古生物図鑑

古生物学

【デボン紀の生物】シーラカンス – 「絶滅した魚」は、コモロの漁師が毎年釣っていた

名前シーラカンス(coelacanth)。ギリシャ語の「中空の」と「棘」を合わせた化石の属名コエラカントゥス(Coelacanthus)から。ひれの骨が中空になっていることにちなむ。現生種の属名ラティメリア(Latimeria)は、1938...
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【デボン紀の生物】イェーケロプテルス – 「史上最大の節足動物」の全長は、ハサミ1本から計算された

名前イェーケロプテルス(Jaekelopterus)。ジェケロプテルスとも表記される。ドイツの古生物学者オットー・イェーケルの名と、ギリシャ語の「翼」を合わせた名前分類節足動物 鋏角類 ウミサソリ類 プテリゴトゥス科時代デボン紀前期(エムス...
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【デボン紀の生物】ダンクルオステウス – 「全長10メートル」が3〜4メートルに縮んだ理由

名前ダンクルオステウス(Dunkleosteus terrelli)。属名は「ダンクルの骨」。クリーブランド自然史博物館の学芸員デイビッド・ダンクルにちなみ、1956年に付けられた。種小名は1867年に最初の化石を見つけたジェイ・テレルにち...
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【ジュラ紀の生物】ブラキオサウルス – 命名者は陸の動物と書いたのに、半世紀以上湖に沈められた恐竜

名前ブラキオサウルス(Brachiosaurus altithorax)。属名は「腕のトカゲ」で、長い前脚にちなむ。種小名は「深い胸」分類竜盤類・竜脚類・ブラキオサウルス科時代ジュラ紀後期(キンメリッジアン期〜ティトニアン期)。最初の標本は...
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【デボン紀の生物】ティクターリク – 「いるはずの場所」を先に割り出して掘り当てた魚

名前ティクターリク(Tiktaalik roseae)。属名はカナダ北極圏のイヌイットの言葉で「大きな淡水の魚」。ヌナブト準州の長老たちが名づけた。種小名は匿名の寄付者にちなむ分類肉鰭類(にくきるい)・エルピストステゲ類。四足動物にもっとも...
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【シルル紀の生物】クックソニア – 「最初の陸上植物」の名前は、一つの植物を指していない

名前クックソニア(Cooksonia)。1937年にイギリスの植物学者ウィリアム・ヘンリー・ラングが、標本を集めたオーストラリアの植物学者イザベル・クックソンにちなんで名づけた。基準種は C. pertoni分類陸上植物。維管束植物の最初期...
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【デボン紀の生物】プロトタキシーテス – 木でも海藻でもキノコでもなかった、高さ8メートルの柱

名前プロトタキシーテス(Prototaxites)。「最初のイチイ」の意味。1859年に針葉樹と考えて名づけられた。基準種は P. loganii分類所属不明。2001年以降は巨大な菌類とする説が有力だったが、2026年にスコットランド産の...
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【シルル紀の生物】プネウモデスムス – 「最古の空気呼吸動物」かどうかは、地層の年代でまだ揉めている

名前プネウモデスムス(Pneumodesmus newmani)。属名はギリシャ語の「空気・息(pneuma)」に、ヤスデの学名によく使われる語尾「-desmus」を付けたもの。種小名は化石を見つけたマイク・ニューマンにちなむ分類節足動物・...
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【シルル紀の生物】ビルケニア – 記載から25年、図版の中で逆さまだった小さな魚

名前ビルケニア(Birkenia elegans)。属名は化石が出たスコットランドの小川「バーケンヘッド・バーン」にちなむ。種小名はラテン語で「優美な」分類無顎類(顎をもたない魚)・アナスピス類(欠甲類)。ビルケニア科の基準となる属時代シル...
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【シルル紀の生物】バラグワナチア – 進みすぎた姿のせいで、年代を半世紀以上疑われた植物

名前バラグワナチア(Baragwanathia longifolia)。属名はオーストラリア・ビクトリア州地質調査所の所長で、最初の標本を集めたウィリアム・バラグワナスにちなむ。種小名はラテン語で「長い葉の」分類維管束植物・小葉植物(ヒカゲ...
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【シルル紀の生物】グイユー – 最古の硬骨魚の全身は、ヒレにトゲ、腰に鎧の帯をもっていた

名前グイユー(Guiyu oneiros)。属名は中国語の「鬼魚(グイユー)」、種小名はギリシャ語で「夢」の意味。中国名は「夢幻鬼魚」分類脊椎動物・硬骨魚類。記載時は肉鰭類(にくきるい。シーラカンス・肺魚・陸上動物を含む系統)の最初期の一員...
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【白亜紀の生物】パラサウロロフス – トサカの中は管楽器。CTで鳴き声を復元した恐竜

名前パラサウロロフス(Parasaurolophus)。「サウロロフスに近いもの」の意味。サウロロフスは「トサカのあるトカゲ」分類恐竜 鳥脚類 ハドロサウルス科 ランベオサウルス亜科時代白亜紀後期カンパニアン(約7650万〜7350万年前)...
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【デボン紀の生物】プテリゴトゥス – 「翼のある魚」と名づけられた巨大なウミサソリ

名前プテリゴトゥス(Pterygotus)。ギリシャ語で「翼のあるもの」分類節足動物 鋏角類 ウミサソリ類 プテリゴトゥス科時代シルル紀後期〜デボン紀中期(約4億2700万〜3億8300万年前)。代表種 P. anglicus はデボン紀前...
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【シルル紀の生物】クサリサンゴ – 卒業論文の調査で見つかった、日本のシルル紀の最初の証拠

名前クサリサンゴ(学名 Halysites=「鎖のようなもの」。ギリシャ語の halysis「鎖」から)分類刺胞動物門 花虫綱 床板サンゴ類 クサリサンゴ科(絶滅)時代オルドビス紀後期〜シルル紀(約4億5000万年前〜約4億2000万年前)...
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【シルル紀の生物】エンテログナトゥス – 板皮類なのに、私たちと同じ顎の骨をもつ

名前エンテログナトゥス(Entelognathus primordialis)。属名は「完全な顎」、種小名は「原初の」の意味分類脊椎動物・板皮類(ばんぴるい)。「上顎骨をもつ板皮類(maxillate placoderm)」と呼ばれるグルー...
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【シルル紀の生物】エウリプテルス – 数千点の化石の正体は、ほぼすべて抜け殻

名前エウリプテルス(Eurypterus、「幅の広いヒレ」の意。模式種の種小名 remipes は「オールの足」)分類節足動物門 鋏角類 ウミサソリ目 ウミサソリ科時代シルル紀(約4億3200万〜4億1800万年前)。代表的な化石産地は約4...
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【オルドビス紀の生物】ヒトデ – 胴体を失い、頭だけで海底を這う動物

名前ヒトデ(ヒトデ綱 Asteroidea、「星の形をしたもの」の意味)分類棘皮動物門 ヒトデ綱時代オルドビス紀前期(約4億8000万年前)〜現在発見地最古級の化石はモロッコ・アンチアトラス山脈のフェゾアタ層。現在は世界中の海に分布全長腕を...
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【オルドビス紀の生物】筆石 – 岩の文字と呼ばれた動物は、今も海底に生きている

名前筆石(ふでいし)。英名グラプトライトは、ギリシャ語の「書かれた(graptos)」と「石(lithos)」から。岩の面に書かれた文字のように見えることに由来する分類半索動物門 翼鰓綱(よくさいこう) 筆石亜綱時代カンブリア紀前期〜石炭紀...
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【シルル紀の生物】ハチノスサンゴ – ルーペひとつで地球の自転を測った蜂の巣

名前ハチノスサンゴ(学名 Favosites=「蜂の巣のようなもの」。ラテン語の favus「蜂の巣」から)分類刺胞動物門 花虫綱 床板サンゴ類(絶滅)時代オルドビス紀後期〜ペルム紀後期(約4億5000万年前〜約2億6000万年前)。もっと...
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【オルドビス紀の生物】シャミセンガイ – 5億年変わらなかったのは殻の形だけ

名前シャミセンガイ(学名 Lingula=ラテン語で「小さな舌」)分類腕足動物門 舌殻綱 シャミセンガイ科時代シャミセンガイ型の腕足動物はカンブリア紀から現在まで。シャミセンガイ属そのものは白亜紀末〜古第三紀以降発見地世界各地。現生種は日本...
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【ジュラ紀の生物】ステゴサウルス – クルミほどの脳と、腰の空洞が生んだ誤解

名前ステゴサウルス(Stegosaurus、「屋根のトカゲ」の意味)分類鳥盤類 装盾類 剣竜類 ステゴサウルス科時代ジュラ紀後期(約1億5500万〜1億4500万年前)発見地アメリカ西部(コロラド州・ワイオミング州・ユタ州)のモリソン層、ポ...
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【オルドビス紀の生物】サカバンバスピス – 「ひどい復元」の模型は、化石に忠実だった

名前サカバンバスピス(Sacabambaspis)。ボリビアの村サカバンバと、ギリシャ語で「盾」を意味するアスピスを合わせた名分類無顎類 翼甲類(プテラスピス形類) アランダスピス目時代オルドビス紀中期〜後期(約4億7000万〜4億5800...
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【オルドビス紀の生物】カメロケラス – 殻9mの巨体は、別の属のうわさだった

名前カメロケラス(Cameroceras)。ギリシャ語で「部屋のある角」の意味分類軟体動物門 頭足綱 エンドセラス目(内角石目) エンドセラス科時代オルドビス紀(約4億8500万〜4億4400万年前)。とくに後期オルドビス紀に多い発見地アメ...
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【オルドビス紀の生物】カブトガニ – 4億4500万年前の化石が、すでに今の姿だった

名前カブトガニ(英名 horseshoe crab=馬蹄形のカニ。学名の Xiphosura は「剣の尾」の意味)分類節足動物 鋏角類(きょうかくるい) カブトガニ目。カニではなく、クモやサソリに近い時代オルドビス紀(約4億8000万年前)...
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【白亜紀の生物】アンキロサウルス – 最初の復元図にハンマーはなかった

名前アンキロサウルス・マグニヴェントリス(Ankylosaurus magniventris)。「癒合したトカゲ」「大きな腹」の意味分類鳥盤類 装盾類 曲竜類 アンキロサウルス科時代白亜紀末(約6800万〜6600万年前)発見地アメリカ(モ...
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【白亜紀の生物】トリケラトプス – 別の恐竜トロサウルスは、年老いた姿なのか

名前トリケラトプス(Triceratops、「3本の角のある顔」)分類鳥盤類 角竜類 ケラトプス科 カスモサウルス亜科時代白亜紀末(マーストリヒチアン後期、約6800万〜6600万年前)発見地北アメリカ西部(アメリカのモンタナ・ワイオミング...
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【白亜紀の生物】ヴェロキラプトル – 映画のラプトルは別の恐竜だった

名前ヴェロキラプトル(Velociraptor)。「すばやい略奪者」の意味分類獣脚類・ドロマエオサウルス科時代白亜紀後期(約7500万〜7100万年前)発見地モンゴル・ゴビ砂漠、中国・内モンゴル全長約1.5〜2m腰の高さ約50cm体重約15...
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【白亜紀の生物】スピノサウルス – 骨を空襲で失い、いまも姿が定まらない恐竜

名前スピノサウルス(Spinosaurus aegyptiacus)。学名は「エジプトの、トゲのあるトカゲ」の意味分類獣脚類 スピノサウルス科時代白亜紀後期の初め(セノマニアン、約9900万〜9400万年前)発見地エジプト(バハリヤ)、モロ...
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【白亜紀の生物】ティラノサウルス – 三度名付けられ、いちばん新しい名前が残った

名前ティラノサウルス・レックス(Tyrannosaurus rex)。「暴君トカゲの王」の意味分類竜盤類・獣脚類・ティラノサウルス科時代白亜紀末(マーストリヒチアン)、約6800万〜6600万年前発見地北アメリカ西部(モンタナ州、サウスダコ...
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【オルドビス紀の生物】オルソセラス – 名前だけが世界中に広まった頭足類

名前オルソセラス(Orthoceras)。ギリシャ語で「まっすぐな角」の意味分類頭足類 オルソケラス目 オルソケラス科時代中期オルドビス紀(約4億6500万〜4億6000万年前)発見地スウェーデン・エーランド島、エストニアなどバルト海沿岸。...