記憶

医学・健康

年をとって細かいことを忘れるのは、脳が「教える側」に切り替わっているからだという仮説

歳をとると、車をどこに停めたか、約束は何時だったかといった細かいことを思い出しにくくなります。こうした「いつ・どこで・何が」の記憶(エピソード記憶)を担うのは、脳の海馬という部分です。一方で、物事の大枠や一般的な知識、話の要点をつかむ「意味...
心理学

撮ったのに覚えていない——スクショが記憶を弱めることを示した892人・7つの実験

美術館で気に入った絵を撮る。旅先で景色を撮る。あとで思い出せるように、と。ところが「撮ったものほど覚えていない」という実験結果が、心理学の専門誌に発表されました。報告したのは、アメリカ・ビンガムトン大学の心理学チームです。Sophia Fa...
脳科学

0.1秒の「さざなみ」が脳の離れた場所をつなぐ——人の脳内で直接とらえた同期の瞬間

脳の中を、1秒間におよそ90回のリズムで震える、ごく短い電気の振動が走っています。「リップル」と呼ばれるもので、続く時間は0.1秒足らず。名前のとおり、水面のさざなみのような小さな揺れです。このリップルが、離れた脳の領域どうしをつなぐ「合図...
脳科学

シナプスの半分が消えても記憶は残った——人工冬眠マウスが揺さぶる「記憶=つながりの強さ」説

脳のシナプス(神経細胞どうしのつなぎ目)が半分以上消えたのに、記憶はまるごと残っていた——そんな実験結果が報告されました。沖縄科学技術大学院大学(OIST)と筑波大学などの研究チームが、マウスを人工的に「冬眠」させる実験で確かめたもので、論...
医学・健康

よく使う人工甘味料と脳の老化——1万人超を8年追った研究が示した関連

カロリーゼロの甘味料をよく口にする人ほど、記憶や思考のテストの成績が数年分ぶん速く下がっていた——ブラジルで1万人以上を8年ほど追いかけた研究で、そんな関連が見えてきました。とくに60歳より若い人や、糖尿病のある人でその傾向がはっきり出てい...
医学・健康

なぜ眠ると頭がすっきりするのか――徹夜で増える「脳のつながり」をPETで捉えた

ひと晩しっかり眠ると、なんとなく頭がすっきりする。その理由のひとつが、脳の中で起きている「配線の整理」にあるのかもしれません。起きている間に伸びて増えたシナプス(神経細胞どうしのつなぎ目)を、眠っている間に刈り込んで整える——そんな仮説が長...