哺乳類

生物

脳を縮ませながら、鼻先だけを大きくしていた北海道のトガリネズミ

北海道大学植物園の標本館に、オオアシトガリネズミの頭骨が136個体分しまわれています。1948年から1988年にかけて、北海道の苫小牧市で集められたものです。北海道大学と東洋大学の研究グループがこの標本を採集月ごとに並べ直して計測したところ...
地球科学

【地球年表13-1】新生代 古第三紀 – 哺乳類が空席を埋めた世界

古第三紀は、6600万年前から約2303万年前まで続いた、新生代の最初の紀です。直前には白亜紀末の小惑星衝突があり、鳥をのぞく恐竜はここでいなくなりました。古いほうから暁新世(ぎょうしんせい)・始新世(ししんせい)・漸新世(ぜんしんせい)と...
地球科学

【地球年表10】中生代 三畳紀 – 絶滅のあとの空席を埋めた者たち

三畳紀は、約2億5190万年前から約2億140万年前まで、およそ5000万年続いた時代です。中生代を構成する3つの紀の最初にあたり、前が古生代のペルム紀、この次がジュラ紀になります。名前の由来はドイツの地層です。1834年、ヴュルテンベルク...
古生物学

2億3,600万年前のキノドン類に出産の痕跡——化石の骨から繁殖のしかたを読む

約2億3,600万年前、恐竜と同じ時代のアルゼンチンに、犬くらいの大きさの肉食動物がいました。Chiniquodon theotonicus(キニクオドン・テオトニクス)。哺乳類につながる系統の、まだ哺乳類ではない生き物——キノドン類の一種...
古生物学

恐竜が消え、哺乳類が残った差は「カビに強かったから」なのか

恐竜が消えて、哺乳類が残った。その分かれ目を「カビに強かったかどうか」で説明しようとする仮説があります。20年以上前からある少数派の考えで、FIMS仮説と呼ばれます。今年5月、これを補強する材料として、アメリカ・コロラド州の地層から菌類の胞...
生物学

ハダカデバネズミの女王は「におい」でライバルの繁殖を止めていた

女王が出す、たった一種類のにおい。それだけで、群れのほかのメスは子を産めなくなる——地下に社会をつくる哺乳類ハダカデバネズミをめぐる「なぜ女王だけが繁殖するのか」という長年の謎に、一つの答えが見つかりました。ベルリンのマックス・デルブリュッ...
古生物学

ご先祖は卵を産んでいた——2億5000万年前の胚化石が示す哺乳類の系統

哺乳類のご先祖は、卵を産んでいた——長いあいだ「たぶんそうだろう」と言われながら、決定的な証拠がなかった話に、ようやく物証が出ました。南アフリカで見つかった約2億5000万年前の小さな化石が、卵の中で丸まったまま死んだ胚だと確認されたのです...
医学・健康

哺乳類にも「骨格を組み直す」治し方が眠っていた——マウス実験が示した再生の手順

トカゲやサンショウウオは、失った足や尻尾をまるごと生やし直せます。でも哺乳類にはそれができず、切り落とした指はもう戻らない——これが長いあいだの常識でした。「なぜ再生できる動物とできない動物がいるのか」は、アリストテレスの時代から問われてき...