ひろゆら

地球科学

月と太陽が地震を起こすのはブランコを押すのと同じ理屈だった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。月と太陽の引力は海の潮を動かしますが、同じ力は大地も引き伸ばしています。この「固体地球の潮汐」が地震の引き金になることは、じつは何十年も前から知られていました。それなのに、ど...
生き物

犬の脳は、音が弱い子音のほうで単語の切れ目を聞き分けていた

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。犬に「散歩」と言うと玄関に走っていく。名前を呼ぶと耳がぴくっと動く。こういう場面を見ていると、犬はどのくらい人の言葉が分かっているのだろうと考えたくなります。ただ、覚えた単語...
医学・健康

高齢の心臓は若い体で若返る──心臓移植で見えた生物学的年齢の正体

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。60歳の人の心臓を、20歳の人に移植したとします。この心臓は、20歳の体の中でも「60歳の心臓」のまま働き続けるのでしょうか。それとも、若い体に置かれることで何かが変わるので...
科学・宇宙

スターシップ、14回目でついに軌道へ——エンジン1基を失いながら26基の衛星を放出

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。2026年9月28日、SpaceXのスターシップが初めて地球を回る軌道に入りました。テキサス州南端の発射場スターベースから上がった14回目の飛行試験で、途中でエンジンが止まる...
気候・環境

アメリカで体感温度40℃超の日が3倍になる、と言われている「3倍」の中身

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。2026年の夏、アメリカ本土は観測史上いちばん暑い夏になりました。NOAA(米国海洋大気庁)の集計では、6〜8月の平均気温が132年の記録の中で最高。8月単月でも過去最高で、...
古生物学

【シルル紀の生物】ハチノスサンゴ – ルーペひとつで地球の自転を測った蜂の巣

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。名前ハチノスサンゴ(学名 Favosites=「蜂の巣のようなもの」。ラテン語の favus「蜂の巣」から)分類刺胞動物門 花虫綱 床板サンゴ類(絶滅)時代オルドビス紀後期〜...
テクノロジー

松葉杖のいらない外骨格「Eve」が米国で発売、四肢まひの人も対象に

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。脊髄(せきずい)を傷めて歩けなくなった人が、松葉杖も歩行器も使わずに立ち上がり、両手を自由にしたまま部屋の中を歩く。そういう機械が、2026年秋からアメリカで正式に販売されて...
テクノロジー

日なたで気温より冷たくなり、動くと発電する布が3Dプリンタから出てきた

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。真夏の日なたに布を置いておくと、ふつうは周りの空気より熱くなります。日差しを吸って、熱に変えてしまうからです。ところが、日なたに置いたのに周りの気温より3〜6℃低いまま、とい...
医療・健康

カルシウムもビタミンDも骨折を防いでいなかった——69試験・15万人の解析が示したこと

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。骨を丈夫にするならカルシウム、そしてカルシウムの吸収を助けるビタミンD。ドラッグストアのサプリ棚に必ず並んでいる組み合わせで、年齢を重ねた人が骨折予防のために飲んでいる例はと...
テクノロジー

GPSなりすましに効く新しい信号を、Galileoが妨害試験場で試した

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。カーナビもスマホの地図も、衛星から届く電波で自分の位置を割り出しています。ところが、この電波はとても弱い。2万キロ以上の高さから届くころには、受信機のまわりの雑音より小さいく...
医学・健康

すねの骨を押したら脳の傷が小さくなった――骨が脳に送る信号の正体

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。頭を強く打って脳が傷ついたとき、その回復を助ける手がかりが「すねの骨」にあった、という研究が2026年9月に発表されました。マウスとミニブタのすねの骨に規則的な圧力をかけると...
科学・物理

シュレーディンガーの猫が1.7倍に太った――光の猫状態で記録更新

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。シュレーディンガーの猫は、いまでは「大きさ」を競う対象になっています。もちろん本物の猫ではなく、光でつくった「猫状態」の話です。ドイツのマックス・プランク量子光学研究所のチー...
科学・宇宙

青色超巨星の吐いたガスに中性子星が突っ込む瞬間を、XRISMが初めて分光で捉えた

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。地球から約1万3,000光年、南天の南十字座の方向に、BP Crucis(ビーピー・クルーシス)という連星系があります。片方は太陽の40倍ほどの質量をもつ青い超巨星、もう片方...
科学・宇宙

小惑星ベンヌは火と氷の境目で生まれていた

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。NASAの探査機オサイリス・レックスが小惑星ベンヌから持ち帰った砂を、スイスの研究チームが3年かけて分析した結果が出ました。ベンヌは太陽系のずっと外側で生まれた天体だろう、と...
物理・化学

太陽光の100億倍の光を当てても、水は速く蒸発しなかった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。光を当てると、水が温まらないまま速く蒸発する。そんな現象が数年前から真剣に議論されてきました。「光分子効果(フォトモレキュラー効果)」と名づけられたこの仮説は、もし本当なら海...
科学・宇宙

検出器が半分死んでも動いた——宇宙で初めて量子干渉を確認した光のプロセッサ

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。「量子コンピュータが初めて宇宙で動いた」というニュースが、9月末に海外の科学メディアで流れました。ウィーン大学の研究チームが、光を使う量子プロセッサを小型衛星に載せ、高度約5...
気候・環境科学

AMOC崩壊のニュースで、数字が毎回違うのはなぜか

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。大西洋の海流が止まるかもしれない、という話は、海外の科学ニュースの定番になりました。Live Scienceだけを見ても、「崩壊は思われていたよりずっと近い」「グリーンランド...
古生物学

【オルドビス紀の生物】シャミセンガイ – 5億年変わらなかったのは殻の形だけ

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。名前シャミセンガイ(学名 Lingula=ラテン語で「小さな舌」)分類腕足動物門 舌殻綱 シャミセンガイ科時代シャミセンガイ型の腕足動物はカンブリア紀から現在まで。シャミセン...
歴史・考古学

チンギス・ハンの墓は、なぜ800年たっても見つからないのか

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。世界史の教科書に必ず出てくる人物で、墓の場所がまったく分かっていない人がいる。チンギス・ハンだ。1227年に亡くなってから800年近く。その間に探した人は数え切れないが、骨の...
医学・健康

クレアチンは運動なしでも効くのか、64人の試験と2019年の否定的な結果

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。クレアチンは、筋トレをする人のあいだではもっとも知られたサプリのひとつです。筋肉のなかで素早くエネルギーを作り直す材料になるので、「トレーニングと組み合わせると筋力が伸びやす...
医療・健康

体外受精の子と自然妊娠の子、75人のゲノムを比べてわかったことと、まだわからないこと

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。体外受精で生まれた子どもは、世界で1000万人をゆうに超えます。最初の数日を培養液の中で過ごしたことが、その子のDNAに何か痕跡を残すのか――中国の研究チームが、ゲノムの中の...
テクノロジー

衛星を守る飛行隊、飛行機は飛ばさない――英空軍が「第III宇宙効果飛行隊」を新設

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。イギリス空軍(RAF)が2026年9月23日、新しい部隊をつくると発表しました。名前は「第III宇宙効果飛行隊(No. III Space Effects Squadron)...
医学・健康

血圧を20mmHg 下げると、脳の血管の傷みは4割ゆっくり進む

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。健康診断で「上の血圧」と呼ばれる収縮期血圧の数字を見て、まず心配になるのは心臓のことだと思います。ところが高血圧が長く続くと、脳の中を走る細い血管も少しずつ傷んでいきます。自...
テクノロジー

目をつぶったまま枝をつかむドローン、60cmずれても99%で着地

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。枝に止まるドローンの話です。オランダのデルフト工科大学が、目で見る代わりに「触って確かめる」やり方で枝をつかむドローンを作りました。カメラの見積もりが60cmずれていても、指...
医学・健康

不眠を放っておいた人だけ「老化のペース」が上がっていた──CBT-Iの2年追跡

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。「よく眠る人は長生きする」という言い方は、健康の話題ではよく見かけます。ただ、この言い回しはたいてい、眠りの良い人と悪い人を大人数で比べて、あとから寿命や病気の差を数えたもの...
科学・宇宙

火星の消えた炭酸塩は地下に眠っているかもしれない

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。火星には、かつて川や湖があったとされています。30億年以上前の火星は分厚い二酸化炭素の大気に包まれ、その温室効果で地表に液体の水が流れていた、というのが今の標準的な見方です。...
科学・地球

沈む土地の上に8,430万人――米国沿岸の地盤沈下を一枚の地図にした研究

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。海面上昇のニュースは、たいてい「海の水がどれだけ上がるか」という話として語られます。氷が溶ける、海水が温まって膨らむ、だから水面が上がる。この見方は正しいのですが、海岸に立っ...
科学・宇宙

宇宙人らしい三つの条件を満たした信号は、なぜ「地球のノイズ」と結論づけられたのか

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。「33の惑星系を電波で調べたら、1件だけ気になる信号が残った」。そう聞くと、つい期待してしまいます。でもこの話の本当の見どころは、見つけたことではなく、その信号を研究チームが...
気候・環境

モネの庭で睡蓮だけが枯れなかった夏

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。2026年の夏、フランスは記録づくめの暑さになりました。6月中旬から8月中旬までに「熱波の日」が52日。統計を取り始めてから最多で、各地で山火事が起き、暑さが原因とみられる超...
古生物学

【ジュラ紀の生物】ステゴサウルス – クルミほどの脳と、腰の空洞が生んだ誤解

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。名前ステゴサウルス(Stegosaurus、「屋根のトカゲ」の意味)分類鳥盤類 装盾類 剣竜類 ステゴサウルス科時代ジュラ紀後期(約1億5500万〜1億4500万年前)発見地...