ケンブリッジ大学

医学・健康

腸の感染を、脳の膜が5か月覚えていた――マウスで見つかった免疫細胞の引っ越し

食中毒のような腸の感染症にかかると、腸で戦った免疫細胞の一部が脳を包む膜まで移動し、そこに何か月も居すわって「前に会った相手」を覚えている。そんな現象がマウスで確かめられました。ケンブリッジ大学とウェルカム・サンガー研究所の研究チームが、2...
生物

ハエのオスの神経系166,700個を全部つないだら、メスとの違いは5%の細胞に集まっていた

キイロショウジョウバエのオス1匹分の中枢神経系——脳と、その下に続く腹側神経索(ふくそくしんけいさく)——に含まれる神経細胞166,700個を、1個も飛ばさずに配線図にした、という報告が出ました。細胞どうしのつなぎ目(シナプス)も数百万個ぶ...
科学・宇宙

「何もない空間」は震えていた——真空の量子ゆらぎを初めて直接撮影か

「何もない空間」を写真に撮る——言葉だけ聞くと冗談のようだが、これを大真面目にやってのけたという報告が出た。イギリス・ケンブリッジ大学の研究チームが、真空が持つ細かな震え「量子ゆらぎ(真空ゆらぎ)」を直接画像として捉えたと発表したのだ。論文...
歴史・考古学

王がいなくても作れた——コロンビアの巨大水路網が覆す「大工事=強い権力」の常識

コロンビア北部の低地に、宇宙からも見えるほど巨大な古代の水路網が残っています。作ったのは、およそ2000年前からこの湿地に住んでいた人々。総面積は50万ヘクタールを超え、日本でいえば四国の3分の1ほどに相当する規模です。これほどの大工事とな...
物理・化学

ナノの隙間で水が壊れやすくなる本当の原因

ナノサイズの隙間に水を閉じ込めると、水は化学的に活発になるのか、それとも大人しくなるのか。この問いには、この十年ほどのあいだ、正反対の答えが出続けてきました。ケンブリッジ大学を中心とする研究チームが、その食い違いの正体を突き止めています。閉...
科学・宇宙

太陽系にいちばん近い単独の星、その惑星4つが「生命に絶望的」な理由

太陽系にいちばん近い「単独の」恒星、バーナード星。そのまわりを回る4つの惑星が、生命にとってかなり絶望的な環境らしい——そんな研究結果が発表されました。しかも面白いのは、惑星そのものを覗き込んだのではなく、恒星の成分から惑星の中身を推理した...
科学・生物

マルハナバチは、ミツバチの最大7倍も有害金属をためこむ

同じ庭で、同じ花を回っている。それでもマルハナバチは、すぐ隣にいるミツバチより最大7倍も多くの有害金属を体に取り込んでいた——ケンブリッジ大学が、そんな差を見つけました。しかも汚染がひどい工業地帯の話ではなく、土の金属汚染が少ないとされる田...
テクノロジー・エネルギー

約10ドルの分光計が「ラボ級」の精度——手のひらサイズで光の成分を読む

物質を光で調べる「分光計」は、化学の分析には欠かせない道具です。ただ、精度の高いものは机を占領するほど大きく、値段も張るのがふつうでした。その分光計を、数センチ角・約10ドル(日本円で1,500円ほど)というサイズと価格まで小さくしながら、...