ETHチューリッヒ

宇宙・天文

月の裏側に埋もれた火山が、42億年前の月に磁場があったと告げていた。重力と磁気を同時に解いて見つけた地下の岩体

月には、いま磁場を作る仕組みがありません。地球のように溶けた鉄の核がかき回されて磁場を生む「ダイナモ」は、月では止まっています。では昔はどうだったのか。アポロが持ち帰った岩石と、月を回る探査機のデータは、この問いに食い違う答えを返してきまし...
テクノロジー

手首から先だけのロボットが、5本の指で砂利道を歩く

手首から先だけのロボットが、5本の指を脚のように動かして床を歩く。スイス・チューリッヒ工科大学(ETHチューリッヒ)のソフトロボティクス研究室が、そんな「歩くロボットハンド」の論文を2026年9月15日に公開した。ゴムマットも砂利も芝生も渡...
科学・物理

氷にならない水──マイナス70℃で起きたガラス転移

水を冷やしていくと、ふつうは0℃で凍る。少し手を加えれば0℃を下回っても液体のままにできるが、それにも限界があって、マイナス45℃あたりでどんな水も自分から凍りはじめる。そこから先は、凍らない水を誰も見たことがない領域だった。スイス連邦工科...
科学・宇宙

金星のリフト谷は今も動いている——谷の両脇の高まりが示す「若さ」

金星の表面をおおう巨大な裂け目——リフト谷は、大昔にできて固まったままの地形だと考えられてきた。チューリッヒ工科大学(ETHチューリッヒ)のグループが2026年7月24日に Nature Geoscience で発表した論文は、その見方に真...
物理

200万個の部品を、1個の塊に——粒子検出器を「カメラで見る」という発想

茨城県から岐阜県までニュートリノを飛ばすT2K実験。その途中に置かれた検出器のひとつは、約2トンの中身が、およそ200万個の小さな立方体と6万本の光ファイバーでできています。粒子がどこを通ったかを細かく知るために、材料そのものを細かく刻んで...