ひろゆら

材料科学

グラフェンのシワの先端に、化学では作れない電気の境目があった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。グラフェンの表面に自然にできる細かいシワが、その場所の電気的な性質を変えている。アメリカのライス大学を中心に、イギリスのサセックス大学やマンチェスター大学、ペンシルベニア州立...
科学・宇宙

銀河の重さを測る「ものさし」は宇宙共通ではなかった――ガイアの星団110個が示したこと

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。遠くの銀河がどれくらい重いか。天文学者はそれを、星の光の量から逆算して求めています。その逆算に使う「ものさし」が、宇宙のどこでも同じだとは限らない――そう示す研究が、米ミズー...
環境・食料

食料システムの成績表、30目標中29が未達――唯一の「達成」が食料と無関係だった理由

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。世界の食料システムには、2030年までに達成すべき国際目標が30ある。そのうち、いまの時点で世界平均が目標に届いているのは、たった1つだった。これは、ジョンズ・ホプキンス大学...
科学・宇宙

太陽系のオールトの雲に、よその星系の天体が数万個まぎれているかもしれない

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。太陽系の外れにある「オールトの雲」に、よその星系で生まれた小天体が数万個まぎれ込んでいるかもしれない。フランス・ボルドー天体物理学研究所のショーン・レイモンド氏らが、2026...
気候・環境

太平洋とインド洋の「連動」が切れた——サンゴ35本が残していた400年の記録

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。太平洋とインド洋は、海としてはつながっていませんが、気候としては長いあいだ「連動」してきました。太平洋の側で大きな変化が起きると、数千キロ離れたインド洋の水温がそれに応じて動...
地球科学

地球の奥に、まだ誰も見ていない場所が6つある——200万本の地震波形を機械に読ませた結果

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。地球の内部に、これまで誰も記録していなかった場所が6つある。中国科学院のチームが、1990年から2024年までに世界で記録された200万本を超える地震の波形を機械に読ませて、...
医学・健康

油をよく食べるようになったマウス——視床下部のOPA1が担っていた役割

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。油っこいものを前にすると、量の加減がきかなくなる。この現象を、脳のなかのたった1個のタンパク質から説明しようとした研究があります。大阪公立大学の松村成暢教授らの研究グループが...
科学・宇宙

ダークフォトンは初期宇宙を温めていなかった——15年間の前提が崩れ、暗黒物質の探索範囲が広がる

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。暗黒物質の候補のひとつ「ダークフォトン」について、これまで「この範囲にはいない」とされてきた条件の多くが、実は成り立っていなかった——そんな論文が2026年8月13日、物理学...
古生物学

【原生代の生物】グリパニア – 虫の跡か藻か細菌か、正体が120年決まらない

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。名前グリパニア(Grypania)。ギリシャ語で「曲がった」を意味する語に由来するとみられる。代表種はグリパニア・スピラリス(spiralis=渦を巻いた)分類未確定。真核生...
地球科学

5600万年前の温暖化で森は樹冠の6割を失った——化石の葉の細胞が語る回復までの10万年

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。5600万年前、地球は急激な温暖化を経験しました。そのとき森がどうなったのかを、化石になった葉の「細胞の形」から読み出した研究が、2026年8月13日付のScience誌に載...
考古学

身長1メートルの人類は私たちに近い歩き方をしていた——それでも起源が決まらない理由

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。インドネシアのフローレス島で見つかった身長1メートルほどの人類、ホモ・フロレシエンシス。発見から20年以上たった今も、この人たちがどの系統から生まれたのかは決まっていません。...
歴史・文化財

5万年の岩絵を傷つけたのは、いまの排煙ではなく半世紀前の排煙だった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。オーストラリア北西部、ピルバラ地方の海沿いに、ムルジュガ(Murujuga)と呼ばれる一帯があります。バラップ半島とダンピア諸島。ここには推定100万〜200万点の岩面彫刻—...
テクノロジー

メモリが高すぎて、Linux機器を作るのをやめた会社が出た

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。安価なLinuxタブレットや小型基板を作ってきたPine64が、Linuxが動く製品の生産を当面続けない、と発表した。理由は部品の値上がりである。2026年8月17日、コミュ...
物理

原子炉を止めても反ニュートリノは止まらない、その微弱な信号を106個数えた話

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。原子炉を止めたあとも、炉の中からは「反ニュートリノ」という粒子が出続けている。理屈の上ではずっと前から分かっていたことですが、それを実際に数えた人はいませんでした。フランス北...
古生物学

昆虫は陸に上がる前、水際にいた——3億2400万年前の再同定

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。アメリカ・テキサス州西部で1985年に採集された1個の化石が、41年ぶりに名前を変えました。長いあいだ「甲殻類の子ども」として博物館の引き出しに収まっていた標本を、ケンブリッ...
テクノロジー

電気モーターの代わりに「熱」で動かす固体冷却、Nature Energyで原理実証

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。金属の薄い膜を引っ張って、力を抜く。それだけで膜の温度が下がる。この性質を使った冷却装置を、電気モーターではなく「熱」で動かすことに、ドイツと日本の研究チームが成功した。論文...
医学・健康

60年使われてきた糖尿病薬、効いていたのは肝臓ではなく腸だった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。2型糖尿病の治療でまず選ばれることの多いメトホルミンという薬について、主な効き方を突き止めたとする論文が、今年5月に『Nature Metabolism』に掲載されました。米...
地球科学

広島湾の砂粒に残っていた、地球に前例のない原子の並び方

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。広島湾の砂浜には、1945年8月6日にできたガラスの粒が、いまも混じっています。イタリア・フィレンツェ大学の地質学者ルカ・ビンディ氏らの研究チームが、その粒のひとつを詳しく調...
科学・宇宙

ダイヤモンドを融かして分かった、20年ずれていたのは理論ではなく実験だった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。ダイヤモンドは地球上で最も硬い天然の鉱物として知られているが、条件しだいで液体にもなる。米ローレンス・リバモア国立研究所(LLNL)のチームが、ごく小さなダイヤモンドの試料に...
古生物学

【原生代の生物】ディッキンソニア – クラゲでもゴカイでも地衣類でもなかった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。名前ディッキンソニア(Dickinsonia)。南オーストラリア州の鉱山局長だったベン・ディキンソンにちなむ分類動物。ただし現生のどのグループに近いかは未確定時代原生代 エデ...
テクノロジー

オーストラリア全土の通信障害、引き金は”時計の巻き戻り”——そして防げたはずだった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。2026年7月8日の朝、オーストラリア最大の通信会社Telstra(テルストラ)の携帯網が、全国規模で止まりました。影響を受けたのは880万人。オーストラリアの人口はおよそ2...
古生物学

氷期のロサンゼルスは冷たく湿っていた ― 小さなカエルの骨が示したもの

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。1929年にロサンゼルスのラ・ブレア・タールピットから掘り出された小さな骨のかけらが、97年たって新種として記載されました。氷期のスキアシガエル、Spea labreae(ス...
科学・宇宙

NASAの望遠鏡が落ちてくる――民間救出ミッション失敗の舞台裏

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。NASAの宇宙望遠鏡「ニール・ゲーレルス・スウィフト観測衛星」(以下スウィフト)が、早ければ2026年10月にも地球の大気圏に落ちてくる見通しになりました。落下を防ぐために民...
AI

存在しない研究者「エレナ・バスケス」が、学術データベースの著者になるまで

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。ChatGPTやClaudeのような大規模言語モデル(LLM)に「架空の研究者を作って」と頼むと、なぜか同じ名前ばかり出てくる。Elena Vasquez(エレナ・バスケス)...
科学・宇宙

ダイソン球の候補が2つ消えた——正体は、真後ろにあった別の銀河だった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。宇宙のどこかに、恒星をまるごと覆ってエネルギーを使い尽くす文明がいるかもしれない——そんな「ダイソン球」の有力候補とされていた星2つを、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWS...
医学・健康

元NFL選手の少なくとも4人に1人がCTE——ただし上限は97.7%

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。アメリカンフットボールの元選手の脳に、繰り返しの衝撃による病変が見つかる——という話は、ここ20年ほど何度も報じられてきました。ただ、そのたびに答えが出なかった問いがあります...
テクノロジー

ゴキブリの背中に注射器——瓦礫の下の人に薬を届ける「パラボーグ」

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。ゴキブリの背中に、小さな注射装置を載せる。遠隔操縦で瓦礫の下まで歩かせて、閉じ込められた人に薬を届ける——。オーストラリアのクイーンズランド大学の研究チームが、そんな「救急隊...
気候・環境

エルニーニョは本当に強くなっているのか——千年分の答えはサンゴの骨格にあった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。ここ40年のエルニーニョは、過去1000年のどの時代にもなかった強さになっている——そんな研究結果が、2026年8月27日付の科学誌『Science』に発表されました。発表し...
科学・宇宙

「何もない空間」は震えていた——真空の量子ゆらぎを初めて直接撮影か

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。「何もない空間」を写真に撮る——言葉だけ聞くと冗談のようだが、これを大真面目にやってのけたという報告が出た。イギリス・ケンブリッジ大学の研究チームが、真空が持つ細かな震え「量...
歴史・文化

市民の綱が400トンの城を動かした——弘前城天守曳戻しの現場

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。2026年8月22日と23日、青森県弘前市の弘前公園で、ちょっと見慣れない光景がありました。重さ約400トンある弘前城の天守に綱をかけ、抽選で選ばれた市民たちが「そーれ」のか...