中国科学院

宇宙・天文

昼側まで続くオーロラの輪を、45時間ぶん撮り続ける衛星が動き出した

オーロラは夜のものです。昼の空の明るさには勝てないので、太陽が出ているあいだは見えません。ところが宇宙から紫外線で見ると、話が変わります。欧州宇宙機関(ESA)と中国科学院(CAS)が共同で運用する衛星 Smile の紫外線カメラがとらえた...
医療・健康

神経につながっていない筋肉が動き続ける——マウスで確かめられた「運動の効果」の正体

皮膚の下に、自分の筋肉から作った小さな筋肉のかたまりを埋め込む。それが勝手に拍動しはじめ、数か月そのまま動き続ける。埋めたマウスは全身の筋肉が増え、握力が上がり、骨密度まで高くなった——中国科学院動物研究所(北京)のチームが、2026年8月...
人類進化

デニソワ人は、ひとつの洞窟のそばで何万年も暮らしていた

中国・雲南省の山あいにある使われなくなった採石場から、絶滅した人類「デニソワ人」の骨と歯、そして彼らが使った石器と食べ残しの動物の骨が、まとめて見つかりました。中国科学院の研究チームを中心とする2本の論文が2026年9月9日、科学誌ネイチャ...
地球科学

地球の奥に、まだ誰も見ていない場所が6つある——200万本の地震波形を機械に読ませた結果

地球の内部に、これまで誰も記録していなかった場所が6つある。中国科学院のチームが、1990年から2024年までに世界で記録された200万本を超える地震の波形を機械に読ませて、そういう地図を描き上げました。舞台は地表から約2,900キロ下、岩...
生物

深さ613メートルの穴の底で、木は暗さに適応しすぎた

中国南西部の石灰岩地帯には、地面にぽっかりと口を開けた巨大な穴が点在しています。切り立った崖に囲まれた穴の底には、外の暑さや乾燥から守られた湿った森があり、地上から姿を消した珍しい植物がそこだけで生き延びていることがあります。長らく「自然の...
考古学

4000年前の巨大城郭都市・石峁——生贄にされたのは、ほぼ男性だった

中国にある約4000年前の巨大な城郭都市・石峁(シーマオ)。その東門のそばで見つかった、生贄とみられる人骨のおよそ9割が男性だった——古代DNAを調べたところ、これまでの見方をひっくり返す結果が出ました。生贄というと女性が多いと考えられてき...
科学・宇宙

宇宙ごみを「網」で捕まえて再利用——中国が示したネットメンブレン構想

地球のまわりを回る宇宙ごみ(デブリ)を、網で捕まえて大気圏に落とす——。使い古された衛星やロケットの残骸をどう片づけるかという問題に対して、「網」というアイデアはくり返し提案されてきた。中国の研究チームが、その網をこれまでで最も細かく練り上...
科学

数年“絶食”を耐える超巨大深海等脚類のからくり

エサを一日抜くだけでもつらいのに、数年間まったく食べずに平然と生きる生き物がいます。深海にすむ大型のダイオウグソクムシの仲間です。日本でも、鳥羽水族館の個体が5年以上エサを食べなかったことで大きな話題になりました。この「なぜ数年も絶食できる...