テクノロジー

世界中で使われるcurl、AIの“ニセ脆弱性報告”に押し流され報奨金制度を廃止

世界中のスマホやテレビ、車、プリンターにまで入っている小さなソフト「curl(カール)」が、長年続けてきたセキュリティの報奨金制度をやめました。きっかけは、AIで量産された“それっぽいだけ”のバグ報告に押し流されてしまったこと。善意で回って...
AI・テクノロジー

「AIは宣伝されたほど儲かっていない」――デロイト調査が示す導入と利益のズレ「AIは宣伝されたほど儲かっていない」――デロイト調査が示す導入と利益のズレ

AIを業務に取り入れたのに、売上や利益にはつながっていない——。そんな企業がいまだに大半を占める、という調査結果をデロイトが公表しました。仕事のやり方は確かに変わりつつある。でも、お金の面ではまだ報われていない。世界中でAIへの投資が膨らむ...
テクノロジー・エネルギー

「確率で計算するコンピューター」が半導体チップに載った——東北大などが世界初の実証

いまのコンピューターは、0か1かをきっちり決めて計算します。ところが、わざと0と1のあいだを行ったり来たり、確率的にゆらがせたほうが速く解ける問題があります。その「ゆらぐ計算」を担う部品を、東北大学と米国国立標準技術研究所(NIST)のチー...
宇宙・天文

地球“最古”の隕石クレーター、ついに年代特定 ―― 西オーストラリアの極小ジルコンが手がかり

地球で見つかっているなかで、いちばん古い隕石クレーターの「正確な年代」が、ようやく絞り込まれました。決め手になったのは、肉眼ではほとんど見えないほど小さなジルコンという鉱物のかけらです。場所は西オーストラリア。ここに刻まれた傷跡が、いまから...
宇宙・天文

同じ星をまわる「超ふわふわ惑星」を2つ発見、密度は綿菓子以下

木星と同じくらいの大きさなのに、密度は綿菓子(わたあめ)より低い——そんな極端にスカスカな巨大惑星が、しかも2つ同時に見つかりました。これまでに見つかった惑星の中でも、最も軽い部類に入る世界です。オックスフォード大学が率いる国際チームが、同...
宇宙・天文

ユークリッド、天の川銀河の中心を史上最大・最詳細に撮影――6000万個超の星

欧州宇宙機関(ESA)の宇宙望遠鏡「ユークリッド」が、天の川銀河のいちばん混み合った中心部を撮影し、可視光ではこれまでで最大・最も詳細な一枚を作り上げました。写り込んだ星の数は6000万個超。撮影にかかった時間は、わずか26時間ほどです。天...
テクノロジー・エネルギー

飛行機の機内に“基地局”がある――上空3万フィートで電波が入る理由

機内モードにし忘れたまま離陸して、ふと画面を見たら電波が立っている。高度3万フィート、雲の上を時速800kmで飛んでいるのに、地上にいるときと同じように通知が届く――。たまにこういうことが起きます。地上の基地局の電波がたまたま届いたわけでは...
テクノロジー・エネルギー

ハエトリグモの目に学んだ3Dカメラ、消費電力は常夜灯より少ない

ハエトリグモは、獲物にぴょんと飛びかかる前に、相手までの距離をきわめて正確に測っています。そのちいさな目のしくみをまねて、消費電力が常夜灯より少ない3Dカメラが作られました。アメリカのノースウェスタン大学が開発した「SpiderCam」です...
医学・健康

一歩ごとに自動調整する脳深部刺激、パーキンソン病の転倒を減らす

歩いている人の脳の信号をその場で読み取り、一歩ごとに刺激の強さを変える——そんな体内の装置を、カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)が作りました。狙うのは、パーキンソン病のなかでもとくに治りにくいとされる「歩きにくさ」の改善です。...
医学・健康

衰えた免疫細胞を「若返らせる」――人で初めての臨床試験が始まる

歳をとると、体を守ってくれる免疫の力はだんだん落ちていきます。風邪が長引きやすくなったり、ワクチンの効きが鈍くなったりするのも、その一部です。その「衰えた免疫細胞」を取り除くのではなく、もう一度若い状態に戻せないか——そんな狙いの治療を、人...
テクノロジー

スナップのARグラス「Specs」、ついに一般販売へ ―― ただし2,195ドルという壁

Snap(スナップ)が、現実の風景にデジタルの映像を重ねて見せるARグラス「Specs(スペックス)」を正式に発表した。10年近く開発を続けてきた、スマートフォンの次を狙う端末で、いよいよ一般向けに売り出される。ただし価格は2,195ドル。...
テクノロジー

220億ドルでRoku買収、フォックスが狙う「テレビのホーム画面」

アメリカのメディア大手フォックスが、テレビ向けのストリーミング機器とソフトで知られるRoku(ロク)を買収すると発表しました。金額はおよそ220億ドル。狙いははっきりしていて、テレビをつけたときに最初に出てくる「ホーム画面」、つまり“どの画...
AI・テクノロジー

「AI時代の仕事はヘルメットと作業靴で」――業界の大物たちが語る意外な雇用論

AIで消える仕事の話というと、まず思い浮かぶのはデスクワークだ。事務、調査、コーディング——画面の前で完結する仕事ほど危ない、というイメージがある。ところが、その流れに真っ向から逆らうような発言が、業界のトップたちから相次いでいる。これから...
AI・テクノロジー

ChatGPTが「際どい話」を始める前に、OpenAIがあなたの年齢を推定する

ChatGPTで成人向けのやり取りが解禁される――その手前で、OpenAIがあなたの年齢を「推定」する仕組みを動かし始めました。生年月日の自己申告に頼るのをやめ、使い方のクセから「この人は18歳未満かどうか」を機械が見分ける、という方式です...
テクノロジー・エネルギー

「ソニーのテレビ」が中国TCL傘下に ―― 新会社BRAVIA, Inc.の中身

ソニーが、テレビブランド「ブラビア(BRAVIA)」を中心とするテレビ事業を、中国のTCLに切り出すことを正式に決めました。新しく作る会社の株式の過半数はTCLが握ります。ソニーといえば長くテレビの代名詞のような存在だっただけに、その看板事...
科学ニュース・論文

リチウム電池の「金属のトゲ」、初めて硬さを測ってわかったこと

スマホやノートパソコン、電気自動車の電池の中では、充電を重ねるうちに金属の小さな針が育っていくことがあります。「デンドライト」と呼ばれるこの針状の結晶は、電池がいきなり劣化したり、最悪の場合は発火したりする原因として、長いあいだ知られてきま...
自作アプリ

マルチモーダルAIアプリ「Tekuteku AI」の紹介

最近、AIチャットがすっかり身近になりました。便利な反面、こうしたサービスの多くはクラウド頼みで、「やりとりした内容がどこかのサーバーに送られている」という前提がついて回ります。それに、使い始めるまでの設定が難しそうで二の足を踏む人も少なく...
宇宙・天文

ぶつからなくても絶滅する? 地球をかすめた巨大天体が大量絶滅を起こした可能性

恐竜を滅ぼしたのは巨大な隕石だった——これはよく知られた話です。でも、地球の歴史で起きてきた「大量絶滅」は、じつはほとんどが原因のはっきりしないまま残っています。火山なのか、気候なのか、海面の変化なのか、決め手に欠けるものが多いのです。そこ...
宇宙・天文

恐竜を絶滅させた隕石が、地下に作った“生命のゆりかご”——想定の4倍、800万年続いていた

恐竜を絶滅させた巨大隕石は、地表をめちゃくちゃにしただけではなかったようです。同じ衝突が地面の下に、生命を育めるかもしれない温かい環境を作り、それが想定の4倍も長く続いていた——そんな研究がまとまりました。隕石といえば「絶滅」のイメージが強...
宇宙・天文

かつて湖だった火星のクレーターで複雑な炭素を発見、過去最大級の確かさ

火星の岩から、これまでで最も確かといえる「有機物(炭素でできた分子)」が見つかりました。NASAの探査車パーシヴィアランスが、かつて湖だったクレーターの泥岩を調べ、複雑な炭素の分子を数百か所で検出した、という研究です。論文は2026年6月2...