ひろゆら

未分類

ヒッグス粒子から生まれた2つのZボソンがもつれていた——片方は「仮想粒子」なのに

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。量子もつれと聞いて思い浮かぶのは、たいてい光子のペアです。暗い実験室で、2つの光の粒を離れた場所に飛ばし、片方を測ればもう片方の状態が決まる――そういう絵です。ところがこの現...
科学・地球

核のすぐ上に、水を抱えたまま壊れない鉱物があった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。地球の水は海だけではない、という話は以前からあります。マントルの岩石には、結晶のすき間に水素として水が抱え込まれていて、その総量は海の何杯分にもなるかもしれない、という見積も...
科学・生き物

チワワの祖先にコヨーテがいた

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。チワワのゲノムの中に、コヨーテと同じ配列の断片が点々と残っていました。世界一小さな犬種として知られるあの犬に、北米の野生イヌ科動物の血が混ざっていたことになります。見つけたの...
古生物学

ティラノサウルスが「歩いた跡」が初めて見つかった——人の背丈ほどの足跡が語る歩く速さ

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。ティラノサウルスの骨は、これまでに数えきれないほど掘り出されてきました。ほぼ全身がそろった骨格も何体もあり、博物館の目玉としておなじみです。ところが「歩いた跡」となると話は別...
医学・健康

首のリンパ節が縮むと脳も老ける?——96本の研究が示したことと、まだ言えないこと

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。首には、リンパ節が300個ほど集まっています。全身にあるリンパ節がだいたい800個なので、4割近くが首まわりに固まっている計算です。この首のリンパ節が、年をとるにつれて縮んで...
古生物学

【カンブリア紀の生物】ピカイア – 人類最古の祖先と呼ばれた70年と、その後

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。名前ピカイア(Pikaia gracilens)。属名は化石産地の近くにあるピカ峰、種小名は「ほっそりした」の意味分類脊索動物(現生のどのグループにも属さない初期の系統)時代...
テクノロジー

木とゴムと電線管で作った、鞭のソニックブーム発射機

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。鞭(むち)を振ったときの「パチン」という音は、先端付近が音速を超えて起こす小さなソニックブームです。音速突破というと超音速機の話に聞こえますが、牛追いの鞭は何百年も前からそれ...
科学・宇宙

スペックスXのファルコン、700回目の飛行は3回連続失敗から始まった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。2026年9月13日の午後2時49分(米東部夏時間、日本時間では14日の未明)、フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地からスペースXのファルコン9が飛び立ちました。積み荷はルク...
テクノロジー

攻撃と防御でAIの効き方が違う——1Password調査が示した「直せないパッチ」の割合

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。「誰も知らない場所にある弱点は、誰にも突かれない」。セキュリティの世界では、この考え方を「隠すことによる安全(security through obscurity)」と呼びま...
科学・環境

砂に微生物を住まわせて「生きた砂」に——水の抜けを6分の1にした砂漠農業の第一歩

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。砂に水をまくと、あっという間に下へ抜けていきます。砂粒どうしがくっついていないので、粒のすき間を水がそのまま通り抜けてしまうためです。栄養もほとんど含まれていません。砂漠の砂...
エネルギー

西オーストラリアの鉄鉱石が水素を出す条件、60日間の実験で見えたもの

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。水素は燃やしても水しか出ないので、次の燃料の候補としてよく名前が挙がります。ただ、いま出回っている水素の大半は天然ガスなどの化石燃料から作られていて、作る段階で二酸化炭素が出...
科学・宇宙

月の砂1.5トンを調べれば、銀河の文明の数に上限がつく

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。宇宙人探しといえば、巨大な電波望遠鏡で空を見張るイメージが定着している。ところが2026年9月、SETI研究所の研究者らが、まったく別の道具を提案した。月の砂だ。1立方メート...
生き物

光合成をやめた「悪魔の花」──タイの国立公園で見つかった新種の植物

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。タイ西部の山の中、落ち葉の隙間から黒い花が顔を出していました。高さは花まで入れて12cmほど。てっぺんから3本の細い角が伸び、根元には赤橙色のふくらみが2つ、3つ。角と赤い目...
科学・宇宙

土星だけではない環の話——直径250kmの天体で、2本の環が逆向きに動いていた

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。土星と天王星のあいだをまわる、直径250kmほどの小さな天体に、環が2本あります。その2本を10年近く追いかけた結果が、2026年9月にまとめられました。内側の環は濃くなり、...
科学・生物

進化は行き止まりでも同じほうへ流れる——「変異は偶然」の先にあった向き

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。中学の理科で習う進化のしくみは、二つの部品でできています。突然変異は偶然に起きる。そのうち生き残りやすいものが自然選択で残る。方向を決めているのは自然選択のほうで、変異そのも...
テクノロジー

薄くするほど電気を通す金属が見つかった——銅の限界を超える半導体配線の新材料

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。金属の線は、細くするほど電気を通しにくくなります。これは半導体の世界ではほとんど常識で、チップの微細化が進むにつれて配線のほうが足を引っ張る、という問題の根っこにあります。と...
脳・神経科学

うつ病の脳では、新しい神経細胞が「足踏み」していた——死後脳50万細胞の解析

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。大人の脳でも、ごく限られた場所では新しい神経細胞が生まれ続けています。その場所のひとつが、記憶や感情に深く関わる「海馬(かいば)」です。米コロンビア大学のチームが、亡くなった...
古生物学

【カンブリア紀の生物】ハルキゲニア – 上下も前後も逆さまに復元された40年

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。名前ハルキゲニア(Hallucigenia)。ラテン語の hallucinatus「幻覚、心のさまよい」に由来分類汎節足動物・葉足動物(ハルキゲニア科)時代カンブリア紀(約5...
古生物学

【カンブリア紀の生物】ハルキエリア – 22年間、鱗だけが知られていた動物

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。名前ハルキエリア(Halkieria)。全身が知られている種はハルキエリア・エヴァンゲリスタ(Halkieria evangelista)の1種だけ。種小名はラテン語で「福音...
科学・宇宙

NASAが1976年に打ち上げた「ミラーボール衛星」は、なぜ壊れないのか

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。1976年5月4日、NASAはカリフォルニアのバンデンバーグ空軍基地から、直径60センチメートルの金属の球を打ち上げました。名前は LAGEOS(ラジオス)。正式には Las...
医療・健康

AIが設計した薬で血液が3歳ぶん若く見えた——それでも「若返り」と言えない理由

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。肺の病気を治すために作られた薬を飲んだ人の血液を、あとから「老化の物差し」にかけ直してみたら、6種類の物差しすべてが「若くなった」と答えました。しかも、その薬は標的の選定から...
AI

会社を買わずに中身だけ買った Nvidia の200億ドルを、司法省は12月から調べていた

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。2025年12月24日、AIチップの新興企業 Groq(グロック)が短い発表を出した。Nvidia に自社の推論技術を「非独占」でライセンスする、創業者のジョナサン・ロスと社...
科学・宇宙

空気を吸って飛ぶ衛星エンジンの中身——MRIの鳥かご型アンテナで電離する

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。「空気を吸い込んで、それを燃料にして飛び続ける衛星」というアイデアがあります。大気吸込み式電気推進(ABEP)と呼ばれる方式で、これから飛ばすという企業の計画も出てきました。...
科学・宇宙

金星に月がない理由は、事故ではなく潮汐だった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。金星は大きさも重さも地球とほとんど同じで、「地球の双子」と呼ばれることが多い惑星です。ところが地球にはあって金星にないものが一つあります。月です。太陽系の岩石惑星のうち、水星...
科学・動物

ゾウは透明な箱に惑わされなかった――でも本当の「我慢」は箱を回したときに見えた

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。ゾウは頭がいい、とよく言われます。鏡に映った自分を認識する、仲間と力を合わせて道具を引く、数を見比べる。そういう研究が積み重なってきました。ところが「我慢する力」に限っては、...
生物学

魚の体じゅうの細胞を同時に撮る──腸への血を止めていたのは脳幹だった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。生き物の体の中で何が起きているかを調べるとき、これまでの観察はどうしても「部位ごと」でした。脳なら脳、心臓なら心臓、腎臓なら腎臓と、見たい場所を決めて顕微鏡をのぞく。それぞれ...
気候・環境科学

大西洋の海流は熱の「弁」だった——閉じれば地球は暖まる

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。大西洋の大きな海流が弱まると、ヨーロッパの冬が厳しくなる。この話は、気候の記事を追いかけていると何度も目にします。暖かい海水を北へ運ぶ流れが細れば、届く熱も減る。筋は通ってい...
生き物

対馬に現れた短い尾のヤマネコは飼い猫との雑種ではなかった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。長崎県の対馬にだけ暮らすツシマヤマネコに、尾の長さがふつうの半分ほどしかない個体が見つかりました。撮影された写真だけ見れば、飼い猫と交じった雑種ではないかと疑いたくなる姿です...
科学・物理

地球そのものを検出器にして、10年分の地磁気データから暗黒物質を探した

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。暗黒物質(ダークマター)を探すには、ふつう専用の装置を作ります。地下深くに巨大なタンクを据えたり、強力な磁石を並べたり、いずれも何年もかけて建設するものです。ところが今回紹介...
脳・神経科学

やる気を「続ける」ための脳細胞——減らすと諦め、足しても粘らないオレキシンの不思議

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。やる気が続かないのは性格の問題だと片づけられがちですが、脳のなかには「頑張りを続ける」ことを専門に支えている細胞があるようです。名古屋大学のグループがラットを使って調べたとこ...