中国

科学・宇宙

中国が月の地質図を全面改訂——「書き換えられた」のは歴史だけではない

2026年8月6日、中国地質科学院地質研究所(IGCAGS)を中心とするチームが、縮尺1:500万の「月球地質図」を完成させたと発表しました。横約280センチ、縦約120センチの大判で、月の南極・北極の拡大図付き。13,519個の衝突クレー...
社会・インフラ

崖を3時間登る通学路はこうして消えた——雲南の峡谷に立つ288mの「空の通学バス」

中国・雲南省の山奥に、崖に張り付くように立つ高さ288メートルのエレベーターが開通しました。名前は「扶揺梯(ふようてい)」。2026年7月31日から本格的に動き始めたこの設備、現地では「空の通学バス」と呼ばれています。288メートルというと...
古生物学

鳥の骨しか出ない化石産地から、ただ一体の恐竜が出た

中国北西部、甘粛省の乾いた大地に、白亜紀前期の湖の底がそのまま残っている場所があります。昌馬(しょうま)盆地。ここからは、これまでに100体を超える鳥の化石が掘り出されてきました。羽毛や皮膚、かぎ爪の鞘まで残った、保存状態のいいものばかりで...
科学・生物

ダーウィンが150年前に疑った植物、本当に虫を食べていた

「この植物も虫を食べているのではないか」——1875年、ダーウィンは著書『食虫植物』のなかで、ユキノシタ属の2種についてそう書き残しました。茎のべたつく毛に、小さな虫がびっしりくっついているのを見たからです。ただ、捕まえた虫を消化して、その...
考古学

4000年前の巨大城郭都市・石峁——生贄にされたのは、ほぼ男性だった

中国にある約4000年前の巨大な城郭都市・石峁(シーマオ)。その東門のそばで見つかった、生贄とみられる人骨のおよそ9割が男性だった——古代DNAを調べたところ、これまでの見方をひっくり返す結果が出ました。生贄というと女性が多いと考えられてき...
テクノロジー

「世界初」の家庭用コンパニオン・ヒューマノイド——中国Ubtechが量産型「U1」を発売

「世界初のフルサイズ量産型コンパニオン・ヒューマノイド」——中国のロボットメーカーUbtech(優必選)が、そんな触れ込みの人型ロボット「UWorld U1」シリーズを発売しました。工場で働くロボットでも、展示場で客寄せをするロボットでもな...
科学・宇宙

中国の長征10B、初飛行で1段目の回収に成功

ロケットの1段目を、洋上に浮かべた船のネットで受け止めて回収する——2026年7月10日、中国がそれを本当にやってのけました。しかも、その機体にとって最初の飛行での話です。着陸脚を伸ばして降りてくるスペースXの映像に見慣れた目には、かなり異...
宇宙・天文

中国の天問2号、地球の“準衛星”カモオアレワに到達――10億kmの旅の末に

中国の探査機・天問2号(てんもん2ごう)が、地球の“準衛星(じゅんえいせい)”と呼ばれる小さな小惑星にたどり着きました。約10億km、400日をかけた旅の末に、目標天体の20kmほど手前まで近づいたのです。準衛星と呼ばれるタイプの天体に探査...
AI・テクノロジー

中国・美団、国産チップだけで学習した1.6兆パラメータAI「LongCat-2.0」を無料公開

中国のフードデリバリー大手・美団(メイトゥアン)が2026年6月30日、輸入した高性能GPUを一切使わず、国産の半導体だけで学習させたという巨大なAIモデルを無料公開しました。名前は「LongCat-2.0(ロングキャット2.0)」。パラメ...
宇宙・天文

中国の宇宙往還機、軌道で「謎の物体」を放出か

中国の宇宙往還機が、軌道上でなにかを切り離した――。そんな観測が、宇宙を見張る民間企業から報告されました。放たれた物体が何なのかは、いまのところ分かっていません。淡々とした観測報告ですが、相手が「中身を一切公表しない」謎多き機体だけに、いろ...
科学ニュース・論文

密度の限界を突破した「人工太陽」——理論の予言を実験で初確認

中国の核融合実験装置「EAST(イースト)」が、長いあいだ「ここから先は無理」とされてきた密度の壁を越えて、プラズマを安定して保つことに成功しました。しかもその越え方は、ある理論が前もって「越えられる領域があるはずだ」と予言していたとおりの...