iPS細胞

科学・生命

脳のかたまりは、3つつないだときだけ学びはじめた

ヒトのiPS細胞から育てた「脳オルガノイド」を電極の上に並べ、片方に電気刺激を繰り返し与えて、別のかたまりがどう反応するかを2週間追いかけた実験があります。東京大学生産技術研究所の池内与志穂教授らのチームが2026年9月に発表したもので、結...
科学・生命

脳は2つの部品から別々に作られていた——教科書が書き換わる発見

脳は、ひとつの大きな器官です。前のほうで考えごとをして、後ろのほうで呼吸と心拍を保つ。役割は違っても、もとをたどれば同じ細胞から枝分かれして育った——教科書はずっとそう書いてきました。ひとつの神経前駆細胞(神経のもとになる細胞)から、前脳・...
科学・生命

空いた脳にヒトの神経が根づく——「賢いマウス」は生まれなかった

脳の研究には、ほかの臓器にはない壁があります。生きている人の脳を開いて調べるわけにはいかない、という壁です。使っている本人がいる以上、ヒトの脳がどう育ち、どこでどう壊れるのかは、いまだに分かっていないことが多く残っています。その回り道として...
脳科学

「ミニ脳」を5年育てたら、細胞が時間を記録していた

人のiPS細胞などから作る、脳に似た小さな組織——脳オルガノイド、通称「ミニ脳」。これを5年以上にわたって育て続けることに、ハーバード大学のパオラ・アルロッタ氏らのチームが成功しました。これまで公表されていた最長記録は2年弱で、通常は数か月...
生命科学・生物学

ドリーの誕生から30年——クローン技術は結局どこまで来たのか

クローン羊のドリーが生まれたのは1996年7月5日。今年でちょうど30年になります。当時のニュースが連れてきたのは、クローンペット、クローン人間、マンモスの復活といった未来像でした。ところが30年たって実際に定着したのは、生き物をコピーする...