X線天文学

宇宙・天文

天の川の裏に隠れていた「ト音記号」の正体。パルサーと思われた電波源は、銀河団どうしの衝突で蘇った年齢2億年の「死んだプラズマ」だった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。天の川の円盤は、星と塵が詰まった帯です。その向こう側にある銀河や銀河団は、塵に光を吸われて可視光ではほとんど見えません。空の2割ほどを占めるこの領域を、天文学者は「回避帯」と...
宇宙・天文

ブラックホールがX線で「食べた」300日後に、電波で「げっぷ」した。スウィフトの20年のデータから掘り出した、ペルセウス座銀河団の中心の時間差

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。ペルセウス座銀河団の中心には、NGC 1275という銀河があります。地球から約2億3,000万光年。その中心の超大質量ブラックホールは、強く変動する電波ジェットを吹き出し、銀...
宇宙・天文

中性子星の合体は0.4秒で終わるはずだった。X 線はそのあと10分近く光り続け、生まれたてのマグネターを指していた

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。中性子星どうしがぶつかると、ガンマ線の短い閃光が出ます。長くても2秒。金やプラチナのような重い元素はこういう衝突で作られる、というところまでは、2017年の重力波と光の同時観...
科学・宇宙

銀河中心の「混ざった光」から超新星残骸だけを引き算したら、ブラックホールとの押し合いが見えた

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。天の川銀河の中心は、X線で見ると銀河でいちばん混み合った場所です。太陽の400万倍の質量を持つブラックホールいて座A*(エースター)のまわりに、若く重い星の集団が吹き出す恒星...
科学・宇宙

チャンドラの片隅に眠っていた84個の謎の天体、その正体はまだ分からない

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。NASAのチャンドラX線観測衛星が20年以上かけてためこんだ観測データの中に、誰にも分類されていなかった天体が84個まぎれていた。そんな報告が、2026年9月にNature ...
科学・宇宙

重力波はまだ検出されていないのに、X線の到着時刻のずれが白色矮星連星の軌道の縮みを先に捉えた

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。2つの白色矮星(はくしょくわいせい)が、わずか6分あまりで互いのまわりを回っている。そんな連星のX線をていねいに追いかけたところ、その軌道が毎年少しずつ縮んでいることが、はっ...
科学・宇宙

ブラックホールの「爆風」、銀河を超えて30万光年先まで——威力は想定の100倍だった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。ブラックホールといえば「なんでも吸い込む天体」というイメージが強いですが、実は逆向きの働きもあります。周囲のガスを猛烈な勢いで外へ吹き飛ばす「風」です。この風の影響がどこまで...
科学・宇宙

星が爆発する「最初の閃光」を追い切った——なのに、あるはずのジェットが無かった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。重い星が爆発するとき、いちばん最初に放たれる光があります。星の中心が潰れて生まれた衝撃波が、星の表面を内側から突き破る瞬間の閃光(せんこう)です。長さは数秒から数時間。短すぎ...
宇宙・天文

巨大銀河が星を作らない謎、犯人はブラックホールの「風」か

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。宇宙でいちばん重い部類の銀河には、なぜか星が足りない。本来なら盛んに星を生み出せるだけの材料を持っていておかしくないのに、理論の予想より星の量(星の質量)が少ないのです。「大...
宇宙・天文

銀河中心の巨大ブラックホール近くで「超新星の跡」らしき構造を発見

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。天の川銀河のいちばん奥、巨大なブラックホールが居座る中心部のすぐ近くで、大昔に爆発した星の「残骸」らしき構造が見つかった、という観測が報告されました。NASAのチャンドラX線...