大気汚染

歴史・文化財

5万年の岩絵を傷つけたのは、いまの排煙ではなく半世紀前の排煙だった

オーストラリア北西部、ピルバラ地方の海沿いに、ムルジュガ(Murujuga)と呼ばれる一帯があります。バラップ半島とダンピア諸島。ここには推定100万〜200万点の岩面彫刻——岩の表面を叩いたり削ったりして図像を彫り込んだもの——が残ってい...
医学・健康

ロンドンの排ガス規制で子どもの肺の成長が改善——「規制が効いた」世界初の証拠

ロンドンで排ガス規制が始まったあと、市内の子どもたちの肺の成長が速くなっていた——そんな研究結果が、医学誌The Lancet Public Healthに2026年8月19日付で発表されました。クイーン・メアリー大学ロンドンを中心に、イン...
科学・環境

街路樹が空気を悪くしていた – 排出量1割の植物がオゾン生成の半分を担う理由

都市に木を植えるのは、文句なしに良いことだと思われてきました。日陰ができて涼しくなり、二酸化炭素を吸い、景観も良くなる。ところが2026年8月20日付のScience Advancesに、その前提を揺さぶる研究が載りました。中国・北京の大気...
地球科学

石炭をやめたら地球の裏側に雨が降った——緑を取り戻すアフリカ・サヘル

アフリカのサヘル地域が、緑を取り戻しつつあります。サヘルはサハラ砂漠の南縁に沿って、西のセネガルから東のエチオピアまで東西に延びる、幅800kmほどの半乾燥地帯です。1億5,000万人以上が暮らし、1970〜80年代には壊滅的な干ばつに見舞...
化学

花火の煙だけじゃない——空に残るアミンという成分

夜空に大きな花火が開いて、しばらくすると白い煙が風に流れていく。あの煙が消えれば、空はもとどおり——そう思って見上げている人がほとんどだと思います。ところが、目に見える煙がはけたあとの空気には、目に見えない汚染物質もいっしょに残っている。そ...
テクノロジー・エネルギー

水を混ぜるとディーゼルの排ガスが6割減る? 「水入り軽油」という発想

ディーゼルエンジンの燃料に、ほんの少し水を混ぜる。それだけで排ガスに含まれる有害物質を6割以上減らせる可能性がある——そんな研究をまとめたレビュー論文(過去の研究を集めて整理した総説)が、ナイジェリアの研究チームから出ています。しかもエンジ...