25%減、座りすぎで27%増——生活習慣と認知症の大規模メタ分析

ふだんの体の動かし方が、何十年か先の脳の状態と関係しているかもしれない——そんな話です。運動をよくしている人は認知症になるリスクがおよそ25%低く、逆に1日8時間を超えて座りっぱなしの人はおよそ27%高い。睡眠も7〜8時間から外れると、短く...
医学・健康

なぜ眠ると頭がすっきりするのか――徹夜で増える「脳のつながり」をPETで捉えた

ひと晩しっかり眠ると、なんとなく頭がすっきりする。その理由のひとつが、脳の中で起きている「配線の整理」にあるのかもしれません。起きている間に伸びて増えたシナプス(神経細胞どうしのつなぎ目)を、眠っている間に刈り込んで整える——そんな仮説が長...