原生代

地球科学

23億年前の海は、リンを使い回して酸素を増やし、使い切って酸素を落としていた

私たちが吸っている酸素は、地球が生まれたときの大気にはほとんどありませんでした。酸素が大気に定着しはじめたのは約24億年前、地球がいまの半分くらいの年齢だったころで、「大酸化イベント」と呼ばれます。ただし、酸素が「出た」ことと「保たれた」こ...
地球科学

12億5,000万年前、1日は19時間で月は4万km近かった――グランドキャニオンの地層が残した記録

グランドキャニオンの崖には、オレンジ色の地層がひときわ目立つ場所があります。ハカタイ頁岩(けつがん)と呼ばれる、およそ12億5,000万年前の泥がかたまってできた岩です。この岩の縞模様を丹念に測っていったら、当時の1日の長さが約19時間だっ...
古生物学

【原生代の生物】クラウディナ – 地球最初の殻には、もう穴が開いていた

名前クラウディナ(Cloudina。地質学者プレストン・クラウドにちなむ。基準種はクラウディナ・ハートマンナエ Cloudina hartmannae)分類クラウディナ科(所属する門は未確定。左右相称動物とする説が有力)時代エディアカラ紀末...
古生物学

【原生代の生物】チャルニア – 常識が見えなくしていた、岩肌の葉状体

名前チャルニア(Charnia masoni。属名は発見地チャーンウッドの森、種小名は発見を報告した少年ロジャー・メイソンにちなむ)分類ランゲオモルフ類(エディアカラ生物群)時代エディアカラ紀(約5億7000万〜5億5000万年前。イングラ...
古生物学

【原生代の生物】トリブラキディウム – 現生動物のどこにもない、三放射対称の体

名前トリブラキディウム(Tribrachidium/「三本の小さな腕」の意)分類所属不明(絶滅したグループ「トリロボゾア」に置かれる)時代先カンブリア時代・原生代末のエディアカラ紀(約5億5500万〜5億5000万年前)発見地オーストラリア...
古生物学

【原生代の生物】スプリッギナ – 左右対称に見えて、体の節が半歩ずれている

名前スプリッギナ(Spriggina/「スプリッグの生き物」の意。発見者レグ・スプリッグさんにちなむ)分類所属不明(絶滅した門「プロアルティキュラータ」とする説など諸説あり)時代先カンブリア時代・原生代末のエディアカラ紀(約5億5000万年...
古生物学

【原生代の生物】カルニオディスクス – 光の届かない海底に立っていた「葉」

名前カルニオディスクス(学名:Charniodiscus、「チャーンウッドの円盤」の意)分類ペタロナマエ・アルボレオモルフ類(初期の動物の系統と考えられているが、詳しい位置は未確定)時代エディアカラ紀(約5億6500万〜5億5500万年前ご...
古生物学

【原生代の生物】キンベレラ – 海底に食べ跡を刻んだ、軟体動物の祖先候補

名前キンベレラ(Kimberella quadrata)。オーストラリアの化石収集家ジョン・キンバーにちなむ分類左右相称動物。軟体動物に近いとする説が有力だが、確定はしていない時代原生代 エディアカラ紀後期(約5億5800万〜5億5500万...
古生物学

【原生代の生物】フランスヴィル生物群 – 生物かどうかを、化学で争い続けている

名前フランスヴィル生物群(Francevillian biota)。発見地の町フランスヴィルにちなむ。ガボニオンタ(Gabonionta)という通称もある分類未確定。多細胞の群体生物説、真核生物説、生物ではないとする説が並立時代古原生代、約...
古生物学

【原生代の生物】グリパニア – 虫の跡か藻か細菌か、正体が120年決まらない

名前グリパニア(Grypania)。ギリシャ語で「曲がった」を意味する語に由来するとみられる。代表種はグリパニア・スピラリス(spiralis=渦を巻いた)分類未確定。真核生物の藻類とする説と、シアノバクテリアとする説がある時代約18億70...
古生物学

【原生代の生物】ディッキンソニア – クラゲでもゴカイでも地衣類でもなかった

名前ディッキンソニア(Dickinsonia)。南オーストラリア州の鉱山局長だったベン・ディキンソンにちなむ分類動物。ただし現生のどのグループに近いかは未確定時代原生代 エディアカラ紀後期(約5億6000万〜5億5000万年前)発見地オース...
古生物学

【原生代の生物】シアノバクテリア – 史上最大の「公害」を起こした立役者

名前シアノバクテリア(藍色細菌)。学名 Cyanobacteria は、ギリシャ語で藍色を意味する kyanos から分類細菌(バクテリア)ドメイン シアノバクテリア門時代約20億年前(確実な化石の記録)〜現在。誕生自体はさらに古いとみられ...
地球科学

【地球年表03-2】先カンブリア時代 原生代 – 赤道まで凍った地球と、最初の大型生物

原生代(げんせいだい)は、25億年前から約5億3900万年前までの、地球の歴史で最も長い区分です。ここで扱うのはその後半、約10億年前から原生代の終わりまでの4億6000万年ほど。新原生代(しんげんせいだい)と呼ばれる区分にあたり、なかはさ...
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【地球年表03-1】先カンブリア時代 原生代 – 大気に酸素が満ちるまで

原生代は、25億年前から約5億3900万年前まで続いた時代です。長さは約19億6000万年。地球の46億年の歴史のうち、4割あまりをこの一つの区分が占めています。先カンブリア時代は冥王代・太古代・原生代の3つに分かれ、原生代はその最後にあた...