防災

防災・リスク

核の冬・巨大噴火・パンデミック——「持ちこたえる国」を200件超の文献から洗い出した研究

核戦争、巨大噴火、小惑星の衝突、世界規模のパンデミック。地球全体を巻き込むような破局が本当に起きたとき、どの国がいちばん持ちこたえるのか——。この問いに研究として正面から答えた論文が、2026年8月、学術誌Global Challenges...
歴史

中世ヨーロッパを2年で16回襲った洪水と、ひとつだけ名前が残った理由

1342年7月、中央ヨーロッパの川が一斉にあふれました。橋という橋が落ち、川沿いの集落は流され、畑の土そのものが削り取られました。「マグダレーナ洪水」と呼ばれるこの災害は、過去1,000年でヨーロッパを襲った最悪の自然災害のひとつに数えられ...
テクノロジー

皮膚で読む警報——毒物を検知すると振動パターンで知らせるパッチ

皮膚に貼っておくと、まわりの空気や水に危険な物質が混ざったときに、振動で知らせてくれるパッチがあります。米ノースカロライナ州立大学の研究チームが作ったもので、有毒なガス、空気中に漂う有害な粒子、水の中の重金属といった環境中の危険を検知します...
科学・宇宙

巨大太陽嵐の被害に「上限」はなかったかもしれない——NASAが見抜いた統計の錯覚

太陽から強烈なプラズマの塊が飛んでくると、地球のまわりの磁場が大きく乱れます。これが磁気嵐(じきあらし)で、ひどいときには停電やGPSの乱れ、人工衛星の故障を引き起こします。この磁気嵐について、宇宙物理の世界には数十年ものあいだ信じられてき...
地球科学

山火事が自分で入道雲をつくり、雷で次の火を点ける——フランスで初確認された「火災積乱雲」

山火事が、自分の頭の上に入道雲をつくることがあります。その雲が雷を落とし、落ちた先の森でまた火が起きる。火が自分で次の火種をまいていく、という循環です。これがこの夏、フランスで初めて確認されました。北米やオーストラリアの大規模火災ではかねて...
テクノロジー・エネルギー

3秒振って浮かべるだけ、電気も薬品もいらない携帯浄水カプセル

手のひらに乗る小さなカプセルを3秒ほど振り、あとは水面に浮かべておくだけ。電気も薬品も電池もいらないのに、川や湖の水を安全な飲み水に変えられる——そんな携帯型の浄水デバイスを、韓国の延世大学(ヨンセ大学)を中心とした国際研究チームが作り上げ...
テクノロジー

注文できる防災シェルター「LifePods」、防弾・耐水をうたう新型カプセル

災害への備えといえば、これまでは地面に埋めるシェルターや、自分でこつこつ組み上げる防災設備が中心でした。フランスのスタートアップ、Momentum Technologiesが公開した「LifePods(ライフポッド)」は、その発想を少し変え...
科学

記録破りの海底掘削が明かす、2011年の津波がなぜ致命的だったか

2011年3月11日の巨大津波が、なぜあれほど大きくなったのか。その手がかりが、世界でいちばん深い海底掘削から見つかりました。地震を起こした断層のすぐそばに、薄くて滑りやすい粘土の層が隠れていて、それが断層を海溝の近くまで一気にすべらせ、津...