生物多様性

環境

絶滅危惧種の違法取引は、いつものSNSと通販サイトで起きている

絶滅の危機にある生き物の違法な売り買いが、闇市場ではなく、FacebookやInstagram、TikTok、eBayといった「誰もが毎日使うサービス」の上で広がっている——そんな全体像をまとめた総説(レビュー論文)が、2026年8月24日...
科学・宇宙

世界の蝶の10種に1種が引っ越していた——15の言語をまたいで集めた6,182件の記録から

庭で見かける蝶の顔ぶれは、意外と入れ替わります。子どものころ図鑑で「南の蝶」として覚えた種類が、いつのまにか近所を飛んでいる。そういう感覚を、世界規模の数字で裏づける研究が発表されました。オーストラリアのモナシュ大学を中心とする国際チームが...
生物

地中海の「幽霊」ホホジロザメ、160年の記録がつないでいたもの

2023年4月20日、スペイン東岸の沖で操業していた漁師の網に、全長2メートルほどのサメがかかった。持ち帰って組織のDNAを調べたところ、種はホホジロザメ(Carcharodon carcharias)。しかも、まだ成熟していない若い個体だ...
生物

放された金魚が湖を濁らせる——32個の人工池で確かめられたこと

飼えなくなった金魚を近くの池に放す。悪意のない行為だし、殺してしまうよりましだという理屈も立つ。ただ、その一匹が池の水を濁らせ、底の小さな生き物を減らし、もとからいた魚を痩せさせる——それを実験で確かめた研究が、アメリカのトレド大学とミズー...
生物

防風林のそばでヒバリが7割減。「木を植えれば生きものが増える」とは限らない

農地に木を植えれば、生きものは増える。農業と生物多様性の話では、長いことそう考えられてきました。ヨーロッパの生け垣(ヘッジロー)が鳥を支えているという研究がいくつもあり、各国の農業環境政策も「樹林帯を残す、植える」方向を後押ししてきたからで...
生物

オレンジ色の口もとをした新種のサル、コンゴの森で見つかる

コンゴの熱帯雨林の奥で、口のまわりだけがオレンジ色に染まった黒いサルが、新しい種として記載されました。学名は Colobus congoensis、現地の言葉では「リクウェリ(likweli)」と呼ばれています。アフリカで新種のサルが見つか...
生物・進化

背中に赤い笑顔、ハワイとヒマラヤで別々に進化した2匹のクモ

背中に赤い笑顔を描いたような、ハワイの名物クモがいます。ハッピーフェイス・スパイダー(ニコちゃん顔グモ)と呼ばれ、100年以上ものあいだ「ハワイにしかいない」と信じられてきました。ところがそっくりのクモが、ハワイから数千キロ離れたヒマラヤの...
科学・生物

マルハナバチは、ミツバチの最大7倍も有害金属をためこむ

同じ庭で、同じ花を回っている。それでもマルハナバチは、すぐ隣にいるミツバチより最大7倍も多くの有害金属を体に取り込んでいた——ケンブリッジ大学が、そんな差を見つけました。しかも汚染がひどい工業地帯の話ではなく、土の金属汚染が少ないとされる田...
科学

新種のテントウムシ、研究室のすぐ外の松の木で見つかる

新種の生きものを見つけるというと、人がなかなか立ち入らない森や離島に分け入る話を思い浮かべます。ところが今回見つかった新種のテントウムシは、研究者の実験室のすぐ外——キャンパスに生えていた松の木にいました。しかも同じ研究で、もう1種の新種も...