サンプルリターン

科学・宇宙

ジェゼロ・クレーターの岩は三度水に触れていた。地下水、湖、そして熱水

火星のジェゼロ・クレーターには、大昔に湖があったと考えられています。その湖の岸辺だった場所に、NASAの探査車パーサヴィアランスが2023年9月にたどり着きました。「マージン・ユニット」と呼ばれる、クレーターの内側の縁にそって帯のように伸び...
科学・宇宙

打ち上げ6週間前に届いたフォボスの新しい地図 MMXの砂はどこから来たのか

打ち上げ直前に届いたフォボスの「地図」日本の火星衛星探査機MMXが種子島から飛び立つのは、2026年10月20日の早朝です。目的地は火星の衛星フォボス。表面の砂を採って、2031年度に地球へ持ち帰る計画です。その打ち上げまであと6週間という...
宇宙

火星の地殻から来た唯一の隕石、中性子で透かしたら水の痕跡が見えた

火星から地球に落ちてきた隕石は、これまでに何十個も見つかっています。ところが、そのほとんどは地下のマグマが固まった火山岩で、火星の「地面そのもの」の話をしてくれません。例外はたった1個。NWA 7034、通称「ブラック・ビューティー」と呼ば...
科学・宇宙

フォボスの砂には「火星のかけら」も混ざっている? 探査機MMX、10月20日打ち上げへ

火星の衛星から砂を持ち帰る——まだ世界のどの国もやったことのない探査が、いよいよ動き出します。JAXA(宇宙航空研究開発機構)は2026年8月13日、種子島宇宙センターで火星衛星探査計画「MMX(Martian Moons eXplorat...
科学・宇宙

火星や月のサンプルは地球より先に月へ――研究者が提案する隔離施設

火星や月から岩や砂を持ち帰るとき、そのまま地球に降ろすのではなく、いったん月に置いた施設で調べてから運ぶべきだ——。そんな提案が、環境科学の学術誌に載りました。もし持ち帰った試料の中に未知の微生物が混じっていたら、地球の生き物にとって思わぬ...
宇宙・天文

中国の天問2号、地球の“準衛星”カモオアレワに到達――10億kmの旅の末に

中国の探査機・天問2号(てんもん2ごう)が、地球の“準衛星(じゅんえいせい)”と呼ばれる小さな小惑星にたどり着きました。約10億km、400日をかけた旅の末に、目標天体の20kmほど手前まで近づいたのです。準衛星と呼ばれるタイプの天体に探査...
宇宙・天文

かつて湖だった火星のクレーターで複雑な炭素を発見、過去最大級の確かさ

火星の岩から、これまでで最も確かといえる「有機物(炭素でできた分子)」が見つかりました。NASAの探査車パーシヴィアランスが、かつて湖だったクレーターの泥岩を調べ、複雑な炭素の分子を数百か所で検出した、という研究です。論文は2026年6月2...