磁気嵐

科学・宇宙

衛星2,149基を束ねると、大気の呼吸が見えてくる

宇宙天気の情報サイト spaceweather.com のトップページに、2026年から「SATELLITE DRAG」という欄が増えています。中身は数字がひとつだけ。たとえば「30 m/day」。これは、高度480kmを飛ぶ標準的なSta...
科学・宇宙

太陽はスーパーフレアを起こせるのか、答えは1947年の巨大黒点にあった

キャリントン事件と、その先にある問い1859年9月1日、イギリスの天文家リチャード・キャリントンは、黒点をスケッチしている最中に、黒点群の中で白い光が数分間だけ輝くのを見た。人類が初めて記録した太陽フレアである。翌日から地球は激しい磁気嵐に...
科学・宇宙

1848年、太陽嵐で列車が16分遅れた——155年間まちがった日付で引用されてきた事件の真相

1848年10月18日の夜、イギリス南西部の町エクセターで、午後10時5分発の列車が16分遅れて出発しました。原因は雨でも霧でも機関車の故障でもなく、太陽です。太陽から吹きつけた粒子の嵐が地球の磁場を揺さぶり、駅と駅を結ぶ電信の針が勝手に振...
科学・宇宙

2025年11月の太陽嵐で、全米のGPSが最大10メートル狂っていた

2025年11月、太陽で大きな爆発が立て続けに起き、吹き飛ばされたガスの塊が地球に届きました。このとき世界各地で、ふだんは見えない低い緯度までオーロラが広がり、夜空の写真がニュースやSNSをにぎわせたのを覚えている方もいると思います。ところ...
科学・宇宙

過去最多17機で太陽の噴出を追跡、初期映像に写っていなかった地球行きのプラズマ

2024年12月19日、木星の衛星エウロパを目指して飛行中だったNASAの探査機エウロパ・クリッパーが、予定外の信号を拾った。打ち上げから約2か月、搭載機器がきちんと動くかを確かめる定期チェックの最中に、まわりの太陽風がいつもより熱く、薄く...
科学・宇宙

太陽が荒れた日、飛行機の中では放射線が跳ね上がり、コンピュータのビットが反転する

飛行機に乗ると、地上より多くの宇宙線(うちゅうせん)——宇宙から降り注ぐ高エネルギーの粒子——を浴びる。この話自体は、聞いたことがある人も多いと思います。では、太陽が大きく荒れた日に飛行機の中で何が起きるのかというと、こちらは意外と知られて...
科学・宇宙

巨大太陽嵐の被害に「上限」はなかったかもしれない——NASAが見抜いた統計の錯覚

太陽から強烈なプラズマの塊が飛んでくると、地球のまわりの磁場が大きく乱れます。これが磁気嵐(じきあらし)で、ひどいときには停電やGPSの乱れ、人工衛星の故障を引き起こします。この磁気嵐について、宇宙物理の世界には数十年ものあいだ信じられてき...
科学・宇宙

太陽の「スイッチオフ」信号で、宇宙嵐を7年前から予測できるかもしれない

太陽の機嫌は、11年ごとに良くなったり悪くなったりします。機嫌が悪い時期には、大きな爆発現象が立て続けに起きて、人工衛星やGPS、ときには地上の電力網にまで影響が及びます。だから「次の周期はどれくらい荒れるのか」を前もって知ることは、宇宙に...
科学・宇宙

太陽嵐を「はね返す」6機の衛星——シミュレーションが示した宇宙天気対策

太陽の活動が引き起こす「磁気嵐(じきあらし)」は、送電網やGPS、人工衛星に被害を与えることがあります。これまで人類にできたのは、その到来を予測して被害に備えることだけでした。ところがボストン大学の研究チームが、磁気嵐そのものの強さを半分ほ...
科学ニュース・論文

日本の夜空の「赤いオーロラ」、ISSより高い500〜800kmまで届いていた

日本の夜空にまれに現れる、ぼんやりした赤いオーロラ。その光が、思っていたよりずっと高いところ——地上500〜800kmまで届いていたことがわかりました。国際宇宙ステーション(ISS)が飛んでいるのがだいたい高度400kmなので、それよりも上...