ひろゆら

科学・生き物

地磁気を消したら、病気のハエは長生きし、健康なハエは短命になった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。地磁気というと、方位磁針の針を北に向けたり、太陽から飛んでくる粒子をそらしてオーロラを作ったり、渡り鳥やウミガメの道しるべになったり、といった話が思い浮かびます。どれも「体の...
生き物

感染した動物が大胆なのではなく、大胆な動物が感染しやすいだけ——トキソプラズマ研究の落とし穴

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。猫に寄生する小さな生き物が、ネズミの頭の中をいじって猫を怖がらなくさせる。この話は、科学好きなら一度は聞いたことがあると思います。寄生虫の名前はトキソプラズマ・ゴンディ。猫の...
科学・物理

2,600億年に1秒しかずれない時計は、冷やさずに作られた

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。2,600億年動かして、ずれるのは1秒。そんな時計が、シンガポール国立大学の研究チームによって作られました。ルテチウムという金属のイオンを使った光時計で、2026年9月23日...
科学・地球

1日の長さは、地球の中心の綱引きで決まっていた

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。1日は24時間だと思って暮らしていますが、地球の自転はきっちり一定ではありません。数十年の単位で見ると、1日の長さは数ミリ秒のあいだを行ったり来たりしています。1ミリ秒は10...
歴史・考古学

カエサルが書いた「自ら焼いた町」、パリの病院の中庭から焼けた城壁が出てきた

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。パリのノートルダム大聖堂のすぐ隣に、オテル・デュー(Hôtel-Dieu)という病院があります。9世紀に創設されたパリ最古の病院で、いまも救急を受け入れて動いている現役の医療...
生物学

最初のコウモリはどこで生まれたのか、Bat1Kの137人が出した答え

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。夕方の空を飛びまわるコウモリは、哺乳類のなかで唯一、自分の力で空を飛べる動物です。種の数は1,500を超え、哺乳類全体の5分の1以上を占めます。それだけ身近で数も多いのに、「...
考古学

ポーランドの「吸血鬼の墓」に眠る若い女性は、よそ者ではなかったかもしれない

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。2022年、ポーランド北部の村ピェンの外れで、ひとりの若い女性の墓が掘り出されました。首の上には鉄の鎌が、刃をのどに向けて置かれていました。左足の親指には、三角形の鉄の南京錠...
古生物学

【白亜紀の生物】アンキロサウルス – 最初の復元図にハンマーはなかった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。名前アンキロサウルス・マグニヴェントリス(Ankylosaurus magniventris)。「癒合したトカゲ」「大きな腹」の意味分類鳥盤類 装盾類 曲竜類 アンキロサウル...
古生物学

【白亜紀の生物】トリケラトプス – 別の恐竜トロサウルスは、年老いた姿なのか

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。名前トリケラトプス(Triceratops、「3本の角のある顔」)分類鳥盤類 角竜類 ケラトプス科 カスモサウルス亜科時代白亜紀末(マーストリヒチアン後期、約6800万〜66...
古生物学

【白亜紀の生物】ヴェロキラプトル – 映画のラプトルは別の恐竜だった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。名前ヴェロキラプトル(Velociraptor)。「すばやい略奪者」の意味分類獣脚類・ドロマエオサウルス科時代白亜紀後期(約7500万〜7100万年前)発見地モンゴル・ゴビ砂...
古生物学

【白亜紀の生物】スピノサウルス – 骨を空襲で失い、いまも姿が定まらない恐竜

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。名前スピノサウルス(Spinosaurus aegyptiacus)。学名は「エジプトの、トゲのあるトカゲ」の意味分類獣脚類 スピノサウルス科時代白亜紀後期の初め(セノマニア...
古生物学

【白亜紀の生物】ティラノサウルス – 三度名付けられ、いちばん新しい名前が残った

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。名前ティラノサウルス・レックス(Tyrannosaurus rex)。「暴君トカゲの王」の意味分類竜盤類・獣脚類・ティラノサウルス科時代白亜紀末(マーストリヒチアン)、約68...
AI

OpenAIがGPT-6 SolとLunaを公開、API料金は前世代の半額に

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。2026年9月22日(米国時間)、OpenAIが「GPT-6 Sol」と「GPT-6 Luna」の2モデルを公開しました。今月初めに出た最上位モデルGPT-6 Astraの下...
AI

Claude Opus 5.5が登場、Fable 5.1並みの性能をOpus 5より4割安く

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。2026年9月22日(米国時間)、AnthropicがClaudeの新しいモデル「Claude Opus 5.5」を公開しました。同社が「Claude 5.5ファミリー」と呼...
古生物学

【オルドビス紀の生物】オルソセラス – 名前だけが世界中に広まった頭足類

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。名前オルソセラス(Orthoceras)。ギリシャ語で「まっすぐな角」の意味分類頭足類 オルソケラス目 オルソケラス科時代中期オルドビス紀(約4億6500万〜4億6000万年...
テクノロジー・社会

バックアップはあったのに戻らないものがある――英国病院のデータ上書き事故

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。データが消えても、バックアップがあれば戻せる。これはだいたい正しいのですが、「だいたい」の外側にあるものが今回の話です。英国のノッティンガム大学病院NHSトラスト(NUH)で...
生物

自動撮影カメラが8年かけて記録した、チンパンジーの「教育」

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。チンパンジーは枝を使ってアリを釣り、石の上で木の実を割ります。道具を使う動物として、これほど多彩なレパートリーを持つ種は人間以外にいません。ところが、その技をどうやって身につ...
生命の起源

生命が始まるのにちょうどよかったのは43.3億年前——天体衝突が止まる前に舞台はできていた

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。地球に生命が生まれたのはいつか。この問いへの答えは、これまで「38億年前から45億年前のどこか」という、7億年もの幅を持ったものでした。地球ができてから最初の数億年間の岩石は...
科学・宇宙

隕石の中身は「油田」だった——2個の石から15万種類を超える有機分子式

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。隕石にはアミノ酸が入っている。この話は昔から知られていて、「生命の材料は宇宙から運ばれてきたのかもしれない」という文脈でよく登場します。ところが、隕石の中身を「有名な分子だけ...
科学・宇宙

恒星間天体3I/ATLASの水はなぜ重いのか、理研の計算が出した答えは「重元素の少なさ」だった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。2025年7月に見つかった恒星間天体 3I/ATLAS は、太陽系の外で生まれ、たまたま通りかかった天体です。近づいてきた数か月のあいだに、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡をは...
科学・地球

半世紀で消えた11兆トンの氷、その8割は「融けた」のではなかった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。グリーンランドと南極。地球に残る二つの大きな氷床が、1970年代から2023年までのあいだにどれだけ減ったのか。その半世紀ぶんを、衛星の記録をつなぎ合わせてひとつの数字にまと...
科学・生き物

63℃で細胞分裂するアメーバ、核を持つ生き物の耐熱記録を60℃から塗り替える

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。アメリカ・カリフォルニア州のラッセン火山国立公園を流れる熱い小川から、63℃で細胞分裂をする新しいアメーバが見つかりました。名前は Incendiamoeba cascade...
歴史・考古

石の机が並ぶ教室、ミエザで見つかった「アリストテレスの学校」

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。紀元前343年ごろ、マケドニア王フィリッポス2世は、13歳になった息子アレクサンドロスの家庭教師として哲学者アリストテレスを招きました。授業の場所は首都ペラではなく、そこから...
歴史・考古

世界最古の平和条約に、逃げてきた人の扱いを定めた一文が見つかった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。9月21日は国連の「国際平和デー」です。その日に合わせて、トルコの文化観光相メフメト・ヌリ・エルソイ氏がSNSで一つの発見を発表しました。ヒッタイトの都ハットゥシャの遺跡から...
科学・宇宙

約64光年先の巨大惑星から届いた電波が、系外惑星の磁場を初めて明かした

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。太陽系の外にある惑星、系外惑星は、これまでに何千個も見つかっています。ただ、そのほとんどは惑星そのものを見たわけではありません。恒星の前を惑星が横切ってわずかに暗くなる瞬間や...
科学・人類

人類の脳を大きくした燃料は肉だけではなかった――火を使う前の400万年を支えた果物と蜂蜜

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。人類の脳は、およそ400万年のあいだに5倍ほどの大きさになりました。この急成長を支えた食べ物といえば、教科書でもドキュメンタリーでも「肉」がまず出てきます。狩りを覚え、動物の...
古生物学

【オルドビス紀の生物】オウムガイ – 深海に追い込まれた、新しい古生物

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。名前オウムガイ(学名 Nautilus。ギリシャ語で「船乗り」の意味)分類軟体動物 頭足類 オウムガイ目 オウムガイ科時代現生。オウムガイ目は約4億年前(デボン紀)から続く。...
歴史

ヘンリー8世の命令を執行した廷臣が、燃やすはずの本を書棚に隠していた

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。イングランド南部ブライトンの公文書館に、羊皮紙の紙片が6枚眠っていました。100年近く「あるのは分かっているのに見つからない」状態だったこの6枚が、大西洋を渡った先のイェール...
科学・宇宙

カメラのシャッターを2倍速くしたら、太陽の波が4倍見つかった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。太陽の表面温度はおよそ6000度です。ところが、その外側に広がる薄い大気「コロナ」は100万度を超えます。熱源から離れるほど熱くなるという、ふつうに考えれば逆の状態が、太陽で...
地球科学

地球の重心は、思っていたほど揺れていなかった

この記事には広告(Amazon アソシエイトのリンク)を含みます。地球の重心はどこにあるか。答えは「真ん中」で終わりそうな問いですが、測地学(ちそくがく/地球の形や位置を精密に測る学問)の世界では、この点が1年のうちに数ミリ動くことが知られ...